メッセージ - 主の安息と祭り(出エジプト記23:10-19)

主の安息と祭り(出エジプト記23:10-19)

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執筆 : 
pastor 2013-1-28 21:02

礼拝説教メッセージ音声:主の安息と祭り(出エジプト記23:10-19):右クリックで保存

10節から12節に続く箇所では、安息日と安息年について示されている。
『あなたは六年のあいだ、地に種をまき、その産物を取り入れることができる。しかし、七年目には、これを休ませて、耕さずに置かなければならない。そうすれば、あなたの民の貧しい者がこれを食べ、その残りは野の獣が食べることができる。あなたのぶどう畑も、オリブ畑も同様にしなければならない。あなたは六日のあいだ、仕事をし、七日目には休まなければならない。これはあなたの牛および、ろばが休みを得、またあなたのはしための子および寄留の他国人を休ませるためである。』(出エジプト記23:10-12)

安息日については十戒の箇所で学んだが、ここでは安息”年”についても定めており、それもまた七の周期で訪れる。
安息の制定は休ませるためでもあるが、第一の意義は「主を覚えて聖とする」(出エジプト記20:8)事であり、これを守れば、仕事のパフォーマンスが上がるだけでなく、主からの祝福を受ける。

七年目は種まきも刈り入れもしてはならない、としたら、七年目は一体どうやって食べれば良いのか、と、心配するかもしれない。
それについて主は、明瞭に答えている。
『「七年目に種をまくことができず、また産物を集めることができないならば、わたしたちは何を食べようか」とあなたがたは言うのか。わたしは命じて六年目に、あなたがたに祝福をくだし、三か年分の産物を実らせるであろう。あなたがたは八年目に種をまく時には、なお古い産物を食べているであろう。九年目にその産物のできるまで、あなたがたは古いものを食べることができるであろう。』(レビ25:20-22)

思い出して欲しい。マナが降ったのは六日間で、主が定められた安息日にはちゃんと休めるよう、主は、六日目には二日分のパンを豊かに備えて下さる。
主を覚えるべき安息の日に立ち働いても徒労に終わるのみで、神と人から蔑みしか得られず、安息年を久しく守らなかったイスラエルの民は、バビロンへ連行して強制的にその地に安息を与えた。(2歴代36:21)
礼拝を守ろうとする聖徒に、主は手のわざを祝福し、しっかり礼拝を捧げられるよう都合をつけて下さり、その日に仕事を休んでも、必要をちゃんと備えて下さるのだ。

14節から19節に続く箇所は、ユダヤにおける重要な三つの祭りに関して、守るべき事柄が示されている。

『あなたは年に三度、わたしのために祭を行わなければならない。あなたは種入れぬパンの祭を守らなければならない。わたしが、あなたに命じたように、アビブの月の定めの時に七日のあいだ、種入れぬパンを食べなければならない。それはその月にあなたがエジプトから出たからである。だれも、むなし手でわたしの前に出てはならない。』(出エジプト記23:14-15)
重要な祭りの一つが「種入れぬパンの祭」(大麦の刈り入れ時期)で、アビブの月すなわち第一の月に14日夕暮から始まる「過越祭」に続き、7日間、種入れぬパンを食べる。(出エジプト記12章)
これは、新約において主イエスが苦難を受け、復活された時期であり、主はまことの過越の小羊としてほふられ、血を流され、肉を裂かれた。

二つ目の祭りは「初穂をささげる刈入れの祭」で、これは小麦の刈り入れ時期に行われる。
『また、あなたが畑にまいて獲た物の勤労の初穂をささげる刈入れの祭と、あなたの勤労の実を畑から取り入れる年の終りに、取入れの祭を行わなければならない。男子はみな、年に三度、主なる神の前に出なければならない。』(出エジプト記23:16-17)
この祭りは、穀物にかまを入れ始める時から七週を数えるため「七週の祭」とも呼ばれる。(申命記16:9-12)
これは、新約におけるペンテコステの日であり、ユダヤ人が各地から集まっている中、キリスト者達は聖霊に満たされ、主の働き人として捧げられた「初穂」として、公に示された。

三つ目は「取入れの祭」であり、仮庵祭と呼ばれ、ぶどうやオリーブ等果物の取り入れ時期、10月半ば頃に行われる。
これは出エジプトの民が、荒野で天幕に住んだことを覚え、祭りの期間は仮設の家(仮庵)を建てて住んだ事を覚える祭りであるが、新約における主イエスの誕生と一致する。
「ことばは人となって私たちの間に住まわれた。」(ヨハネ1:14)は、直訳すると、ロゴスは肉となって私達の内に幕屋(仮庵)を設けた、という意味であり、イエス様は肉体という幕屋を張って、私達の間に住んで下さったのだ。

現代、イエス様の誕生を12月25日に祝っているが、その日はイエス様の誕生日ではない。
聖書の記述を辿っていくと、イエス様の誕生は、10月半ばの仮庵祭の頃となる。(ザカリヤはアビヤの組の祭司で(ルカ1:5)、アビヤの組は8番目(?歴代誌24:10)である。ユダヤの第1月、ニサンの月は太陽暦の3月半ば〜4月半ば、ザカリヤの第8組は5月半ば〜6月半ばとなり、この時期にエリサベツがバプテスマのヨハネを身ごもったという事になる。マリヤが身ごもるのはその6ヵ月後、11半ば〜12月半ばであるから、そこから出産までの約10ヶ月を足すと、ちょうど仮庵祭の頃となる。)

旧約聖書は全てイエスというお方についてあかししており(ヨハネ5:39、ルカ24:27)、律法で定められた「祭り」には、イエスのヒントが見え隠れする。
安息も、祭りも、いずれも主を覚えるためであり、主イエスを表している。それを人が守る時、その人は祝福されるのである。

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