メッセージ - 圧倒的聖、圧倒的力をもって現れた主(黙示録1:9-16)

圧倒的聖、圧倒的力をもって現れた主(黙示録1:9-16)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(新約) » 黙示録(2回目)
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pastor 2016-3-21 16:46

圧倒的聖、圧倒的力をもって現れた主(黙示録1:9-16)
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『あなたがたの兄弟であり、共にイエスの苦難と御国(バシレイア)と忍耐とにあずかっている、わたしヨハネは、神の言とイエスのあかしとのゆえに、パトモスという島にいた。』(黙示録1:9)
ヨハネは、彼自身がこの手紙の著者である事をあかしし、そして自分を「あなたがたの兄弟であり、共にイエスの苦難と御国と忍耐とにあずかっている、わたしヨハネ」と自らを紹介している。
ヨハネは言う。
自分も、あなた方と同じ、主にある兄弟であり、あなた方と同じように、イエスの「苦難」と「御国」と「忍耐」とに、一緒にあずかっている者だ、と。

確かに、キリストにあって真実に生きようとする人は、「苦難」に遭ったり「忍耐」しなくてはならない事があるが、しかしそれらは、キリストの「御国(バシレイア:支配領域)の範囲内であり、キリストにあっての苦難や忍耐は、決して失望に終わる事が無い。
『わたしたちは、さらに彼により、いま立っているこの恵みに信仰によって導き入れられ、そして、神の栄光にあずかる希望をもって喜んでいる。それだけではなく、患難をも喜んでいる。なぜなら、患難は忍耐を生み出し、忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出すことを、知っているからである。そして、希望は失望に終ることはない。なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである。』(ローマ5:2-5)

ヨハネ自身もまた、「神の言とイエスのあかしとのゆえに、パトモスという島にいた。」
パトモス島は流刑の島である。
今いまし、昔いまし、やがてきたるべき全能なる神は、愛するその聖徒を、流刑地に行かないよう守る事も、脱出させる事も、簡単にお出来になる。
しかし神が、御使をヨハネへと遣わしたのは、彼を流刑地から出して自由にするためではなく、彼を、主との親密な交わりの内に導き入れ、すぐにも起るべき事を啓示するためであり、そして、同じ苦しみにある兄弟姉妹たちに、この慰めと励ましと勧めと訓戒に満ちた手紙を、書かせるためであろう。

ヨハネのように、主にあるしもべであるなら、神の御言葉と、イエスのあかしとの故に、望ましくない所へと連れて行かれる事は、確かにある。
「時」が近ければ近いほど、そうである。
しかし、起きるべき物事の全てにおいて、そして、聖徒達がたどる道々の行く先々において、全能の神のバシレイアは行き届いており、どんな所においても、主と親密に交わりをし、主から啓示をいただき、主にある兄弟姉妹たちを励ましたり示しを与えたりする事も可能である事を示すために、主は敢えて、ヨハネをパトモスに置いたのではなかろうか。

『ところが、わたしは、主の日に御霊に感じた。そして、わたしのうしろの方で、ラッパ(サルピンクス:ラッパ,信号や命令を伝える為に鋭い音で鳴らすもの)のような大きな声がするのを聞いた。』(黙示録1:10)
ここで言う「主の日」は、いわゆる日曜日の事である。
主は主日に現れ、栄光を表される。
主の日に、人が主に礼拝する心をもって主に向かうなら、そこがパトモスであっても、バビロンであっても、牢屋であっても、そこは主の栄光と臨在が現れる場所となり、主の啓示を得る場所となる。

主は、流刑の島にいるヨハネの所に、その偉大な権威と御力と栄光をもって現れた。
『その声はこう言った、「あなたが見ていることを書きものにして、それをエペソ、スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、ヒラデルヒヤ、ラオデキヤにある七つの教会に送りなさい」。』(黙示録1:11)
このラッパのような大きな声の主は、「初めであり、終りであり、また、一度死んだが、永遠に生きている者」、すなわち、イエス・キリストである。

『そこでわたしは、わたしに呼びかけたその声を見ようとしてふりむいた。ふりむくと、七つの金の燭台が目についた。それらの燭台の間に、足までたれた上着を着、胸に金の帯をしめている人の子のような者がいた。そのかしらと髪の毛とは、雪のように白い羊毛に似て真白であり、目は燃える炎のようであった。』(黙示録1:12)
ヨハネが先ず見えたものは、七つの金の「燭台(ルキニーア:ランプを置くための台)」であった。
この燭台は、主ご自身があとで解き明かすが、教会をあらわしている。

その頭と髪の毛は、雪のような白い羊毛に似ており、燃える炎のような目があった。
このようなお方は、ダニエル書にも出て来た。
『わたしが見ていると、もろもろのみ座が設けられて、日の老いたる者が座しておられた。その衣は雪のように白く、頭の毛は混じりもののない羊の毛のようであった。そのみ座は火の炎であり、その車輪は燃える火であった。彼の前から、ひと筋の火の流れが出てきた。彼に仕える者は千々、彼の前にはべる者は万々、審判を行う者はその席に着き、かずかずの書き物が開かれた。』(ダニエル7:9-10)

一切のしみも汚れも無い、圧倒的に清く聖なるお方の、その燃える炎のような眼差しで、見られるとするなら、いかにダニエルであれ、使徒ヨハネであれ、甚だ恐れおののくものである。
この、誰も近寄れない、圧倒的聖なるご性質が、イエス様の本性である。
私達は主イエス様を、優しく、親しみやすいお方であるという印象を、福音書から受けるかもしれない。
福音書における主は、罪人や取税人、遊女、子供たちが、安心して近寄って来られる雰囲気があった。

またローマ兵は、イエス様にむちを打ち、つばきをかけ、あざけりつつ十字架につけたが、それでも主は罵り返したり、おどしたりする事をせず、死に至るまでも従順に従われたが、実は、圧倒的に力強く、聖なるお方である。
事実、ローマ兵は、イエス様の復活の朝、御使いを見ただけで震えおののき、死人のようになった。
その御使いの軍団にさえ号令をかけ、従わせるのが、同じイエス様なのだ。

『その足は、炉で精錬されて光り輝くしんちゅうのようであり、声は大水のとどろきのようであった。その右手に七つの星を持ち、口からは、鋭いもろ刃のつるぎがつき出ており、顔は、強く照り輝く太陽のようであった。』(黙示録1:15-16)
かつて、罪深い女がイエス様の足元に伏し、涙でイエス様の足を濡らして髪の毛で拭い、何度も口づけしながら香油を塗ったが、その御足は、今や光り輝くしんちゅうのような有様であった。
その声は、大水のとどろきのよう、そして口からは鋭い両刃の剣が出ていた。
かつて、主は、かの罪深い女を、その言葉によって赦し、解放した。
しかし、この度のイエス様は、ヨハネがかつて3年半の間寝食を共にした、あの人間イエス様とは、かけ離れた存在として現れている。

主が再び来られる時、このような、圧倒的に強く、聖なる光に輝いたお方として来られるが、主を愛し慕っている主にある兄弟姉妹たちは、恐れる事は無い。
主は、倒れて死人のようになった、私達と同じ兄弟・ヨハネに対し、「恐れるな」と言って、手を置いてくださった。

主が再び来られるのは、再び十字架にかかられて罪に歩む人を赦すために来られるのではなく、主を待ち望んでいる人々を救い、正当なさばきを行われるためである。
今はまだ、恵みの時、救いの時である。
救いの門は開かれており、主の憐れみ、主の赦しを求めて来る聖徒を受け入れて下さる。

しかし、やがてその恵みの期間が、閉じられる時が来る。
ちょうどノアの時代、方舟の扉が開かれていているうちは、改まった時代へと生きながらえるチャンスが与えられてはいても、一旦、方舟の扉が主によって閉じられてしまえば、もはや、救いと滅びは明確に二分化してしまったように。

私達は「時が近い」事をおぼえつつ、この、救いの門が開かれている内に、人々に福音を伝えるべきであり、そして、救われたのであるなら、この書に記されている事に心を留め、「時」に備えて整えるべきである。

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