メッセージ - 非難するミリヤム、飲まれるアロン、執り成すモーセ(民数記12:10-16)

非難するミリヤム、飲まれるアロン、執り成すモーセ(民数記12:10-16)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 民数記
執筆 : 
pastor 2013-9-10 23:31

礼拝説教メッセージ音声:非難するミリヤム、飲まれるアロン、執り成すモーセ(民数記12:10-16):右クリックで保存

『主は彼らにむかい怒りを発して去られた。雲が幕屋の上を離れ去った時、ミリアムは、らい病(ツァラアト)となり、その身は雪のように白くなった。アロンがふり返ってミリアムを見ると、彼女はらい病(ツァラアト)になっていた。 』(民数記12:9-10)
ミリヤムが主にツァラアトにされてしまったのは、権威に逆らう高慢さの故である。

ウジヤ王も同じように、高慢さの故に主に打たれ、ツァラアトにされた。(2歴代誌26章)
彼は最初は、主の御心に叶う事を守り行う、良い王だった。
それで主は彼を助け、ペリシテ人に勝利させ、内政も軍備も充実させる事で、その名声は鳴り響き、大いに強くなった。
『ところが彼は強くなるに及んで、その心に高ぶり、ついに自分を滅ぼすに至った。すなわち彼はその神、主にむかって罪を犯し、主の宮にはいって香の祭壇の上に香をたこうとした。』(2歴代誌26:16)
律法によると、主の宮に入って香を炊く事が出来るのは、王ではなく、祭司のみであり、その事を祭司アザルヤによって戒められたが、ウジヤ王はそれを聞くと激しく怒り、頑として、思っていた事を為そうとした、まさにその時、彼の額に、ツァラアトが現れた。
彼は死ぬまでツァラアトに冒され、隔離されたまま生涯を終えた。

ウジヤ王がツァラアトになったのも、ミリヤムと同じ「高慢」故であり、戒めを聞かず、怒り、頑なになったからである。
彼は、生涯の前半、輝かしい実績の数々を残した。それなのに、その成功が高ぶりを呼び起こし、それがツァラアトという実体となってしまい、人生の後半は、ツァラアト患者として隔離され、死んだ後も、王たちの墓に葬られるのではなく、連なる墓地に葬られた。

このように主は、その人の内に秘められた高慢が、ある点に達した時、明らかな形で打たれる。
成功した時こそ、注意が必要である。
罪や高ぶりを悔い改める事は、一生続けるべきものであり、「悔い改め」なる「苦行」を10回したら、もう悔い改めはしなくても良い、といった類のものでは、決してない。
従順と謙遜、そして悔い改めを、私達は一生続けるものであり、終わりは無い。

「ツァラアト」は、私達の肉の奥底に住んでいる「内住の罪」をよく表している。
この病は、皮膚の奥底に潜伏し、表面化しない事も多い。
またこの病は、伝染するものであり、それに犯されている事が発覚した場合は、人々から離れる事が定まっている。
実際アロンは、ミリヤムの「権威への不従順というツァラアト」が、伝染されてしまった。

『そこで、アロンはモーセに言った、「ああ、わが主よ、わたしたちは愚かなことをして罪を犯しました。どうぞ、その罰をわたしたちに受けさせないでください。どうぞ彼女を母の胎から肉が半ば滅びうせて出る死人のようにしないでください」。その時モーセは主に呼ばわって言った、「ああ、神よ、どうぞ彼女をいやしてください」。』(民数記12:11-13)
ミリヤムがツァラアトに冒されたが、悔い改めの口火を切ったのは、アロンだった。
それもアロンは、主(エホバ)にではなく、モーセに「主よ」と言って願い、それでモーセは、主(エホバ)に直接執り成し祈った。

十二章の登場人物がそれぞれした事と、語った言葉を見てみると、とても興味深い。
まずミリヤムは、モーセを非難する言葉を語ったが、主に打たれ、ツァラアトに冒されたのに、悔い改めも謝罪の言葉も無かった。
アロンは、ミリヤムの高慢や嫉妬に「感染」し、一緒にモーセを非難するために入って来たが、彼女が主に打たれた時、主にではなくモーセに執り成しを願い求めた。
そしてモーセは、彼女達に非難された事に対しては何の口も開かず、主が直接弁護して下さり、そして、主に打たれたミリヤムのために、直接執り成した。
ミリヤムとアロンの訴えは「主はただモーセによって語られるのか。われわれによっても語られるのではないのか」だったが、もはや、勝負ありである。

『主はモーセに言われた、「彼女の父が彼女の顔につばきしてさえ、彼女は七日のあいだ、恥じて身を隠すではないか。彼女を七日のあいだ、宿営の外で閉じこめておかなければならない。その後、連れもどしてもよい」。そこでミリアムは七日のあいだ、宿営の外で閉じこめられた。民はミリアムが連れもどされるまでは、道に進まなかった。』(民数記12:14)
彼女は七日間ツァラアト患者として隔離され、その後、癒されたようである。
そして民は、ミリヤムが連れ戻されるまでは旅立たなかった。
この事は、宿営全体が知り、見ていた事なのだ。
それ程、彼女がした罪、すなわち、権威に逆らう罪は、見過ごしに出来ない事であり、また、権威に逆らうと、どんな罰が待っているのか、民は見知ったのである。

私達はモーセのように、キリストのように、謙遜で、主ご自身から直接弁護される者でありたい。
『キリストは罪を犯さず、その口には偽りがなかった。ののしられても、ののしりかえさず、苦しめられても、おびやかすことをせず、正しいさばきをするかたに、いっさいをゆだねておられた。さらに、わたしたちが罪に死に、義に生きるために、十字架にかかって、わたしたちの罪をご自分の身に負われた。その傷によって、あなたがたは、いやされたのである。』(1ペテロ2:22-24)

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