メッセージ - 主に逆らった罪の数々も思い起こせ(申命記9:7-21)

主に逆らった罪の数々も思い起こせ(申命記9:7-21)

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執筆 : 
pastor 2014-1-18 20:36

礼拝説教メッセージ音声:主に逆らった罪の数々も思い起こせ(申命記9:7-21):右クリックで保存

『あなたは荒野であなたの神、主を怒らせたことを覚え、それを忘れてはならない。』(9:7a)
主がイスラエルに、カナンの良い地を得させて下さるのは、あなた方が正しいからではない、と、モーセは三回繰り返した。むしろイスラエルは、主に逆らい通しで、うなじのこわい(頑なな)民だ、と指摘し、イスラエルが今までいかに主に逆らい、主を怒らせてきたかを、詳細に思い起こさせている。

私達も、自分が主に逆らって来た数々を思い返し、その過去と正面から向き合う事は、有益である。
自分がいかに、主の御前に醜い事をして来たか、どんな迷惑を、神と人とに為して来たかを、真正面から見つめ、それを悲しみ、悔い、もう二度と神と人とを悲しませる事をすまい、と決心するのだ。
自分がして来た、悪しき事の数々にも関わらず、主は、いかに良き事をして来てくださったのか。
それを知れば知るほど、私達は、自分に与えられた冠は、全て主の御前に投げ出し、ただ、主にひれ伏す以外には無い事を、知るのである。

自分がして来た恥ずべき事を、指摘されるのを嫌がったり、そこから話題を逸そうとしたり、あるいは、指摘している人のほうを逆に訴え、攻め立てる者がいるが、そのような人は、いつまで経っても恵みの深みに入る事は出来ず、呪われた生き方から脱却出来ない。
自分の罪と向き合う事をしないから、罪は相変わらず手付かずのまま残ったままで、その罪が神との隔ての壁となり、祝福の窓は、閉じられたままだからだ。
アダムやカインが、神様から罪を指摘された時、自分の罪を認めるのではなく、逆に神を訴え、それによって呪いが確定してしまったように、罪を認めず、逆に、神や人を訴え出るのは、呪いとさすらいと拒絶を受けるべき性質である。

『あなたがたはエジプトの地を出た日からこの所に来るまで、いつも主にそむいた。またホレブにおいてさえ、あなたがたが主を怒らせたので、主は怒ってあなたがたを滅ぼそうとされた。わたしが石の板すなわち主があなたがたと結ばれた契約の板を受けるために山に登った時、わたしは四十日四十夜、山にいて、パンも食べず水も飲まなかった。』(申命記9:7-9)
モーセはまず、四十年前、イスラエルがホレブ山のふもとで、主を怒らせる事をしたのを思い起こさせた。

モーセは主から契約の板をいただくために、四十日四十夜断食し、主に求めた。
それなのに民ときたら、モーセが早く無事に山から戻ってくるのを祈るのでもなく、あのモーセという者がどうなったか分からないから、私達のために、先立っていく神々を作ってくれ、と、アロンに頼んだ。(出エジプト記32:1)

『そしてわたしが見ると、あなたがたは、あなたがたの神、主にむかって罪を犯し、自分たちのために鋳物の子牛を造って、主が命じられた道を早くも離れたので、わたしはその二枚の板をつかんで、両手から投げ出し、あなたがたの目の前でこれを砕いた。』(申命記9:16-17)

契約の石板は、あまりに「聖」であり、罪ある人間が、その前に立つなら、たちまち「聖」に打たれて死んでしまう。
サムエルの時代、多くの人が石の板を、そのまま見てしまった故に死んでしまったし(1サムエル6:19)、ウザは、契約の箱が倒れそうなのを、手で押さえただけなのに、容赦なく打たれて死んだ。(2サムエル6章)

モーセが主からいただいた石の板に、真っ先に書かれてあった事は、十戒の第一戎、「あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない。」、その次に書かれてあるのは第二戎「あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない」である。
民は早くも、それらを破ってしまった。
この聖なる石板が、むき出しのまま、罪を飲み食いしている彼らの前にあらわれたとしたら、彼らはたちまち打たれ、誰も残らなかった事は、容易に想像出来る。
だから、モーセが石板を割ったのは、怒りに任せてというより、民を憐れみ、主に執り成すためだったのではなかろうか。

『そしてわたしは前のように四十日四十夜、主の前にひれ伏し、パンも食べず、水も飲まなかった。これはあなたがたが主の目の前に悪をおこない、罪を犯して主を怒らせたすべての罪によるのである。主は怒りを発し、憤りを起し、あなたがたを怒って滅ぼそうとされたので、わたしは恐れたが、その時もまた主はわたしの願いを聞かれた。』(申命記9:18)
モーセは民のために執り成すために、再び四十日四十夜、主の前にひれ伏し、パンも食べず、水も飲まなかった。

イエス様も、悪魔の試みを受けるために荒野へ出て行き、四十日四十夜、パンも食べず、水も飲まなかった。
荒野の民は、誘惑されもせずに、四十日で堕落してしまったが、イエス様は、人として悪魔の誘惑を受け、人として悪魔に勝利した。
それによって、イエス様は私達に、悪魔に勝利する術を、手本として示して下さった。すなわち、御言葉の剣による勝利の方法である。(マタイ4章)

誘惑に遭った時は、歯を食いしばって誘惑を耐えても、無意味である。
その時は、私達もイエス様のように、御言葉の剣を差し出す事によって、悪魔に勝利出来るのだ。
私達は、人間的ながんばりによって誘惑に勝つのではない。御言葉を信じ、信仰をもってそれを宣言する事によって、誘惑と悪魔とに勝利するのだ。

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