メッセージ - 真の先物取引の必勝法(創世記41:37-46)
礼拝説教メッセージ音声:真の先物取引の必勝法(創世記41:47-57):右クリックで保存
先物取引する人は、何年も供給過剰が続くような商品をひたすら買い続け、それを7年も続ける、などというような事は、普通はしない。
人は先に何が起こるのかが分からないため、そんな事をしたら在庫を腐らせたり、別のチャンスを逃してしまう恐れがあるからだ。
しかしヨセフはどうしたか。
『ヨセフは穀物を海の砂のように、非常に多くたくわえ、量りきれなくなったので、ついに量ることをやめた。』(創世記41:49)
普通なら、穀物を他国に売ったり生産調整したりするものだが、彼は7年間、ひたすら倉庫を造っては備蓄した。
それは、人の目には愚かに見えたかもしれない。
しかしヨセフは、神から示された事を信じて、ひたすら蓄えるよう指示した。
そしてやがて、彼が蓄えて来た物の価値が暴騰する時が来るのである。
ノアもまた、海のない所に巨大な船を造るという、人の目には愚かに見える事をしたが、やがて人々は、ノアの勧め通りその船に入っていれば良かったと後悔する日が来てしまう。
主がノアやヨセフにあらかじめ起こる事を示しておられたように、私達にも今、やがて起こる事が記され、為すべき事を示されている書物がある。
それが、聖書である。
株や先物取引などをする人は、指標や要人発言に神経を尖らせ、昼も夜もチャートに目を留めていなければ気が済まないものだ。
それは、自分の資産をいかに増やし、いかに減らさぬようにするためだが、それらは心を病ませ、人生の大切な時間を奪わせるものだ。
世の冨は移ろいやすく、人を欺き、まことのいのちから遠ざけるからである。
むしろ私達が気にするべき指標は、時代のしるしであり、最も耳を傾けるべき要人は、イエス・キリストである。
昼も夜も、御言葉というチャートに目を留め、今自分がどこにいるのか、どこへ向かうべきなのか。
そこに私たちが目を向けるなら、誰にも掠め取れず決して欺くことのないまことの資産を天に蓄え、永遠のいのちを獲得するのである。
それこそ、真の先物取引の必勝法である。
『ききんの年の来る前にヨセフにふたりの子が生れた。これらはオンの祭司ポテペラの娘アセナテが産んだのである。』(創世記41:50)
ヨセフは必然的に異邦人の妻を迎えさせられる事となったが、ヨセフは家の中で妻に主導権を握らせるような事はさせず、しっかりと神を畏れるスタンスを家庭の中で保った。
その事は、彼自身が二人の子を名付けている場面から、容易に想像できる。
ヨセフに二人の子が生まれた時、共通して彼が告白している事は、彼はエジプトの地で労苦と苦しみを覚えていた事、しかし「神」が主体的に働かれ、そこから救い出して下さった事だ。
ヨセフの物語を見るに、彼がその時、何を思い、何を感じたか、という表現が無いため、ヨセフという人物は何か苦しくてもマイペースにのほほんと生きてきたかのような印象を受けるかもしれないが、ヨセフは確かに、かの13年間、苦しかったのである。
悲しく、恐く、心細く、悩み、涙する事も、当然あったのである。
しかし、彼はたった一人の苦しみの中で、彼は神にのみを頼みとし、その結果、神が彼のやる事なす事全てうまく行かせて下さったのだ。
『ヨセフは長子の名をマナセと名づけて言った、「神がわたしにすべての苦難と父の家のすべての事を忘れさせられた」。』(創世記41:51)
マナセはヘブル語ではメナシュ、「忘れる」の語源「ナシャ」の派生語である。
彼はそれまで、父の家を思い出すたびに、嫌な、恐ろしく悲しい思いをしていたのだろう。
しかし神は、その事を忘れさせて下さった。
私達もまた、たとえ自らの身に招いた罪の故に罰せられていても、主に悔い改めて立ち返るなら、それらの苦労を忘れさせて下さるのである。
『先の苦難は忘れられ、わたしの目から隠されるからだ。見よ。まことにわたしは新しい天と新しい地を創造する。先の事は思い出されず、心に上ることもない。』(イザヤ65:16-17)
『また次の子の名をエフライムと名づけて言った、「神がわたしを悩みの地で豊かにせられた」。』(創世記41:52)
エフライムは「実り多い」の意味「フェラ」の派生語である。
主は、昔の事どもを忘れさせるだけでなく、導かれた所で、実り多くさせて下さるのだ。
『「慰めよ。慰めよ。わたしの民を。」とあなたがたの神は仰せられる。「エルサレムに優しく語りかけよ。これに呼びかけよ。その労苦は終わり、その咎は償われた。そのすべての罪に引き替え、二倍のものを主の手から受けたと」』(イザヤ40:1)
ヨセフは、蓄えるべき時に蓄えていたために、ききんが来ても慌てる事なかった。
『ききんが地の全面にあったので、ヨセフはすべての穀倉を開いて、エジプトびとに売った。ききんはますますエジプトの国に激しくなった。ききんが全地に激しくなったので、諸国の人々がエジプトのヨセフのもとに穀物を買うためにきた。』(創世記41:56-57)
全身おできの貧乏人・ラザロが留まっていた金持ちは、天に富を蓄えるべき時にそれをせず、遊び呆けていたため、蓄えるべき期間が終ってしまった時、彼はハデスに行くしかなかった。(ルカ16:20-31)
また愚かな5人の乙女は、油が買える内に油の用意をしておかなかったため、花婿にめとられるべき時機を逃してしまい、外の暗闇で歯ぎしりする事となってしまった。
ヨセフが豊作の7年間にしっかり蓄えたように、天に蓄えるべき時機を逃さず、しっかりと蓄える皆さんでありますように。
この世で生かされている恵みの時、救いの時に、花婿がいつ迎えが来ても良いよう聖霊の油を絶やさず、よるべの無い弱い兄弟姉妹を憐れむ事によって、しっかりと天に蓄えをしておく皆さんでありますように!イエス様の名前によって祝福します!