メッセージ - 天声らしい一コマ
最近、13時ごろに教会に集合して、分かち合ったり賛美したりする若者達がいます。
今日、教会のドアの鍵を開けておくのを忘れていて、ドアを開けてみたら、彼らが中に入れずに外に座り込んで聖書を広げていたので、お互いびっくりしました。
彼らが広げていた箇所はルカ福音書9章で、弟子達が怒って「主よ、天から火を降して彼らを焼き滅ぼしてしまいましょうか」と言って、主にたしなめられる場面を読んで、
「すごいね、弟子達はそんな権威まで与えられていたのかなあ」など話し合っていたようです。
天声の聖徒らしいなあ、と思いました。
ルカ9章最初に、弟子達には悪霊を追い出し、病を癒す権威が与えられており、イエスの御名によって命じると、悪霊や病がどんどん追い出されていくのを喜んでいる場面が後にありますので、雷の子と言われるヨハネが怒った時、自分に与えられている権威を錯覚して、つい、そのような言葉が出てきてしまったのかもしれませんね。
ちなみに異本では56節に「人の子がきたのは、人のいのちを滅ぼすためではなくそれを救うためです」と加えるものもありますので、イエスの御名の権威は、手前勝手に用いないよう気をつけたいですね。
私達は、悪霊が言う事を聞く事や奇跡を行う事ではなく、天に私たちの名が記されている事を、喜ぶべきです。