メッセージ - 昔からの主のご計画の通りに(エズラ記1章)
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【概要】
エズラ記1章の解説。ペルシャ王クロスによるユダヤ人帰還許可の背景と意義。
【聖書箇所】
エズラ記1章、エレミヤ書29:10-14、ダニエル書9章、イザヤ書44:24-28, 45:1-2
【励ましの言葉】
主の予言は必ず成就する。たとえ困難な状況にあっても、主を心から求め続ければ、主は必ず見出される。
【***詳細***】
エズラ記1章は、ペルシャ王クロスがユダヤ人の帰還と神殿再建を許可する場面から始まります。これは、預言者エレミヤが予言した70年の捕囚期間の終わりを示しています。
重要な点は、この出来事が単なる偶然ではなく、神の計画の成就であることです。**「主はペルシャの王クロスの霊を奮い立たせた」**(エズラ1:1)という表現は、神がクロスの心を動かしたことを示しています。
さらに驚くべきことに、イザヤ書では、クロスの名が150年以上前に預言されていました。**「私はクロスに向かっては、『わたしの牧者、わたしの望むことを皆成し遂げる』と言う」**(イザヤ44:28)。この預言は、クロスがバビロンを征服する方法まで詳細に描写しています。
この状況の背景には、ダニエルの祈りがありました。ダニエルは捕囚の70年が満ちようとしていることを悟り、**「私は顔を神である主に向けて祈り、断食をし、荒布を着、灰をかぶって願い求めた」**(ダニエル9:3)と記されています。彼の熱心な祈りと悔い改めは、神の計画の成就を促進したと考えられます。
このエズラ記の出来事は、エレミヤの預言の成就でもあります。**「バビロンに七十年の満ちるころ、わたしはあなたがたを顧み、わたしの幸いな約束を果たして、あなたがたをこの所に帰らせる」**(エレミヤ29:10)。この預言は、イスラエルの民が苦難の中にあっても、神が彼らのために将来と希望の計画を持っていることを示しています。
この出来事から学べる重要な教訓は、どんな状況にあっても神を求め続けることの大切さです。**「もしあなたがたが心を尽くしてわたしを探し求めるなら、わたしを見つけるだろう」**(エレミヤ29:13)という約束は、今日の私たちにも適用されます。
ダニエルの例は、異国の地にあっても信仰を保ち続けることの重要性を教えています。彼は高い地位にありながらも、**一日に三度、エルサレムに向かって祈る**習慣を守り続けました。この忠実さが、神の計画の成就に大きな役割を果たしたのです。
【結論】
エズラ記1章の出来事は、神の予言の確実な成就を示しています。私たちも、どんな状況にあっても神を求め続け、御言葉に忠実であることの重要性を学ぶべきです。そうすれば、神は必ず私たちを見出し、その計画を成し遂げてくださるでしょう。