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メッセージ - シバの女王の来訪(1列王記10:1-13)

シバの女王の来訪(1列王記10:1-13)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1列王記
執筆 : 
pastor 2016-2-1 21:31

シバの女王の来訪(1列王記10:1-13)
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メッセージ音声

『シバの女王は主(エホバ)の名にかかわるソロモンの名声を聞いたので、難問をもってソロモンを試みようとたずねてきた。』(1列王記10:1)
ここの記事は新約でもイエス様から言及されており、また、様々な芸術でも取り上げられている有名な出来事である。
彼女はソロモンの名声を聞くに及び、試みる(ナーサー:テストする、試す)ために、遠路はるばる来たが、ソロモンに与えられた知恵や富、その栄華の様は、彼女の想像をはるかに超えたものだった。

『彼女は多くの従者を連れ、香料と、たくさんの金と宝石とをらくだに負わせてエルサレムにきた。彼女はソロモンのもとにきて、その心にあることをことごとく彼に告げたが、ソロモンはそのすべての問に答えた。王が知らないで彼女に説明のできないことは一つもなかった。
シバの女王はソロモンのもろもろの知恵と、ソロモンが建てた宮殿、その食卓の食物と、列座の家来たちと、その侍臣たちの伺候ぶり、彼らの服装と、彼の給仕たち、および彼が主の宮でささげる燔祭を見て、全く気を奪われてしまった。』(1列王記10:2-5)
彼女は、何に「全く気を奪われてしまった」か。
ソロモンの知恵と、彼の宮殿、および、彼に仕える家来や侍臣たちの服装や立ち居振る舞いに至るまで、そして、礼拝の捧げものに対して、である。
私達もソロモンのように知恵が与えられ、そして、教会においても、礼拝においても、家においても、また、養っている息子娘の、服装や言葉遣い、立ち居振る舞いにおいても、そして、私達が礼拝するその礼拝においても、主の栄光を豊かにあらわし、証できるようになるために、祈るべきである。

『彼女は王に言った、「わたしが国であなたの事と、あなたの知恵について聞いたことは真実でありました。しかしわたしがきて、目に見るまでは、その言葉を信じませんでしたが、今見るとその半分もわたしは知らされていなかったのです。あなたの知恵と繁栄はわたしが聞いたうわさにまさっています。
あなたの奥方たちはさいわいです。常にあなたの前に立って、あなたの知恵を聞く家来たちはさいわいです。あなたの神、主はほむべきかな。主はあなたを喜び、あなたをイスラエルの位にのぼらせられました。主は永久にイスラエルを愛せられるゆえ、あなたを王として公道と正義とを行わせられるのです」。』(1列王記10:6-9)
彼女は、ソロモンの有様を通して、そして、その国イスラエルの有様を見て、「あなたの神、主はほむべきかな」と、主の御名を褒め称えるに至った。
まことに、主に祝福された人は、その祝福された様を通して、主を知らない人が、主に立ち返るのだ。
「もろもろの国は、あなたの光に来、もろもろの王は、のぼるあなたの輝きに来る。」(イザヤ60:3) と記されている通りである。

クリスチャン、と言うと、貧相だけれどなんだか頑張っている、と考える人がいるかもしれない。
病だけれど、貧しいけれど、これだけ私達は頑張っています、といった所に、私達はずっと留まるべきではなく、むしろ神の子である神の民は、もっと健やかに、もっと栄え、富んだ者にされて然るべきである。
確かに自分自身の罪深さや、弱さ、不完全さを見るに、そんな大それた願いを求めるには相応しくない、と思えるかもしれない。
しかし主は言っている。
わたしが贖い主、すなわち、あなたの貧しさを覆い、罪の借金を買い戻す者である、わたしの所に来なさい、と。

『あなたの神、主であるわたしが、あなたの右の手を堅く握り、「恐れるな。わたしがあなたを助ける。」と言っているのだから。恐れるな。虫けらのヤコブ、イスラエルの人々。わたしはあなたを助ける。――主の御告げ。――あなたを贖う者はイスラエルの聖なる者。』(イザヤ41:13-14)
『だが、今、ヤコブよ。あなたを造り出した方、主はこう仰せられる。イスラエルよ。あなたを形造った方、主はこう仰せられる。「恐れるな。わたしがあなたを贖ったのだ。わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのもの。』(イザヤ43:1)
主がそのように言われているからには、私達もルツのように主のご好意にあずかって、大胆に御前に進み出るべきである。
それこそ主の目に「真実な行動」なのだ。(ルツ記3:10)

『ソロモン王はその豊かなのにしたがってシバの女王に贈り物をしたほかに、彼女の望みにまかせて、すべてその求める物を贈った。そして彼女はその家来たちと共に自分の国へ帰っていった。』(1列王記10:13)
こうして彼女は、イスラエルから多くのおみやげを持って帰って行ったが、彼女が持ち帰った何より素晴らしいものは、主の栄光である。

主の御言葉を信じず、主が為された奇跡を見ても信じなかった人々に対し、主は彼女を引き合いに出して次のように言っている。
『南の女王が、今の時代の人々と共にさばきの場に立って、彼らを罪に定めるであろう。なぜなら、彼女はソロモンの知恵を聞くために地の果から、はるばるきたからである。しかし見よ、ソロモンにまさる者がここにいる。』(マタイ12:42)
そう、彼女は、ソロモンを富ませ栄光を与えて下さった「主を信じた」のだ。

彼女は、ソロモンの富と栄光を見て、彼と彼に仕える人達は幸いだ、と言ったが、後から見ると、幸いなのは彼女のほうである。
なぜならソロモンのこの後は、浪費の人生となり、しまいに彼は「むなしい」が口癖のようになってしまったのに引き換え、彼女は、御言葉を聞いても信じない人を「さばく側」になっているからだ。

新約でソロモンについて言及されているのは、この箇所と、もう一つ、「栄華をきわめた時のソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。」という箇所である。(マタイ6:29、ルカ12:27)
結局大事なのは、あすは炉に投げ入れられる野の草でさえ、ソロモンよりも美しく装わせて下さる主であり、ソロモンよりもさらに優れた御方、主イエス様を信じる事である。
ソロモンのように、世的な富を追求するあまり、主を忘れてしまうとするなら、本末転倒も甚だしいのである。

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