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メッセージ - ラバンの家からのエクソダス(創世記31:25-35)

ラバンの家からのエクソダス(創世記31:25-35)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 創世記
執筆 : 
pastor 2012-8-16 23:38

礼拝説教メッセージ音声:ラバンの家からのエクソダス(創世記31:25-35):右クリックで保存

『ラバンはヤコブに言った。「一体何ということをしたのか。わたしを欺き、しかも娘たちを戦争の捕虜のように駆り立てて行くとは。』(創世記31:26)
ラバンの娘達は、ヤコブに無理やり駆り立てられたのではない。
父ラバンに7年の奉仕でヤコブへ売られ、父からは「よそ者」(姦通の女とも訳せる)と見なされ、売った事で得た富を父は食いつぶしたので、娘達のほうが父に愛想を尽かした、と言うのが、実情である。(15節)

『ひとこと言ってくれさえすれば、わたしは太鼓や竪琴で喜び歌って、送り出してやったものを。』(27節)
彼の30章25節から36節までに記されたラバンの前歴を見ると、とてもそうは思えない。

『孫や娘たちに別れの口づけもさせないとは愚かなことをしたものだ。わたしはお前たちをひどい目に遭わせることもできるが、夕べ、お前たちの父の神が、『ヤコブを一切非難せぬよう、よく心に留めておきなさい』とわたしにお告げになった。」』(創世記31:28-29)
武装した身内を大勢連れて来ておいて、別れの口づけ、などと言えるような立場では無い気もするが、主は、ラバンがヤコブにしてきた仕打ちを残らず見ておられた。
だから主は、ヤコブを弁護して下さったのだ。(12節)

ラバンの言動へのヤコブの応えは、「わたしは、あなたが娘たちをわたしから奪い取るのではないかと思って恐れただけです。」この一言に尽きる。
ラバンの発言の端々から、ヤコブが娘達や家畜のために20年働いてきた事は全く度外視し、娘達や家畜たちは自分のものだと言うような、非常に自己本意な勘違いをしている節がある。
そのようなごうつくばりで、それでいて権威的に上で、強くて対抗できないような者には、主が指揮者となり、盾となって、相対して下さる。

「父の家が恋しくて去るのなら、去ってもよい。しかし、なぜわたしの守り神を盗んだのか。」
ラケルが守り神(テラフィム)を盗んでいたなど、つゆ知らなかったヤコブは、言った。
「もし、あなたの守り神がだれかのところで見つかれば、その者を生かしてはおきません。我々一同の前で、わたしのところにあなたのものがあるかどうか調べて、取り戻してください。」
そこで、ラバンはヤコブの天幕に入り、更にレアの天幕や二人の召し使いの天幕にも入って捜してみたが、見つからなかった。

ラバンがレアの天幕を出てラケルの天幕に入ると、ラケルは既に守り神の像を取って、らくだの鞍の下に入れ、その上に座っていたので、ラバンは天幕の中をくまなく調べたが見つけることはできなかった。
ラケルは父に言った。「お父さん、どうか悪く思わないでください。わたしは今、月のものがあるので立てません。」ラバンはなおも捜したが、守り神の像を見つけることはできなかった。

神はなぜこの時、ラケルの所からテラフィムが見つかるようにされず、敢えて、ラケルの良くない行動が明るみにされないまま、放っておかれたのか。
元々ヤコブは、ラケルが勝手にそんな事をしていたとは知らなかったのだし、もしこの時、ラケルの所からテラフィムが見つけ出されていたら、ラバンの心に大いに嘲る心を興させ、ヤコブにとって大きな災いとなっていただろう。
主はそれを防がれたのだが、しかし、ラケルのこの行動は明らかに主の御心を損なう行動である。

ラケルは、先祖崇拝・子孫繁栄のご利益物であるテラフィムを、父の所から盗み、自分のものとした結果、彼女は、先祖崇拝・子孫繁栄がらみの災いを、その身に刈り取ってしまう。
彼女に次回子供が生まれた時、彼女自身はそれでいのちを落としてしまい、さらにその後、ラケルの女奴隷ビルハは、レアの長男ルベンによって辱められてしまった。(創世記35章)

キリスト者たるもの、まことの花婿であるキリストに嫁ぎに行く時は、生来頼りとしていた偶像の神は、捨て去らなくてはならない。

『ナオミは言った。「あのとおり、あなたの相嫁は自分の民、自分の神のもとへ帰って行こうとしている。あなたも後を追って行きなさい。」ルツは言った。「あなたを見捨て、あなたに背を向けて帰れなどと、そんなひどいことを強いないでください。わたしは、あなたの行かれる所に行き/お泊まりになる所に泊まります。あなたの民はわたしの民/あなたの神はわたしの神。』(ルツ1:15-16)

ルツは生来住んできた国、生来仕えてきた神を捨て、あくまで、イスラエルの神を自分の神とし、ナオミについて行きイスラエルに入ったからこそ、後にボアズと出会うようにされ、祝福された。

『ボアズは答えた。「主人が亡くなった後も、しゅうとめに尽くしたこと、両親と生まれ故郷を捨てて、全く見も知らぬ国に来たことなど、何もかも伝え聞いていました。どうか、主があなたの行いに豊かに報いてくださるように。イスラエルの神、主がその御翼のもとに逃れて来たあなたに十分に報いてくださるように。」』(ルツ2:11-12)

ヤコブはラバンから真剣にエクソダスしようとし、それは大成功するが、ラケルはラバンの家からエクソダスし切れていなかったため、途中で葬られてしまった。
以前の国、以前の神を捨て去り、真の神、真の花婿であるキリストに嫁ぐのであれば、復活のいのちが芽生え、新しいいのちを生き、栄光の家系に加えられるのである。
しかし、真の神を知ってその民に加えられたのに、なお、以前の神に仕え偶像を拝むなら、災が下ってしまうのである。

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