メッセージ - 結婚のための条件(創世記2:15-20)
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韓国語通訳有
神は、造られた生物達をアダムの前に連れてきたが、彼は相変わらず独りで、どの生き物たちの中にも、ふさわしい助け手は見出せなかった。
「主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。」(創世記2:21-22)
アダムに深い眠りが与えられてエバが造られたように、また、キリストが死を経て教会を生み出したように、未婚の男女が、ふさわしい助け手を得るには、まず、深い眠り、すなわち、死を通る必要がある。
結婚は人生の墓場だと良く言われるが、それはある意味、正しい。
独身時代は自分のために思うがままに生き、あらゆる異性が結婚相手になるかもしれない可能性があったが、結婚してからは、そうはいかなくなる。
自分に対しては死に、伴侶のために、そして新しく生まれるいのちのために生きるのでなければ、結婚は成り立たない。
自分に対して死ぬのであれば、結婚生活において、さらにすぐれた命の喜びを見出す事になる。
そういうわけで、結婚のための第一条件は、自分に対して死ぬ、という事である。
「ついに、これこそ/わたしの骨の骨/わたしの肉の肉。これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう/まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」(23節)
アダムの所に女が連れてこられた時、アダムはこのように言って、はなはだ喜んだ。
同じように、キリストも自分のいのちの激しい苦しみのあとを見て、満足すされる。(イザヤ53:11)
アダムは「女」と名前をつけた。つまり、夫が妻の「主」であり、保護者である。
聖書では、妻は、全ての面で夫に従い仕える事が勧められており、そして夫には、キリストが教会を愛し捧げ尽くしたように、妻を愛し(アガペー)捧げ尽くす事が勧められている。(エペソ5:22節以降)
それらは男性にとっても女性にとっても難しい命令に聞こえるかもしれないが、それは、キリストにあってこそ可能であり、もし夫婦がそのような関係に入るのであれば、それはエデンにおけるような最も素晴らしい夫婦関係となる。
「いずれにせよ、主においては、男なしに女はなく、女なしに男はありません。それは女が男から出たように、男も女から生まれ、また、すべてのものが神から出ているからです。」(1コリント 11:11-12)
結婚のための第二条件は、父母の庇護から離れて、一人立ちしている事である。
『「それゆえ、人は父と母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。」この神秘は偉大です。わたしは、キリストと教会について述べているのです。』(エペソ5:31-32)
男も女も、親の庇護から離れなくては伴侶を苛立たせてしまうように、私達もキリストの庇護に入ったからには、世という親元からは離れていなければならない。
女の居場所は男の腕の中、脇腹の所であるように、私達教会の居場所も、キリストの腕の中、脇腹ぴったり寄り添っているべきである。
キリストは私達教会のために、いのちを投げ出して下さった。それ故、私達教会はキリストを敬い、従うのであり、それこそ夫婦生活のお手本である。