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メッセージ - 占領国の女性を妻とする時(申命記21:10-17)

占領国の女性を妻とする時(申命記21:10-17)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 申命記
執筆 : 
pastor 2014-3-7 23:03

礼拝説教メッセージ音声:占領国の女性を妻とする時(申命記21:10-17):右クリックで保存

歴史を見ると、戦勝国は占領国の女性をほしいままに蹂躙する事が多いが、モーセはそのような事を許さず、捕虜の扱いにも、理性と秩序を命じている。
『あなたが出て敵と戦う際、あなたの神、主がそれをあなたの手にわたされ、あなたがそれを捕虜とした時、もし捕虜のうちに美しい女のあるのを見て、それを好み、妻にめとろうとするならば、その女をあなたの家に連れて帰らなければならない。女は髪をそり、つめを切り、また捕虜の着物を脱ぎすてて、あなたの家におり、自分の父母のために一か月のあいだ嘆かなければならない。そして後、あなたは彼女の所にはいって、その夫となり、彼女を妻とすることができる。』(申命記21:10-13)

占領国の捕虜の女性を、妻としてめとる場合は、いきなり妻にしてはならず、彼女が自分の父や母のために泣く期間を1ヶ月与えるよう命じている。
悲しみの感情を正常に吐露する期間を設けぬまま迎え入れるなら、彼女は傷を残したまま来る事となり、彼女にとっても、家にとっても、災いの元となってしまう。

この場合、女性は髪を剃り、爪を切る。
長い髪は女性にとって栄光で(1コリント11:15)、爪も、女性の美しさをアピールする所であるが、その美しさを一旦剥ぎ取る事によって、男性は理性的にその女性を見る事が出来る。
その1ヶ月の間、男性は、美しさを剥がれた女性の、より本質的な姿を見ることが出来、その期間に、やはり妻にはしないほうが良いと思うようになるかもしれないし、ますます妻にしたいと思えるようになるかもしれない。
たとえ結婚はやめようという事になっても、お互い、いらぬ傷を受ける事から免れるし、貞潔を守る事にもなる。
出会ったばかりの男女は、何かと相手が魅力的に映り、結婚を急ぎがちになるものだが、このように、ある程度の冷静かつ客観的に互いを知る期間を設ける事は、互いの将来に有益なものとなる。

そうして結婚した後、もし、その女性と離婚するという事になった場合も、その女性は、奴隷としてどこかに売りつける事はしてはならず、自由人として去らせるよう命じている。(申命記21:14)

モーセは離婚をゆるしているが、元々、離婚は神の御心ではない。
『イエスは答えて言われた、「あなたがたはまだ読んだことがないのか。『創造者は初めから人を男と女とに造られ、そして言われた、それゆえに、人は父母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりの者は一体となるべきである』。彼らはもはや、ふたりではなく一体である。だから、神が合わせられたものを、人は離してはならない」。
彼らはイエスに言った、「それでは、なぜモーセは、妻を出す場合には離縁状を渡せ、と定めたのですか」。イエスが言われた、「モーセはあなたがたの心が、かたくななので、妻を出すことを許したのだが、初めからそうではなかった。そこでわたしはあなたがたに言う。不品行のゆえでなくて、自分の妻を出して他の女をめとる者は、姦淫を行うのである」。』(マタイ19:4-9)

モーセが離婚を許したのは、人がかたくななので、あえてそのように定めた、と、イエス様は言っている。
モーセが次のようにも定めているのも、強い立場の身勝手から、弱い立場の人を守るためだ。
『人が二人の妻をもち、その一人は愛する者、一人は気にいらない者であって、その愛する者と気にいらない者の二人が、ともに男の子を産み、もしその長子が、気にいらない女の産んだ者である時は、その子たちに自分の財産を継がせる時、気にいらない女の産んだ長子をさしおいて、愛する女の産んだ子を長子とすることはできない。必ずその気にいらない者の産んだ子が長子であることを認め、自分の財産を分ける時には、これに二倍の分け前を与えなければならない。』(申命記21:15-17)

私達・教会は、世という古き家から離れ、キリストという新しい主人の元に嫁いで行った「花嫁」である。
キリストは、この「世」に勝利し、世の支配者であるサタンに勝利され、その支配下にあった私達をサタンから分捕って、戦勝国である神の国へと連れて来られ、そしてさらに、キリストの花嫁とされたのだ。
占領国の女性がめとられる時、髪を剃り、爪を切るように、私達からは以前の世の飾りは脱ぎ捨てられ、キリストが備えて下さる「良き行い」という飾りで、飾られる。
コラの子達は「愛の歌」で、次のように詠んでいる。
『娘よ、聞け、かえりみて耳を傾けよ。あなたの民と、あなたの父の家とを忘れよ。王はあなたのうるわしさを慕うであろう。彼はあなたの主であるから、彼を伏しおがめ。』(詩篇45:10)
私達も、古き世を忘れ、新しい主人であるキリストに伏しおがむなら、キリストは、私達の信仰の美しさを慕い、キリストに愛され、守られ、養われ、ますます幸いで新しい生活を享受できるのである。

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