メッセージ - 栄光の家系の女達 – タマル3 王族としての整え(創世記38:20-26)

栄光の家系の女達 – タマル3 王族としての整え(創世記38:20-26)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2013-8-4 18:30

栄光の家系の女達 – タマル3 王族としての整え(創世記38:20-26)
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皆さんは、印鑑や一族のしるしを、誰とも分からぬ遊女に報酬の抵当として預けたりするだろうか。イスラエル王族の父祖・ユダは、それをしてしまう程、霊的に落ちぶれていたが、主はそこから立ち直らせて下さる。
ユダが、遊女の報酬のやぎを送ろうとしたのは、遊女にさえ律儀に約束を守るため、というより、大事な自分の印と紐、つえを取り戻すためだった。しかし、彼女は探しても見つからなかった。(創世記38:20)
それらの三品は、本人証明に使える程の大事なものであるにもかかわらず、それを持っている”遊女”を徹底的に探す事をしなかったのは、ユダにとって、自分のした事は、恥だったからである。(23節)

『ところが三月ほどたって、ひとりの人がユダに言った、「あなたの嫁タマルは姦淫しました。そのうえ、彼女は姦淫によってみごもりました」。ユダは言った、「彼女を引き出して焼いてしまえ」。』(24節)
この場面はタマルの危機というより、ユダの危機である。ユダは、タマルが姦淫したという事で死刑に定めたが、彼自身こそ、3ヶ月前、密かに遊女を買い、それを隠しおおせたつもりが、主はそうは行かせない。
『彼女は引き出された時、そのしゅうとに人をつかわして言った、「わたしはこれをもっている人によって、みごもりました」。彼女はまた言った、「どうか、この印と、紐と、つえとはだれのものか、見定めてください」。』
ユダは、うやむやに葬り去ろうとした諸々が、全て、明るみに出されてしまった。
自分と家族が主から離れている事をうやむやにし、タマルに夫を与える約束をうやむやにし、神様の御心である産んで増えて行くという事をうやむやにしつつ、自分は遊女と遊び、その事も秘密裏に葬り去ろうとした結果、それら全てが結実した実は、自分の赤ちゃんという、誰にも申し開き出来ないものだった。
神に属する一族は、罪の問題やいのちを生む事、悔い改める事など、神に果たすべき責任を、うやむやのまま先延ばしにして、そのままフェードアウトする事など、出来ないのだ。

本来、かけがえのないはずの自分の赤ちゃんが、恥である時、その人自身には必ず 罪がある。
しかし、いかに人の罪の行いの結果生まれたいのちであっても、いのちは例外なく主の御前に尊い光であり、人が隠しおおせるものではなく、そのいのちを疎む者を、主は疎まれる。ユダはどう対応しただろうか。
『ユダはこれを見定めて言った、「彼女はわたしよりも正しい。わたしが彼女をわが子シラに与えなかったためである」。彼は再び彼女を知らなかった。』(26節)
彼は試されたが、主の前に正しい対応をした。すなわち、自分の罪を認め、悔い改め、罪の行いを離れた。
もしこの時、頑固になって怒り狂い、タマルを焼き殺し、自分の赤ちゃんのいのちまで奪っていたとしたら、彼もオナンのように、主に打たれていたのではなかろうか。
彼の子孫・ダビデ王も、姦淫の結果のいのちの事で、犯した罪が示された時「私は主に対して罪を犯した」と正直に非を認め、正しい判断をした。それで主は、ダビデを打たれず、罪を見過ごして下さった。

罪ある事を主から示された時、正直に認め、悔い改め、罪に戻らない事。それこそ、王族の対応である。
ユダはずっと後、エジプトの宰相となった弟・ヨセフから濡れ衣を着せられた時、一切の言い訳をせず、告白した。『われわれはわが主に何を言い、何を述べ得ましょう。どうしてわれわれは身の潔白をあらわし得ましょう。神がしもべらの罪をあばかれました。』(44:16)
ユダは、主からの懲らしめと恥を受けた事により、罪を指摘された時は断然、正直になって悔い改めるようにと、また、伴侶選びと女性に関してはくれぐれも気をつけるようにと、自分と子孫達を教育した事だろう。
それでユダの家は、多くの失敗を事前に防げた事だろう。こうしてユダ族は、支配者として整えられて行き、ついには、罪なき身であるのに、罪人の身代わりとなって、その身を差し出すという、主イエスにも似た、黄金のように気高く尊い性質を帯びるまでになった。(創世記44章)
そうしてユダは、後に、兄弟の中で一番の祝福を父ヤコブから受けた。『つえはユダを離れず、立法者のつえはその足の間を離れることなく、シロの来る時までに及ぶであろう。もろもろの民は彼に従う。』(49:8)
一度は、肉欲のために手放してしまった支配者の杖だが、タマルという主の懲らしめの杖を真正面から受け入れ、悔い改めた結果、もはや支配の杖は、彼から決して離れる事は無くなったのだ。
罪を正直に認め、悔い改め、王族の高貴な性質を帯びるようになって行く皆さんでありますように!

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