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メッセージ - 罪のいけにえと全焼のいけにえ(出エジプト記29:10-18)

罪のいけにえと全焼のいけにえ(出エジプト記29:10-18)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 出エジプト記
執筆 : 
pastor 2013-2-20 23:50

礼拝説教メッセージ音声:罪のいけにえと全焼のいけにえ(出エジプト記29:10-18):右クリックで保存

祭司の任職の際、捧げられる動物のいけにえには三種類あり、その中で真っ先に捧げられるのは、雄牛による「罪のためのいけにえ」である。

『あなたは会見の幕屋の前に雄牛を引いてきて、アロンとその子たちは、その雄羊の頭に手を置かなければならない。』(出エジプト記29:10)
手を置く、という行為は、その相手と一体化となって我にあるものを彼に移すものであり、これから祭司になろうとしている人達が動物に手を置く時、彼らの罪がその動物に移され、そして、その動物が罪のいけにえとしてほふられる時、祭司達の罪はその動物を通して罰される事になる。

働き人として召す時なども、手を置いて祈る「按手」を行う。(使徒13:3)
手を置くという事を意味もなくパフォーマンス的に行ったりする事をたまに見かけるが、パウロはテモテに、誰にでも軽々しく按手しないよう戒めている。
『軽々しく人に手をおいてはならない。また、ほかの人の罪に加わってはいけない。自分をきよく守りなさい。』(1テモテ5:22)

『そして会見の幕屋の入口で、主の前にその雄牛をほふり、その雄牛の血を取り、指をもって、これを祭壇の角につけ、その残りの血を祭壇の基に注ぎかけなさい。』(出エジプト記29:11-12)
雄牛の血は、祭壇の角につけられ、その残りは祭壇の下に注ぎ尽くされた。同じように、イエス様も十字架で打たれ、十字架の下に血を注ぎ尽くされた。

『また、その内臓をおおうすべての脂肪と肝臓の小葉と、二つの腎臓と、その上の脂肪とを取って、これを祭壇の上で焼かなければならない。』(出エジプト記29:13)
内蔵やその脂肪は、外から見ることのできない「心」をあらわす。
イエス様が群集を憐れみの目で見られた時、岩波訳では次のように訳している。
「彼は群集を見て、彼らに対して腸(はらわた)がちぎれる想いに駆られた。なぜならば、彼らは牧人(まきびと)のない羊のように疲れ果て、打ち棄てられていたからである。」(マタイ9:36)
イエス様は十字架上で神に見捨てられ、心がずたずたに裂き尽くされ、その十字架上での叫びが天に登り、御父は、その深い信仰の故に祈りを聞き届けられたのである。(ヘブル5:7)

『ただし、その雄牛の肉と皮と汚物とは、宿営の外で火で焼き捨てなければならない。これは罪祭である。』(出エジプト記29:14)
肉と皮など外見的に見える「からだ」は、外に出されてそこで焼かれた。
同じようにイエス様も、都の外に出され、そこで苦難を受けられた。
『なぜなら、大祭司によって罪のためにささげられるけものの血は、聖所のなかに携えて行かれるが、そのからだは、営所の外で焼かれてしまうからである。だから、イエスもまた、ご自分の血で民をきよめるために、門の外で苦難を受けられたのである。したがって、わたしたちも、彼のはずかしめを身に負い、営所の外に出て、みもとに行こうではないか。この地上には、永遠の都はない。きたらんとする都こそ、わたしたちの求めているものである。』(ヘブル13:11-14)

このように、罪のためのいけにえ(罪祭)は、人々の罪を一身に引き受け、血を流され、心は裂かれ、燃やし尽くされ、からだは都の外に出されて苦難を受けられた、主イエスキリストをあらわしている。

続いて、全焼のいけにえ(なだめのかおり)の雄羊についての、主の指示である。
『あなたはまた、かの雄羊の一頭を取り、そしてアロンとその子たちは、その雄羊の頭に手を置かなければならない。』(出エジプト記29:15)
これにも手を置いて、アロンとその子達と一体化される。

『あなたはその雄羊をほふり、その血を取って、祭壇の四つの側面に注ぎかけなければならない。またその雄羊を切り裂き、その内臓と、その足とを洗って、これをその肉の切れ、および頭と共に置き、その雄羊をみな祭壇の上で焼かなければならない。これは主にささげる燔祭である。すなわち、これは香ばしいかおりであって、主にささげる火祭である。』(出エジプト記29:16-18)

全焼のいけにえの血は、祭壇の周囲に注がれ、解体された上で全部位が焼き尽くされた。
詩篇22篇には、そのようにされたイエス様の様子が預言的に記されている。
『わたしは水のように注ぎ出され、わたしの骨はことごとくはずれ、わたしの心臓は、ろうのように、胸のうちで溶けた。わたしの力は陶器の破片のようにかわき、わたしの舌はあごにつく。あなたはわたしを死のちりに伏させられる。
まことに、犬はわたしをめぐり、悪を行う者の群れがわたしを囲んで、わたしの手と足を刺し貫いた。わたしは自分の骨をことごとく数えることができる。彼らは目をとめて、わたしを見る。彼らは互にわたしの衣服を分け、わたしの着物をくじ引にする。』(詩篇22:14-17)

イエス様は十字架で「わたしは渇く」と言われたほどに、焼き尽くされる経験をされた。
全焼のいけにえは、なだめのかおりとも呼ばれる。
ノアは洪水の後、祭壇で焼きつくす捧げ物をささげ、神はそのかおりをかいで宥められ、もはや地上に洪水を起こさないと誓われた。(創世記8章)
そしてイエス様の十字架上での祈りという「なだめのかおり」によって、神は完全に宥められた。

私達もまた、全身全霊をもって、自分自身を主に捧げるべきであるが、何より喜ばれるのは「聞きしがたう」事であり、それはどんな焼きつくす捧げ物よりも大切な事である。(1サムエル15:22-23、ヘブル10:5-7)

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