メッセージ - Do you love me? (ヨハネ21:15-17)

Do you love me? (ヨハネ21:15-17)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2013-4-21 18:19

Do you love me? (ヨハネ21:15-17)
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ペテロはかつて、弱さのゆえに、三度、イエス様の事を知らないと公の前で宣言したが、イエス様はそんなペテロを、温かい食事のもてなしの後、個人的に取り扱われた。
「イエスはシモンペテロに言い給ふ、ヨナのシモンよ、汝はこれらに勝りて我を愛する(アガパオー)や。彼に言ふ、然り、主よ、汝は我が汝をねんごろに(フィレオー)し参らすことを知り(エイドー)給ふ。彼に言い給ふ、我が羔(こひつじ)を飼へ。」(ヨハネ21:15 永井訳)
イエス様はここで、ヨナの子、すなわち、人から生まれたシモンよ、と語りかける。あなたは「これら」すなわち、この人達や、漁師という職業、住み慣れた土地、それら以上に、わたしを愛(アガパオー)するのか、と。
ギリシヤ語の「愛」には三種類ある。イエス様がペテロにチャレンジした「アガペー」の愛は、ただ与える愛。
見返りを求めず、惜しみなく捧げ尽くす愛、人を生かし、いのちを豊かにする愛である。それとは真逆の愛が「エロス」の愛、すなわち、見返りを求め、相手から奪う愛。相手の美しさや若さ、お金など、メリットが無くなったら即切れてしまうような、人から奪い、人のいのちを廃らせる愛である。そして三つ目はペテロが答えた「フィレオー」の愛、すなわち、常に交わりを持つ身近な人に自然に芽生える親近感や親愛の情である。
主は、人に、チャレンジする。あなたは、周りのあの人この人よりも、職業や地位よりも、見返りを求めず、わたしを「アガペー」の愛によって愛し尽くすか?と。
以前のペテロなら、何の躊躇もなく、得意げに「はい」と答えたであろうが、今の彼には「アガペー」で応える事に、躊躇があった。彼は、私があなたに親しみを持っている事を、知っておられるでしょう、と答えた。
イエス様は「私の子羊を飼いなさい」と言われた。ここの「飼う」は、食物を与えて守れ、という意味である。
イエス様の所有である、幼い羊。それに食物を与え、守るという資格が与えられるのは、イエス様をフィレオーによってでも、愛する人である。

「また二たびめ彼に言い給ふ、ヨナのシモンよ、汝われを愛するや。彼言ふ、然り、主よ、汝は我が汝をねんごろにし参らすことを知り給ふ。彼に言い給ふ、我が羊(ひつじ)を牧(か)へ。」(ヨハネ21:16 永井訳)
シモンは繰り返し聞かれ、耳が痛かっただろうが、イエス様はなお訊ねた。私をアガペーするのか、と。
人間の子には、どんなに振り絞ってもアガペーの愛は出てこない事、主の基準には達しえない事を、思い知った事だろう。イエス様は今度は、「子羊」ではなく「羊」を、「飼いなさい」ではなく「牧し」なさい、と言われた。「牧す」とは、「飼う」よりも、より進んだ養いで、食べさせるだけでなく、訓戒し、治める事を意味する。
イエス様を「フィレオーする」と、なお重ねて告白する人には、羊を牧する資格が与えられる。

「三たびめは、彼に言い給ふ、ヨナのシモンよ、汝われをねんごろにするか。」(ヨハネ21:17 永井訳)
イエス様は、三度目の質問では、ペテロの不完全な愛のレベルに降りてこられ、同情するかのように「あなたは私を、フィレオーするのか」と言われた。あたかも、小さい子供が悪い事をして泣いている所に、大人がしゃがんで子供と同じ目線に来て、なだめてくれるかのように。それでペテロは悲しくなって、言った。
「主よ、汝はすべての事を知り(エイドー)給ふ、汝は我が汝をねんごろにし参らすことを知り(ギノスコー)給ふ。」(ヨハネ21:17 永井訳)
私達には、完全な愛など無い。主の基準には、達し得ない。だから私達もペテロのように、主に告白するしか無い。「あなたは、私達が弱く不完全で、アガペーの無い者である事を、感覚的に知っておられ(エイドー)、客観的にも知って(ギノスコー)おいででしょう、それでも私は、あなたを親っている、それしかありません。」と。 私達は結局、主が私達を「知っておられる」事に、よりすがるしか無いのである。
主は、天を押し曲げて降りて来られ、私達と同じ「人」として住み、同じ目線に立って下さり、辛うじて「フィレオー」しか出来ない私達に、イエス様の大切な羊を飼うようにと、主の働きを託して下さるのだ。
その時は、辛うじてフィレオーとしか答えられないペテロだったが、主と共に歩んで行き、主の羊達を養う内に、彼は「持ち合わせていない」と思っていたアガペーを、自然に身につけて行ったようである。
伝承によると、ペテロは後に、捕らえられ殺されると知りながらもローマへと戻って、迫害されているイエス様の羊たちを養い、捕らえられ、自らのいのちを投げ出してアガペーの愛を体現した。神の国は、御言葉の種が蒔かれたなら、夜は寝て朝は起き、そうこうしている内に、その人の内で育っていくものである。

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