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メッセージ - 主の会衆に加わってはならない者なのに(申命記23:1-8)

主の会衆に加わってはならない者なのに(申命記23:1-8)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 申命記
執筆 : 
pastor 2014-3-15 20:23

礼拝説教メッセージ音声:主の会衆に加わってはならない者なのに(申命記23:1-8):右クリックで保存

今回の箇所では、主の会衆に加わってはならない者の特徴が示されているが、これを見ると、主の会衆に本来加わる事が出来る人は、非常に限られている事が分かる。

『すべて去勢した男子は主の会衆に加わってはならない。』(申命記23:1)
そのような傷のあるレビ人の祭司も、御前で奉仕する事は禁じられているし、そのような傷のある動物も、主に捧げるいけにえにしてはならないと定められている。(レビ記21,22章)
だから、異邦人の宦官は、御前に出る事が出来ない”筆頭”と言えるだろう。

『私生児は主の会衆に加わってはならない。その子孫は十代までも主の会衆に加わってはならない。アンモンびととモアブびとは主の会衆に加わってはならない。彼らの子孫は十代までも、いつまでも主の会衆に加わってはならない。』(申命記23:2-3)
私生児は、親の権威に対しての認識や、性的な認識において、傷を負っている事が多いからかもしれない。
また、アンモン人やモアブ人は、アブラハムの親戚(すなわちイスラエル民族の親戚)であるにもかかわらず、イスラエルが荒野を放浪している時、「助け」ではなく「呪い」を与えようとしたからであり、彼らに対しては、『あなたは一生いつまでも彼らのために平安をも、幸福をも求めてはならない。』(6節)とまで命じられている。

以上のように、宦官や私生児、モアブ人などは、主の会衆に加われない事が分かったが、聖書を見ると、このような人たちが、なぜか、主の会衆に加えられているケースを多く見る。
異邦人の中で最初に洗礼を受ける栄誉にあずかったのは、エチオピア人の宦官であったし(使徒8章)、エフタは私生児で本家から追い出されていたのに、主は彼を士師として用いられたし(士師記11章)、ルツはモアブ人であるのに主の集会に加えられ(ルツ記)、ダビデは彼女の十代以内の子孫なのに、イスラエルの王とされている。

一体なぜ、このように、律法に矛盾するような事がまかり通っているのか。
一体なぜ、神の民から疎外されるべき者が受け入れられ、恵みを受けるに相応しからぬ者が、相応しいとされるのだろう。
その理由を探っていくと、私達のような、主の前に全く相応しからぬ者が、主に受け入れられる事の答えが見えてくる。

結論から言えば、この矛盾を一気に飛び越え、矛盾を矛盾でなくするものは、信仰である。
エフタはアンモン人に対して立派な信仰告白をしているし(士師記11章)、ルツもナオミに対して立派な信仰告白をした。(ルツ記1:16)
ダビデは、まだ紅顔の少年だった時に、イスラエルの誰よりも主に信頼し、巨人ゴリアテを打ち倒した。(1サムエル17章)

エチオピア人の宦官の、主を求める心は、並々ならぬものだった。(使徒8章)
彼のような異邦人はエルサレム神殿に詣でても、神殿の「異邦人の庭」より先には入れないし、宦官であるため、イスラエルの民に加えられる事は律法によって禁じられている。
そして彼は、高い地位の忙しい身であるにもかかわらず、エチオピアから、はるばる礼拝のため上り、しかもその帰り道、彼はサスペンション無しの馬車で、舗装されていない道を走りながらでも、イザヤ書を朗読し、思い巡らしていたのだ。
彼は普通のユダヤ人に比べ、一体幾つのハンディキャップがあっただろう。にもかかわらず、どれほど熱心に主を求めていた事だろう。

主は、こう言われる。
『主に連なっている異邦人は言ってはならない、「主は必ずわたしをその民から分かたれる」と。宦官もまた言ってはならない、「見よ、わたしは枯れ木だ」と。主はこう言われる、「わが安息日を守り、わが喜ぶことを選んで、わが契約を堅く守る宦官には、わが家のうちで、わが垣のうちで、むすこにも娘にもまさる記念のしるしと名を与え、絶えることのない、とこしえの名を与える。
また主に連なり、主に仕え、主の名を愛し、そのしもべとなり、すべて安息日を守って、これを汚さず、わが契約を堅く守る異邦人は―― わたしはこれをわが聖なる山にこさせ、わが祈の家のうちで楽しませる、彼らの燔祭と犠牲とは、わが祭壇の上に受けいれられる。わが家はすべての民の/祈の家ととなえられるからである」。』(申命記イザヤ56:3-7)

このように、主を求める人は、いかに異邦人の宦官であっても、神に受け入れられる。
しかし、自分は既に神の民である事に安住し、悔い改める事をしない者は、かえって、神の民から除外されてしまうのである。
『イエスは言われた、「よく聞きなさい。取税人や遊女は、あなたがたより先に神の国にはいる。というのは、ヨハネがあなたがたのところにきて、義の道を説いたのに、あなたがたは彼を信じなかった。ところが、取税人や遊女は彼を信じた。あなたがたはそれを見たのに、あとになっても、心をいれ変えて彼を信じようとしなかった。』(マタイ21:31-32)

今を生きる私達が、主の集会に加われたのは、ただ、イエス様の恵みである。
『私たちがまだ弱かったとき、キリストは定められた時に、不敬虔な者のために死んでくださいました。正しい人のためにでも死ぬ人はほとんどありません。情け深い人のためには、進んで死ぬ人があるいはいるでしょう。しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられます。
ですから、今すでにキリストの血によって義と認められた私たちが、彼によって神の怒りから救われるのは、なおさらのことです。もし敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させられたのなら、和解させられた私たちが、彼のいのちによって救いにあずかるのは、なおさらのことです。』(ローマ5:6-10)

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