メッセージ - 一時期低くされても(エステル9:20-10:3)

一時期低くされても(エステル9:20-10:3)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » エステル記
執筆 : 
pastor 2013-5-4 2:46

礼拝説教メッセージ音声(音声のみ)
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以下AIによるメッセージ概要

【概要】

本日はエステル9章20節から10章3節および1ペテロ5章6節〜11節の御言葉を通して、神の救いの計画と、謙遜・信仰・忍耐の大切さについて学び、日々の生活にあらわれる御業を振り返ります。

【聖書箇所】

・エステル9:20-10:3

・1ペテロ5:6-11

【慰めの言葉】

苦難や敵の陰謀の中でも、神は決してあなたを見捨てず、必ず良い時に高く引き上げ、平和と喜びへと導いてくださいます。

【励ましの言葉】

恐れや不安が襲ってくる時、イエス・キリストの御名にあって、あなたは必ず信仰による勝利と慰めを得ることができます。神の恵みは絶えることがありません。

【戒めの言葉】

高ぶる者に敵対し、謙遜をもって生きることが求められています。どんな状況でも自己中心的な態度を改め、神の御心に従う生活を心がけましょう。

【勧めの言葉】

日々の暮らしの中で、聖書の御言葉・エステル記と1ペテロの教えに立ち返り、互いに支え合いながら信仰を実践し、平和と和解の証となるよう努めましょう。

【悔い改めの促しの言葉】

過去に傲慢や自己中心的な行いによって御心から逸れてしまったことがあれば、今一度心を改め、神に立ち帰って悔い改めることこそが新たな祝福への第一歩です。

【***詳細***】

本日の説教は、エステル記の9章20節から10章3節までの御言葉と、1ペテロ5章6節〜11節の御言葉を中心に、神の御計画、イスラエルの民が受けた大いなる祝福、そして私たち一人ひとりに求められる謙遜と信仰についてのお話です。

冒頭、エステル記では、モルデカイがアハシュエル王の国内全域にわたって、ユダヤ人に向けた書簡を送る様子が記されています。「アハシュエル王のすべての州の近いところや遠いところにいるユダヤ人全部に手紙を送った」と記され、ユダヤ人にはアダル月の14日と15日が、かつて敵に虐げられていた悲しみの日が、今日では喜びと祝宴の日に変えられたことが告げられています。ここでモルデカイは、ユダヤ人がすでにその日を守り始めた事実と、かつて迫害の道具となった者ハマンへの報いが、神の御計画のもとにあることを強調します。「ユダヤ人を滅ぼそうと企んだ者の企みが、王の耳に入り、その悪い計略をその頭上に返す結果となった」という出来事は、単なる偶然ではなく、神が正義をもって働かれた証と捉えることができます。

 

このエステル記の記述は、当時のユダヤ人にとって絶大な慰めであり、また新たな希望の光でもありました。書簡により、彼らは毎年この祭日の慶びを忘れることなく、家族や親しい者たちと互いにご馳走を送り合い、貧しい者へも惜しみない贈り物がなされるように定められたのです。モルデカイは、「これを廃止してはならないと定め」と強く謳い、これが子孫に渡り絶えないようにする意志を表明しました。

 

さらに、説教は歴史的出来事だけに留まらず、現代に生きる私たちへの霊的なメッセージへと話は展開します。聖書の中で語られる、ハマンの悪計が逆に彼自身やその子どもたちに返された事実は、世における善と悪、正義と不正の戦いの中で、神が決して義人を見捨てないことの証です。実際、歴史上のユダヤ人が迫害や絶望の中からいかにして這い上がり、神の御加護を受けて幸運をつかんできたかを、私たちは今日の生活の中にも当てはめながら考えるべきです。

 

現代においても、私たちの周囲には常に「サタン」という名の霊的な敵が存在しています。説教では、これを「日々、日が攻め立てる敵」と例え、私たちはキリストにあって、恐れや不安という死に至る闇に対して、光と命に変える力を持っていると強調されました。具体的には、「恐れや恐怖といった死にかかわる勢力は、イエス・キリストの名前によって打ち消すことができ、結果として平安と休みが与えられる」と説かれています。私たちが心からイエスにあって信仰を保ち続けるならば、たとえどんな激しい敵対勢力が襲いかかっても、必ずや神の保護と導きを受けることができるのです。

 

また、説教は人間関係の中での妬みや争い、兄弟姉妹間での憎しみについても触れています。これらの悪しき感情は、まさに悪魔にとっての攻撃材料であり、私たちが内面で抱えるすべての否定的な感情は、霊的な平安を乱す要因となります。だからこそ、キリストにあってそれらを打ち消し、自己の自我や誇りを十字架に釘付けにすることこそが、神の国において高められるための最も確かな道であると教えています。

 

続いて、説教は1ペテロの御言葉に移ります。1ペテロ5:6-11では、「若い人たちは長老たちに従い、皆互いに謙遜を身につけなさい。神は高ぶるものに敵対し、へりくだるものに恵みを与えられる」と書かれており、ここからは謙遜と信仰の実践がいかに重要かが説かれています。説教者は、こうした御言葉を通して、常に「神の力強い見ての下にへりくだる」ことの大切さと、敵である悪魔が獅子のように獲物を狙っている現実を強調します。私たちは、霊的な目を覚まし、信仰に立ち続けることによって、悪魔の策略に決して屈してはならないという、戒めと励ましの両面のメッセージが込められています。

 

説教はその後、歴史上の偉人、例えばヨセフやモルデカイの例を引き合いに出し、低いところから神に守られ、ひたむきな誠実さゆえに高い地位へと導かれたその姿勢を紹介します。ヨセフが奴隷売られ、牢獄に送られた後に、神の計らいにより王の右にまで上り詰めたこと、そしてモルデカイが最初はささやかな役職であったにもかかわらず、最終的にはアハシュエル王の次に位するに至ったことは、どんなに苦しい状況の中でも真摯な信仰と正直な行いが報われることを、私たちに示しています。

 

ここで注意すべきは、世間の常識や、短絡的な手段に頼るのではなく、純粋な信仰と謙遜、そして神の御言葉に従う生活が、最終的に神様の大いなる祝福と平安へと導くという確信です。説教者は現代のユダヤ人がプリム祭を祝う様子にも触れ、その伝統が家族や地域、さらには異文化間の交流を通して生き続けていることに感嘆を示しています。一方で、同じ祭りの日に大人たちが過度に飲酒にふける現状もあり、このような習慣が本来の霊的な意味や感謝の念をかすめる危険性についても戒めがなされています。

 

更に説教は、日常生活における人間関係の葛藤や、不和が生じた際の和解の大切さについても触れています。過去に己の誤りを謝ることなく放置していた結果、関係に亀裂が生じた事例を紹介し、誠心誠意謝罪し、改めることで和解へと向かったエピソードは、私たち一人ひとりにとって大きな励ましであり、また悔い改めの動機となるべきものです。

 

最後に、説教は私たちが今日この場所において学んだエステル記や1ペテロの教えを、霊的なアブラハムの子孫としての責務と受け止め、全世界に福音の良い知らせを伝える使者となるよう呼びかけています。イエス・キリストがご自分を無にして人々に仕え、十字架の死に忍び従った後、天に高く引き上げられたことは、私たちにとっても大いなる希望であり、模範です。どんなに一時的に挫折や苦難の中にあっても、神の御計画の中では必ず「ちょうど良い時」に引き上げられると信じ、それに向かって謙遜と誠実をもって歩むことが大切です。

この説教を通して、私たちが学ぶべき点は、神が歴史・人の運命に働きかけ、あらゆる状況の中で救いと平安をもたらしてくださるという確かな御約束、そして私たち自身が日々の生活の中で謙遜に、真摯な信仰によってその祝福に応えるべきだということです。

 

改めて、エステル記にあるように、絶望の中にあっても神は救いの日、喜びの日を準備され、また1ペテロの御言葉は、私たちに常に「へりくだること」を求め、悪魔や世の迷いを退けるための忠告として語られています。今日の説教が、あなた自身の心に光をともすとともに、日常生活の中で勇気と決意を新たにする契機となることを、心から祈っております。

【結論】

エステル記と1ペテロの御言葉は、神の救いの計らいと、私たちに求められる謙遜な生き方、信仰の堅持を教えています。暗い時にあっても神は必ず光を差し、苦難の後に喜びと平安をもたらしてくださいます。私たちは、イエス・キリストにあって真摯な信仰を持ち、謙遜な心で日々を歩むことにより、いずれ神の大いなる祝福に導かれることでしょう。

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