メッセージ - 神の民に搾取されっぱなしは無い(申命記15:12-18)

神の民に搾取されっぱなしは無い(申命記15:12-18)

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執筆 : 
pastor 2014-2-11 20:20

礼拝説教メッセージ音声:神の民に搾取されっぱなしは無い(申命記15:12-18):右クリックで保存

『もしあなたの兄弟であるヘブルの男、またはヘブルの女が、あなたのところに売られてきて、六年仕えたならば、第七年には彼に自由を与えて去らせなければならない。彼に自由を与えて去らせる時は、から手で去らせてはならない。群れと、打ち場と、酒ぶねのうちから取って、惜しみなく彼に与えなければならない。すなわちあなたの神、主があなたを恵まれたように、彼に与えなければならない。』(申命記15:12-14)

主は、人がいつまでも人の奴隷である事を、良しとしない。
六年仕えたなら、第七年には自由にしてやらなければならないと命じておられる。
そして、彼らを自由にした時には、必ず彼らが自立して家庭を築き、家族をしっかり養っていけるようにしてやるべきであり、その手元に何も残さずに出すような事はしてはならない。

だから、現代日本のように、6年以上働いても、家を買うどころか、結婚して子供を生む事さえままならないような労働条件は、奴隷以下であると言える。
そのように、人の弱みにつけ込んで不当に搾取をする事は、「ほふられる日のために災いを積み上げる」事である。
『見よ、あなたがたが労働者たちに畑の刈入れをさせながら、支払わずにいる賃銀が、叫んでいる。そして、刈入れをした人たちの叫び声が、すでに万軍の主の耳に達している。あなたがたは、地上でおごり暮し、快楽にふけり、「ほふらるる日」のために、おのが心を肥やしている。』(ヤコブ5:4-5)
という事は、今日本は、何千万人という人々の未払い賃金が、主に向かって叫び声を上げている事になる。
日本に次から次へと災いが降りかかるのは、偶像崇拝など主の忌み嫌われる事を幾つもしているからだが、その理由一つに、この「不当な搾取」がある事は確かだ。

神の民は、搾取されっぱなし、やられっぱなし、という事は無い。
エジプトで400年間奴隷だったイスラエルに対し、主は、エジプトからはぎ取るよう命じられ(出エジプト記3:22)、事実、その通りになった。
ヤコブも、ラバンの元で7年間ラケルのために、さらに7年間レアのために、さらに6年間、一人立ちするための財産を得るために、ラバンの持ち物の面倒を見たが、ラバンはヤコブが何をしても祝福されるので、彼を去らせる事を嫌がり、また、彼に報酬を与える事も惜しんで、何度も報酬の条件を変えた。
しかし主は、ヤコブがいいように搾り取られる事を赦さず、ヤコブのために弁護して下さり、ヤコブは祝福され、多くの物持ちになって、無事、ラバンの元を去る事が出来た。(創世記31章)

『あなたはかつてエジプトの国で奴隷であったが、あなたの神、主があなたをあがない出された事を記憶しなければならない。このゆえにわたしは、きょう、この事を命じる。』(申命記15:15)
イスラエルはかつて奴隷であった事を、いつも覚えていなくてはならない、と、命じられているのは、奴隷を雇うまでに祝福された時、彼らにきつく当たらせないためである。

自分の元にいる奴隷が、とても有能であるなら、ラバンがヤコブを去らせなかったようにしたくなるのが実情であるが、それは主の命令に反する事である。
奴隷を自由にしてやった後の、自分の家や事業の心配は、全く無用である。なぜなら、次のように、祝福の約束があるからだ。
『彼に自由を与えて去らせる時には、快く去らせなければならない。彼が六年間、賃銀を取る雇人の二倍あなたに仕えて働いたからである。あなたがそうするならば、あなたの神、主はあなたが行うすべての事にあなたを祝福されるであろう。』(申命記15:18)

日本には奴隷制度は無く、一見、日本には奴隷は一人もいないように見えるが、実は、人は誰しも、何かしらの奴隷である。
『あなたがたはこのことを知らないのですか。あなたがたが自分の身をささげて奴隷として服従すれば、その服従する相手の奴隷であって、あるいは罪の奴隷となって死に至り、あるいは従順の奴隷となって義に至るのです。』(ローマ6:16)
皆さんは、何の奴隷だろうか。
私達キリスト者は、キリストの奴隷であるべきである。

『その人があなたと、あなたの家族を愛し、あなたと一緒にいることを望み、『わたしはあなたを離れて去りたくありません』と言うならば、あなたは、きりを取って彼の耳を戸に刺さなければならない。そうすれば、彼はいつまでもあなたの奴隷となるであろう。女奴隷にもそうしなければならない。』(申命記15:16-17)

それまで仕えて来た奴隷が、いつまでもその主人の元にいたい、という場合、その奴隷の「耳」を、きりで戸に刺し貫いて打ち付ける、というのは、実に興味深い。
皆さんは、主人であるキリストの元を去りたいだろうか?
去りたくないのであるなら、皆さんの「耳」は、キリストの家の扉へと、打ち付けるべきである。
主の宮において、いつも主に耳を開き、いつも主の門にいて耳をすましているなら、皆さんは、いつまでも主の門で仕える主のしもべなのだ。

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