メッセージ - 世の終わりに望む私達が目を向けるべき所:シオン - エレミヤ書の9つのGolden Key 1/9(エレミヤ25:8-14)
世の終わりに望む私達が目を向けるべき所:シオン - エレミヤ書の9つのGolden Key 1/9(エレミヤ25:8-14)
- カテゴリ :
- 礼拝メッセージ説教音声配信 » 定期祈祷会メッセージ
- 執筆 :
- pastor 2018-6-25 8:02
世の終わりに望む私達が目を向けるべき所:シオン - エレミヤ書の9つのGolden Key 1/9(エレミヤ25:8-14)
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エレミヤはバビロン捕囚の直前から主から預言者として召され、その激動の時代の最っただ中を見聞きし、活躍した預言者である。
エレミヤ書はこの週末の時代を読み解く上で非常に重要な書であるが、このエレミヤ書を読み解く上で重要な節が、9つある。
今回はその1つ目を見ていきたい。
25:8 それゆえ万軍の主はこう仰せられる、あなたがたがわたしの言葉に聞き従わないゆえ、
25:9 見よ、わたしは北の方のすべての種族と、わたしのしもべであるバビロンの王ネブカデレザルを呼び寄せて、この地とその民と、そのまわりの国々を攻め滅ぼさせ、これを忌みきらわれるものとし、人の笑いものとし、永遠のはずかしめとすると、主は言われる。
25:10 またわたしは喜びの声、楽しみの声、花婿の声、花嫁の声、ひきうすの音、ともしびの光を彼らの中に絶えさせる。
25:11 この地はみな滅ぼされて荒れ地となる。そしてその国々は七十年の間バビロンの王に仕える。
25:12 主は言われる、七十年の終った後に、わたしはバビロンの王と、その民と、カルデヤびとの地を、その罪のために罰し、永遠の荒れ地とする。
25:13 わたしはあの地について、わたしが語ったすべての言葉をその上に臨ませる。これはエレミヤが、万国のことについて預言したものであって、みなこの書にしるされている。
25:14 多くの国々と偉大な王たちとは、彼らをさえ奴隷として仕えさせる。わたしは彼らの行いと、その手のわざに従って報いる」。
エレミヤの時代、イスラエルは不信仰ゆえにバビロンの王ネブカデネザルに攻め滅ぼされ、その地は荒廃したが、主は70年という時を定められた。
70年の終わった後、主はイスラエルを攻め滅ぼした国をさばき、イスラエルを顧みてその土地に帰してくださった。
今年、イスラエル建国70年周年の今、終わりの時代に直面している私達が指針とすべき所を、エレミヤ書から学びたい。
エレミヤ書は、預言者エレミヤの召命から始まるが、はじめに彼に見せられた幻は、アーモンドשָׁקֵ֖דシャケードの枝だった。
1:11 主の言葉がまたわたしに臨んで言う、「エレミヤよ、あなたは何を見るか」。わたしは答えた、「あめんどう(アーモンド:シャケード)の枝を見ます」。
1:12 主はわたしに言われた、「あなたの見たとおりだ。わたしは自分の言葉を行おうとして見張っている(シャケァド)のだ」。
イスラエルにあるアーモンドは、全ての木々が寝静まっている真冬に、真っ先に花咲いて新芽が出てくる。
伝道書にも出てくるし、民数記においてはアロンの杖、すなわち、木としては死んだはずの杖から、芽が出て、花が咲き、実を結んだ木であり、イスラエル民族のヒストリーを象徴する木である。
主は、主の言葉が実行される事を、あのエレミヤの時代のみならず、現代もずっと見張って(シャケァド)おられるのだ。
次に見せられた幻は、煮えたぎるなべだった。
1:13 主の言葉がふたたびわたしに臨んで言う、「あなたは何を見るか」。わたしは答えた、「煮え立っているなべを見ます。北からこちらに向かっています」。
1:14 主はわたしに言われた、「災が北から起って、この地に住むすべての者の上に臨む」。
この御言葉の通り、預言者の警告を聞いても耳を貸さなかったイスラエルには、北からバビロンが攻めて来た。
そして、終わりの時代にも、ゴグという北の大国が、メシェクとトバルと連合してイスラエルを攻めてくる事がエゼキエル書38-39章、黙示録20章に記されている。
世の終わりが近づくと、確かに戦争のうわさや地震やききんが起きる事がマタイ24章に記されているが、それはまだ終わりではない。
シオン、すなわちエルサレムがそれら3国に包囲されない間は。
それまで、世界的な大国どうしの戦争や、大小の戦争のうわさを耳にするであろうが、しかし、まだ終わりではない。
私達はこの時、何に目を向けるべきか。
エレミヤ4:6 シオンの方を示す旗を立てよ。避難せよ、とどまってはならない、わたしが北から災と/大いなる破滅をこさせるからだ。
コーエン大学副総長のカン・シンゴン博士は、エレミヤ書を読み解き時代を読み解く9つの鍵の一つ目として、このエレミヤ書4章6節を掲げた。(第44回韓国コーエン講義)
シオンを示す旗を立てよ、と言われている。
シオンの元々の意味は「保護される」「日差しが良い」で、旧約においてはエルサレムの、特に神殿の丘をあらわすが、新約においては啓示を含めた象徴的な単語である。(1ペテロ2:6、啓示録14:1)
終わりの時は、シオンの問題を無視しては通れない。
シオンの方を示す旗を立てよ。
私達はシオンへと心を向けるべきだが、その指針が第一ペテロに記されている。
1ペテロ2:6 聖書にこう書いてある、/「見よ、わたしはシオンに、/選ばれた尊い石、隅のかしら石を置く。それにより頼む者は、/決して、失望に終ることがない」。
2:7 この石は、より頼んでいるあなたがたには尊いものであるが、不信仰な人々には「家造りらの捨てた石で、隅のかしら石となったもの」、
シオンに置かれた尊い礎石、私達が目を向け旗を掲げるべきは、イエス・キリストである。
私達は彼により頼み、のぞみを置くなら、決して失望させられる事は無い。
どんな時代になっても、である。
終わりの時代には、確かにシオンが鍵となる。しかし、成すべき事は、シオニズム運動に加わる事ではなく、イエス・キリストに望みを置く事だ。
1ペテロ2:1 だから、あらゆる悪意、あらゆる偽り、偽善、そねみ、いっさいの悪口を捨てて、
2:2 今生れたばかりの乳飲み子のように、混じりけのない霊の乳を慕い求めなさい。それによっておい育ち、救に入るようになるためである。
2:3 あなたがたは、主が恵み深いかたであることを、すでに味わい知ったはずである。
2:4 主は、人には捨てられたが、神にとっては選ばれた尊い生ける石である。
2:5 この主のみもとにきて、あなたがたも、それぞれ生ける石となって、霊の家に築き上げられ、聖なる祭司となって、イエス・キリストにより、神によろこばれる霊のいけにえを、ささげなさい。
私達は終わりの時代、動かされる事なく、しっかり御言葉にとどまり、混じりけのない御言葉の乳によって養われ、霊の家に築き上げられ、聖なる祭司となり、イエス・キリストにより神によろこばれるいけにえを捧げる者でありたい。