メッセージ - 病と恐怖にまといつかれ、追いかけられる人(申命記28:58-68)
礼拝説教メッセージ音声:病と恐怖にまといつかれ、追いかけられる人(申命記28:58-68):右クリックで保存
主の御言葉を守り行わない者への呪いの明細は、さらに続く。
『もしあなたが、この書物にしるされているこの律法のすべての言葉を守り行わず、あなたの神、主というこの栄えある恐るべき名を恐れないならば、主はあなたとその子孫の上に激しい災を下されるであろう。その災はきびしく、かつ久しく、その病気は重く、かつ久しいであろう。主はまた、あなたが恐れた病気、すなわちエジプトのもろもろの病気を再び臨ませて、あなたの身につかせられるであろう。』(申命記28:58-60)
神であられる主の御名は、恐れ敬うべき栄光の御名である。
そのお方を軽んじ、その御言葉を守り行わない者にまとわりつくのろいは、厳しく、長く継続するものであり、病も、しつこくまとわりついて、中々癒やされない。
主を軽んじる者には、のろいと病にしつこくまとわりつかれ、追いかけられるが、主を羊飼いとする人には、恵みといつくしみにまとわりつかれ、追いかけられる。(詩篇23編)
『またこの律法の書にのせてないもろもろの病気と、もろもろの災とを、主はあなたが滅びるまで、あなたの上に下されるであろう。あなたがたは天の星のように多かったが、あなたの神、主の声に聞き従わなかったから、残る者が少なくなるであろう。』(申命記28:61-62)
主の御声に聞き従わない者は、聖書に載っていない病、当時は存在しなかった新しい病にも打たれる事が、ここで預言されている。
実際、現代は、100年前には存在しなかったような恐ろしい不治の病が次々と出現し、たとえ特効薬を開発しても、それが効かない別の病気やウイルスなどが次々と現れている。
主の御声に聞き従い、御言葉を守り行う事にまさる”医療”は無い。それは、どんな金銀をつぎ込んで最先端の医療を受けるよりも、優れている。
『さきに主があなたがたを良くあしらい、あなたがたを多くするのを喜ばれたように、主は今あなたがたを滅ぼし絶やすのを喜ばれるであろう。あなたがたは、はいって取る地から抜き去られるであろう。』(申命記28:63)
しかし、主は元々、罪人の死を望まない。
一人の罪人が悔い改めて立ち返るなら、立ち返る必要の無い99人にまさる大きな喜びが、天で沸き起こる。
『シオンの娘よ、喜び歌え。イスラエルよ、喜び呼ばわれ。エルサレムの娘よ、心のかぎり喜び楽しめ。主はあなたを訴える者を取り去り、あなたの敵を追い払われた。イスラエルの王なる主はあなたのうちにいます。あなたはもはや災を恐れることはない。
その日、人々はエルサレムに向かって言う、「シオンよ、恐れるな。あなたの手を弱々しくたれるな。あなたの神、主はあなたのうちにいまし、勇士であって、勝利を与えられる。彼はあなたのために喜び楽しみ、その愛によってあなたを新にし、祭の日のようにあなたのために喜び呼ばわられる」。』(ゼパニヤ3:14-17)
ゼパニヤ書のこの慰めに満ちた御言葉は、誰にでも与えられるものではない。
ゼパニヤ1−2章の懲らしめをしっかり受け、自分の不従順を悔い改めた者にのみ与えられるものである。
だから、私達も悔い改めなくては、主は私達にとって救いの勇士となっては下さらないし、私達が罪を洗い清めなければ、主が私達を喜ばれる事も無い。
主は、悔い改めて立ち返る人を慰め、災いの宣告を取りのけられるが、そうでない者は、いつも、絶え間なく、災いに怯える。
『その国々の民のうちであなたは安きを得ず、また足の裏を休める所も得られないであろう。主はその所で、あなたの心をおののかせ、目を衰えさせ、精神を打ちしおれさせられるであろう。あなたの命は細い糸にかかっているようになり、夜昼恐れおののいて、その命もおぼつかなく思うであろう。あなたが心にいだく恐れと、目に見るものによって、朝には『ああ夕であればよいのに』と言い、夕には『ああ朝であればよいのに』と言うであろう。』(申命記28:65-67)
このように、いつも自分の主張ばかりして、御言葉を全然聞こうとしない人は、いつも、いわれのない恐怖に怯え、身も心も病んでいく。
御声に聞き従わない者は、諸々の病を患う他、情緒不安定になり、視力も、見識も悪くなり、自分が嫌いな人が栄えてその者に支配されるようになり、いつも訳も分からない漠然とした恐怖に支配され、追われてもないのに逃げるようになる。(レビ記26:16-17)
また、全ての事に対して、とんちんかんとなるため、仕事の人材としては全然使いものにならなくなり、誰も雇ってくれず、仕事も無くなるので、自らを二束三文で身売りするのに、誰も雇ってくれなくなる。
『主はあなたを舟に乗せ、かつてわたしがあなたに告げて、『あなたは再びこれを見ることはない』と言った道によって、あなたをエジプトへ連れもどされるであろう。あなたがたはそこで男女の奴隷として敵に売られるが、だれも買う者はないであろう」。』(申命記28:68)
その人は、主にある聖徒の交わり(イスラエル)の中で、いつも世迷い事ばかり言うので聖徒からは相手にしてもらえず、世(エジプト)に降って行っても、誰も見向きもされない。
このような、御言葉の知識が多少あるのに従順しない中途半端なクリスチャンは、聖徒の交わりから厭われ、無視され、社会においても全然使い物にならず、誰からも相手にされないまま、独り消えていくのだ。
そこから抜け出し、祝福に戻るコツは、もう何度も言われている通りである。『もしあなたが、あなたの神、主の声によく聞き従い、わたしが、きょう、命じるすべての戒めを守り行うならば、あなたの神、主はあなたを地のもろもろの国民の上に立たせられるであろう。』(申命記28:1)
主の御声によく聞き従い、主の御言葉を守り行う事によって、すみやかに災いから離れ、祝福に入る皆さんでありますように!
イエス様の名前によって祝福します!