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メッセージ - 礼拝とパン種(レビ記2:11-16)

礼拝とパン種(レビ記2:11-16)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » レビ記
執筆 : 
pastor 2013-4-12 23:55

礼拝説教メッセージ音声:礼拝とパン種(レビ記2:11-16):右クリックで保存

『あなたがたが主にささげる素祭は、すべて種を入れて作ってはならない。パン種も蜜も、すべて主にささげる火祭として焼いてはならないからである。ただし、初穂の供え物としては、これらを主にささげることができる。しかし香ばしいかおりとして祭壇にささげてはならない。あなたの素祭の供え物は、すべて塩をもって味をつけなければならない。あなたの素祭に、あなたの神の契約の塩を欠いてはならない。すべて、あなたの供え物は、塩を添えてささげなければならない。』(レビ記2:11-13)

パン種は、パン生地に入ると発酵してふくらみ、食べやすくなるが、すぐに酸っぱくなって腐ってしまう。
このパン種は、主に火で焼いて捧げる「素祭」の供え物としては捧げてはならないと命じられているが、「初穂」の供え物は逆に、種を入れたパンを捧げなくてはならないと命じられている。
『また安息日の翌日、すなわち、揺祭の束をささげた日から満七週を数えなければならない。すなわち、第七の安息日の翌日までに、五十日を数えて、新穀の素祭を主にささげなければならない。またあなたがたのすまいから、十分の二エパの麦粉に「種を入れて」焼いたパン二個を携えてきて揺祭としなければならない。これは初穂として主にささげるものである。』(レビ記23:15-17)

パン種は、聖書ではあまり良い意味で用いられていない。例えば、純粋な「御言葉」に、不純な「人間の教え」が混ぜ込まれると、全体が不純に膨れてしまう事のたとえとして用いられたり、純粋な「交わり」の中に、サタンに属する「にせ兄弟姉妹」「にせ預言者」「にせ教師」が入り込み、交わり全体を不純に膨らませてしまう様を意味したりする。
このパン種が、七週の祭りに用いられるのは、どういう事だろうか。

この「七週の祭り」は、新約におけるペンテコステの日であり、多くのキリスト者達が、公に、目に見える形で聖霊が注がれ、初代教会の初穂として、主に捧げられた。
この日は、聖徒の「集団」が主に捧げられた日であるが、「集団」の中にはどうしてもパン種が入り込んでしまうものである。
事実、初代教会の中にも、偽信徒や偽預言者、偽教師達が入り込み、パウロもヨハネもペテロもユダも、皆、そのような「パン種」に気をつけるよう、注意の手紙を書いている。
私たちは、人の集団の中からよりも、パン種の入っていない純粋な御言葉にこそ養われるべきであり、純粋な礼拝を捧げるべきである。

もう一つ、パン種が入る捧げ物のケースは、酬恩祭(和解のためのいけにえ)においてである。
『また「種を入れた」パンの菓子をその感謝のための酬恩祭の犠牲に合わせ、供え物としてささげなければならない。すなわちこのすべての供え物のうちから、菓子一つずつを取って主にささげなければならない。これは酬恩祭の血を注ぎかける祭司に帰する。』(レビ記7:13-14)

和解のためのいけにえは、神と人との関係の和解を祝い、いけにえの脂肪を焼きつくして神に捧げた後、残りの肉を、祭司と奉献者が食べ、神と人との平和を喜び、味わうものである。
このように、神と自分との間に「人が関わる」祭りには、パン種が入る。
神と人との間に立って、御言葉を解き明かすメッセンジャーも、御言葉を噛みやすく、食しやすくする為に、例話を用いたり、面白く工夫したりするものであり、多少のパン種や蜜が入り込むものである。
確かに信仰において赤ちゃんである初心の者には、そういう事も必要であるが、いつまでもそうであっては、困りものである。
私たちは成長するためには、パン種の入っていない御言葉によってこそ養われるべきである。
『あなたがたは年数からすれば教師になっていなければならないにもかかわらず、神のことばの初歩をもう一度だれかに教えてもらう必要があるのです。あなたがたは堅い食物ではなく、乳を必要とするようになっています。まだ乳ばかり飲んでいるような者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです。しかし、堅い食物はおとなの物であって、経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人たちの物です。』(ヘブル5:12-14)

そして、私達の交わりからも、努めてパン種を取り除くべきである。
『あなたがたが誇っているのは、よろしくない。あなたがたは、少しのパン種が粉のかたまり全体をふくらませることを、知らないのか。新しい粉のかたまりになるために、古いパン種を取り除きなさい。あなたがたは、事実パン種のない者なのだから。わたしたちの過越の小羊であるキリストは、すでにほふられたのだ。ゆえに、わたしたちは、古いパン種や、また悪意と邪悪とのパン種を用いずに、パン種のはいっていない純粋で真実なパンをもって、祭をしようではないか。』(1コリント5:6-8)

教会の人間関係のトラブルは、大抵、不純なパン種を取り扱わない故に発酵し、膨らんだものである。
何でもかんでも愛で包んだり、なんでもかんでも赦したり、そうした甘ったるいだけの、蜜だけを混ぜ尽くしたような交わりは、腐る一方的であり、時には、責め、教え、訓戒する、という「塩気」も必要である。
時には甘さも必要だが、私達はむしろ、塩気によって互いに和合すべきである。
『人はすべて火で塩づけられねばならない。塩はよいものである。しかし、もしその塩の味がぬけたら、何によってその味が取りもどされようか。あなたがた自身の内に塩を持ちなさい。そして、互に和らぎなさい」。』(マルコ9:49-50)

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