メッセージ - 頭、ひげ、はげ頭のツァラアト(レビ記13:29-46)

頭、ひげ、はげ頭のツァラアト(レビ記13:29-46)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » レビ記
執筆 : 
pastor 2013-5-20 23:16

礼拝説教メッセージ音声:頭、ひげ、はげ頭のツァラアト(レビ記13:29-46):右クリックで保存

今回は、頭または、あご(ひげ)の部分にツァラアトが生じた場合の指示である。
疑いのある症状が現れた場合、七日間隔離して様子を見、それが広がっていないなら、そこで「きよい」と宣言されるのが通例だったが、頭、またはあご(ひげ)の部分に患部が生じた場合は、その部分の毛を剃り落として、さらに、もう七日間隔離する。
この部位に関しては、他の部位の場合より倍の慎重さをもって扱われる。それはどういうことか。

それは、「頭」や「ひげ」という部位は、男性にとっても、女性にとっても、その人自身の栄光をあらわす場所だからである。
ダビデは、ひげを半分剃られてしまって非常に恥じている使者達を配慮し、ひげが伸びるまでの間、町にこもっているよう指示した。(2サムエル10:1-5)
また、髪が長い事は、女性にとっては栄光、男性にとっては恥である事が、第一コリント11章に記されている。

『人がもしその頭から毛が抜け落ちても、それがはげならば清い。』(レビ記13:40)
男性の「はげ」は、普通に起こりうる現象だが、それをあざけりの対象として見る価値観は、昔のイスラエルにもあったようである。

『彼(エリシャ)はそこからベテルへ上ったが、上って行く途中、小さい子供らが町から出てきて彼をあざけり、彼にむかって「はげ頭よ、のぼれ。はげ頭よ、のぼれ」と言ったので、彼はふり返って彼らを見、主の名をもって彼らをのろった。すると林の中から二頭の雌ぐまが出てきて、その子供らのうち四十二人を裂いた。』(2列王記2:23-24)
はげ頭をあざけった報いとして、四十二人の子供が熊に襲われる。
それを「やりすぎ」と思うかもしれないが、男性の「頭」、ことに、神の預言者の、栄光の現れである「頭」を蔑む事が、いかに恐ろしい罰を招くか、伺い知る事ができる。

『祭司はこれを見なければならない。もしそのはげ頭または、はげ額の患部の腫が白く赤みをおびて、身の皮にらい病があらわれているならば、その人はらい病に冒された者であって、汚れた者である。祭司はその人を確かに汚れた者としなければならない。患部が頭にあるからである。』(レビ13:43-44)

ここで「確かに汚れた者(utterly unclean)」という、特有の強い表現がなされる理由は、患部が「頭」にあるから、である。
このように、「頭」や「ひげ」という、人の栄光をあらわす部位については、他よりも、二倍の慎重さ、二倍の期間をもって、取り扱われなくてはならない。
そして、そこにツァラアトが発覚した場合、「確かに汚れた者(utterly unclean)」という強い表現であらわされるのだ。
ウジヤ王の場合、祭司たちの面前で、ひたいにツァラアトが現れたが、いかに彼の傲慢さが神の御心を損ねたかが分かる。(2歴代誌26章)

現代、キリストのからだである教会においても、同じ価値観を適用できる。
かしらと見られる人、主だった人達の罪や汚れは、二倍の注意をもって対処しなければならない。
『よく指導の任に当たっている長老は、二重に尊敬を受けるにふさわしいとしなさい。みことばと教えのためにほねおっている長老は特にそうです。聖書に「穀物をこなしている牛に、くつこを掛けてはいけない。」また、「働き手が報酬を受けることは当然である。」と言われているからです。長老に対する訴えは、ふたりか三人の証人がなければ、受理してはいけません。』(1テモテ5:17-19)

そして、ツァラアトがあらわれて「汚れている」と宣言された人は、自ら、次のように振舞う事が命じられている。
『患部のあるらい病人は、その衣服を裂き、その頭を現し、その口ひげをおおって『汚れた者、汚れた者』と呼ばわらなければならない。その患部が身にある日の間は汚れた者としなければならない。その人は汚れた者であるから、離れて住まなければならない。すなわち、そのすまいは宿営の外でなければならない。』(レビ記13:45-46)

これは、その人にとって辛い事かもしれない。しかし、祭司に「汚れている」と宣言された者は、神のコミュニティに、自らの汚れを振りまいてはならない。
同様に、教会はキリストのからだである事をわきまえ、自分一人の汚れやエゴ、あるいは身勝手な人権思想によって、自分の汚れを、キリストのからだに持ち込んではならない。

ツァラアトにかかった人は、一人になって、悔い改めて主に立ち返るべきである。
神である主こそ、全ての罪汚れから、病から、清めて下さるお方であり、その事を信じて主に向かい、主の御言葉どおり行う人は、主の栄光を見る。
預言者エリシャの時、イスラエルにはツァラアトを患っている人はたくさんいたが、その誰もきよめられないで、シリヤ人ナアマンだけがきよめらた。ナアマンは、預言者に言われた事を、曲がりなりにも、実行したからである。
イエス様の時代、10人のツァラアト患者は全員清められたが、彼らはイエス様に助けを求め、まだ癒されていない時に、あたかも「癒された」人が取るかのような行動を、イエス様の言葉を信じて行ったからである。

主イエスキリストこそ、ツァラアトからも、霊的なあらゆる汚れからも、清めてくださるお方である。
私達は、あらゆる思い込みや先入観を捨て、人々に頼るのではなく、このお方に向かって、助けを求めるべきである。

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