ナオミには10年ぶりの故郷ではあるが、この帰郷は、彼女にとって懐かしさよりも苦々しさに満ち満ちたものだった。 『そしてふたりは旅をつづけて、ついにベツレヘムに着いた。彼らがベツレヘムに着いたとき、町はこぞって彼らのために騒ぎたち、女たちは言った、「これはナオミですか」。』(ルツ記1:19) 彼女たちの故に街中がこぞって…
カテゴリー: ルツ記
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あなたの神はわたしの神(ルツ記1:15-18)
『そこでナオミは言った、「ごらんなさい。あなたの相嫁は自分の民と自分の神々のもとへ帰って行きました。あなたも相嫁のあとについて帰りなさい」。』(ルツ記1:15) ルツの弟嫁・オルパが帰って行った先は、自分の民・自分の神の所であった。 モアブの神はケモシュという神であり、自分の願い事をかなえてもらうためには、自分の子を全…
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ナオミの信仰と人柄(ルツ記1:8-14)
ナオミ達3人は、モアブの野を出立し、100キロ離れたベツレヘムへの帰途にあったが、進み行くにつれ、ナオミの心に重くのしかかってくるものがあった。 義理の娘達とは別れなくない。 しかし、このままこの若き未亡人たちを見ず知らずの土地へ連れて行っても、彼女たちの幸せは、全然見えて来ない。 『ナオミはふたりの嫁に言った、「あな…
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何もかも失った末に届いた風の便り(ルツ記1:6-7)
ナオミは当初、ユダヤのベツレヘムでエリメレクと結婚し、二人の息子にも恵まれ、幸せに暮らしていた。 しかしある時、飢饉が来て、パンが無くなり、モアブに移り住む事にした。 モアブに来た当初は、パンにありつけて、「来て良かったね」と家族内で語り合っていたかもしれないが、結論を言うなら、神の国を離れて異邦の地に来てしまった事が…
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ルツ記概要(ルツ記1:1-5)
ルツ記は、ヘブライ語でメギラット・ルツ、「ルツの巻物」の意味である。 ルツの名には「美」「友情」の意味があるので、ユダヤ人には「美の巻物」「友情の巻物」の意味で呼び交わされているのだろう。 ルツ記は今までの書に比べれば、とても短く、4章しかない。 そのストーリーは、異邦のモアブ人女性・ルツが、イスラエルの神・主の庇護を…