メッセージ - 天からもたらされる縁談話(創世記24:28-53)

天からもたらされる縁談話(創世記24:28-53)

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執筆 : 
pastor 2012-7-16 21:06

礼拝説教メッセージ音声:天からもたらされる縁談話(創世記24:28-53):右クリックで保存

イサクの嫁さがしを命じられた老僕は、15章に登場したダマスコのエリエゼルと思われる。
「エリエゼル」の名は「助け主」「慰め主」という意味があるが、今回、彼は実にその名の通りの働きをしている。
彼の働きはまた、現代、私達の内に働かれる聖霊の働きと一致している所がかなりあるので、その視点からこの箇所を見ていきたい。

彼はベトエルおよびラバンの家に招待され、食事が並べられた時、食事に手をつける前に要件を伝えようとする。
その要件とはつまり縁談話なのだが、その縁談話は、実に型破りであった。

彼はまず、自分はアブラハムの僕である事を紹介した。
自分の主人は大いに富んだ者で、人間わざではあり得ない仕方で一人子を授かり、主人はその一人子に全財産を譲った事、また、主人はその子のために花嫁を求めており、花嫁たる条件は、堕落したカナンの娘ではなく、主人の定めた条件を満たす者、すなわち、アブラハムの家系の中から探すものである事を伝えた。(33-38節)

聖霊もまた同じように、私達に父なる神と一人子キリストを、何よりも先ず紹介される。
聖霊は証しする。すなわち、御子キリストは人間わざではあり得ない仕方で生まれた事、父なる神はこの御子に全ての権威と富をゆだねられた事を。
そしてキリストは花嫁を求めており、花嫁たる条件は、堕落した世の人間ではなく、御父による条件をクリアする者、すなわち、イエスを信じる信仰によって救われた「アブラハムの子孫」であるべき事である。

しもべは、主人から託された使命について、心配した。
『もしかすると、相手の女がわたしに従って来たくないと言うかもしれません』
私達がキリストを伝えに行く時、その人がキリストを受け入れるか拒否してしまうかを心配するように、聖霊もまた心配する。
せっかくのキリストとの縁談話を、その人が断ってしまって、キリストの花嫁として付いて行きたくありません、などと言わないかどうかを。

アブラハムは言った。
「もし女がお前に従ってこちらへ来たくないと言うならば、お前は、わたしに対するこの誓いを解かれる。ただわたしの息子をあちらへ行かせることだけはしてはならない。」(8節)
聖霊は、人にキリストとの縁談話をもちかけはしても、強制はしない。
もしその人が断るようであるなら、その責任は伝えた側には無いし、キリストは決してその人の所へ訪れる事も無い。

「あなたがたが、今、わたしの主人に慈しみとまことを示してくださるおつもりならば、そうおっしゃってください。そうでなければ、そうとおっしゃってください。それによって、わたしは進退を決めたいと存じます。」(創世記24:49)

ラケルがこの僕に付いて行ってイサクの所へ嫁ぐかどうか決断が迫られたように、私達も、聖霊の導きに従ってキリストの所へ嫁ぐかどうか決断を迫られ、私達の自由意志に全て任されている。
聖霊は、全てにおいて富んでおられる全能なる御父の下から派遣され、全ての支配、権威、富を相続された御子キリストを証し、そして、私達に御子キリストへ嫁ぐかどうか決断を迫る。

実に、世の縁談とは程遠いやり取りである。
普通、縁談と言えば「おたくのお嬢さん下さい」と頭を下げるものだが、このしもべは、そうした事は一切無い。
自分は神に祝福された一族から使わされ、そして神の御心はこうで、このように神は導いて下さり、今こうしてここに話をしておりますが、さて、あなたはどうしますか?というものだ。
天からもたらされる縁談話とは、みなそのようなもので、人間の側に媚びる事は一切無く、ただ、決断を迫るものである。

『ラバンとベトエルは答えた。「このことは主の御意志ですから、わたしどもが善し悪しを申すことはできません。リベカはここにおります。どうぞお連れください。主がお決めになったとおり、御主人の御子息の妻になさってください。』(50-51節)

彼らは「良し悪し」を論ずる事なく、主のご意思に従う事を告白した。
もし彼らが、このしもべのすすめを拒んでいたのであれば、リベカはイサクと結婚し、全人類を救いへと導く王族の家系へ嫁ぐ事も無かったし、莫大な栄誉と財産を継ぐ事は無かっただろう。
同じように、私達も、自分由来の善し悪しを論じて、遣わされた聖霊を拒否するのであれば、自ら御父と御子への道を閉ざしてしまい、そして、天の王族の家系へ嫁ぐ事も、莫大な栄誉と財産を継ぐ事も無いのだ。

「アブラハムの僕はこの言葉を聞くと、地に伏して主を拝した。そして、金銀の装身具や衣装を取り出してリベカに贈り、その兄と母にも高価な品物を贈った。」(52-53節)

縁談が成立したら、さらなる贈り物が与えられ、父や母にも、家族にも、その富が分配された。
聖霊もまた、私達がイエスを主として受け入れ、キリストとの結婚の縁談が成立した時、私達自身にだけでなく家族にも贈り物を贈られる。
私達自身への贈り物とは、聖霊ご自身であり、それは御国を受け継ぐための保証(手付金)である。(エペソ1:14)
そして家族への贈り物は、救いである。(使徒16:31)

私達は常に、御霊にあって歩むか、それとも肉にあって歩むかの決断に迫られるが、都度、御霊を選んで、御霊の結ぶあらゆる恩恵に預かる皆さんでありますように。
イエス様の名前によって祝福します!

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