メッセージ - ジェホバ・ロフェ、ジェホバ・チヅケヌー 牧会学の極意(詩篇23:3)

ジェホバ・ロフェ、ジェホバ・チヅケヌー 牧会学の極意(詩篇23:3)

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執筆 : 
pastor 2018-10-25 7:31

詩篇講解説教 早天祈祷会
ジェホバ・ロフェ、ジェホバ・チヅケヌー 牧会学の極意(詩篇23:3)
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詩篇23:3 主はわたしの魂をいきかえらせ、み名のためにわたしを正しい道に導かれる。

この節には、主の御名が2つ練り込まれており、そして牧会学(Ministry Pastoral theology)の極意が詰め込まれていて、牧会をするために必要なエッセンスがある。
牧会とは、世において問題の渦中にさらされ、挫折し、涙し、重い荷をおっている人々を、聖霊の助けを得て真の牧者であるキリストの元へと導き、傷ついた生き返らせ、再び起こし、そして正しい道へと導いて行くものである。

イエス様も言われた。
マタイ11:28 すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。
 11:29 わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。
 11:30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである」。

私達も、疲れたたましい達をイエス様の元へと導き、彼の元で安らわせ、憩わせる者達である。

「主はわたしの魂をいきかえらせ」(詩篇23:3a)
ここはジェホバ・ロフェ(Jehovah Rophe:癒し主)の御名が練り込まれており、その御名が登場するのは、出エジプト記15:26である。

その箇所は、エジプトを脱出したイスラエルの民が、主の御業によってエジプトの追撃から守られ、さらに荒野を旅して行き、マラという場所に到着した場面である。
マラは「苦い」という意味である。彼らは水の無い荒野を旅し、ようやく水の所に着いたのだが、その水はあいにく「苦く」、飲めなかった。

『ときに、民はモーセにつぶやいて言った、「わたしたちは何を飲むのですか」。モーセは主に叫んだ。主は彼に一本の木を示されたので、それを水に投げ入れると、水は甘くなった。』(出エジプト記15:24)
一本の木を投げ入れると、苦かった水が甘くなる。
その「木」は、新約における十字架の予表である。

『その所で主は民のために定めと、おきてを立てられ、彼らを試みて、言われた、「あなたが、もしあなたの神、主の声に良く聞き従い、その目に正しいと見られることを行い、その戒めに耳を傾け、すべての定めを守るならば、わたしは、かつてエジプトびとに下した病を一つもあなたに下さないであろう。わたしは主であって、あなたをいやすものである」。』(出エジプト記15:25-26)
主はここでJehovah Rophe 「癒し主」である事を宣言された。
わたしはあなたがたを癒やすエホバである、と。
人々が嫌った、マラの苦い水に、主が指したあの木の枝を投げ入れると、甘い水に変わった。ここにキリスト教の本質がある。
世が「使い物にならない」と言って捨てた人、苦い人、彼らを癒やすお方が、ジェホバ・ラッファなる主である。
ダビデは、この出エジプト記からジェホバ・ラッファを持ってきたのだ。ここに、「牧会学」の始まりがある。
牧会における最も重要な働きの一つが「魂を生き返らせる(My soul He restores)」である。
魂(ネフェシュ)を、生き返らせる。働くためには、生き返って回復された状態にならないとならない。主は、癒やし主であり、そして私たちもまた、人を癒やすことを、重要な目標の一つに据えるべきである。


「み名のためにわたしを正しい道に導かれる」(詩篇23:3b)

ここに隠されている主の御名が、Jehovah Tsidkenu(ジェホバ・チヅケヌー)であり、すなわち、「エホバはわたしたちの義」という意味だ。
それは、エレミヤ書に登場する。
『その日ユダは救を得、イスラエルは安らかにおる。その名は『主はわれわれの正義』ととなえられる。』(エレミヤ書23:6)

人を立て直す順番は、最初に「たましいを生き返らせ」、次に「義の道に導かれる」である。
主は、その理由を「自分の名のために」、すなわち、「神の名を神とするために」、その事をされるのだ。
コーエン大学設立総長、ポール・カン・シンゴン博士は言う。
牧会とはすなわち、

1,魂を生き返らせる、蘇生させる。
2,一生の間、公の義の道へと、導く。
事である、と。

牧会とは、人を救って、癒やしたら、もうそれで終わりではない。しっかりとケアもするべきである。
その人がどんどん良い人になって行き、義の道へと導いて行くものである。

牧会は、ラテン語では、CURA というが、CURA は、 CURE + CARE、すなわち、
C=C+C
それが、牧会である、と、ポール・カン・シンゴン博士は提唱する。

私達は、イエス様にあって癒やされた。
そして天国に行くその日に至るまで、日々、義の道を主にあって歩まされ、日々、義人とされ、栄光化されて行く道筋にある。
イエス様はペテロに、わたしの羊を飼いなさい、と言われた。
私達も、飼うのである。
人々にイエス・キリストを伝え、魂を生き返らせ、彼らを義の道に導くためにケアし、そして彼らもゆくゆくは羊飼いへと育てて行くのである。

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