メッセージ - 虚しい労苦に満ちた生き方(伝道者の書2:18-26)
礼拝説教メッセージ音声(音声のみ)
虚しい労苦に満ちた生き方(伝道者の書2:18-26):右クリックで保存
【概要】
今日のメッセージは、伝道者の書2章18節から26節を通して、人生の労苦とその虚しさについて考えます。ソロモンの経験を通して、神様抜きの労苦がいかに虚しいかを学び、キリストにあって働くことの意義を見出します。
【聖書箇所】
伝道者の書2章18節から26節
【慰めの言葉】
イエス様が共にいるならば、どんな労苦も無駄ではなく、慰めと喜びに満ちたものとなります。
【励ましの言葉】
キリストにあって働くことは、命を育む働きであり、永遠の価値を持つものです。
【戒めの言葉】
神様抜きでの労苦は虚しいものであり、後に残るのは絶望だけです。
【勧めの言葉】
キリストを中心にして働き、後継者たちに良きものを譲り渡すことを喜びとしましょう。
【悔い改めの促しの言葉】
神様を忘れ、自己中心的に生きてきたことを悔い改め、キリストに立ち返りましょう。
【***詳細***】
今日、私たちがいただく御言葉は、伝道者の書2章18節から26節です。この箇所では、ソロモンが人生の労苦を振り返り、その虚しさを嘆いています。「私は、火の下で骨折った一切の老苦を憎んだ。後継者のために残さなければならないからである。」(伝道者の書2:18)とあります。ソロモンは、自分が知恵を尽くして得たものが、後に愚かな者に渡ることを憂いています。
ソロモンの後継者であるレハブアム王は、民の重税を軽くするように求められましたが、彼はそれを拒み、さらに重くしました。その結果、イスラエルは北と南に分裂し、争いが続きました。このように、愚かな後継者に渡ることの虚しさをソロモンは感じていたのです。
しかし、私たちはキリストにあって、労苦は無駄ではないことを知っています。「たとい私が、あなた方の信仰の備え物と、礼拝とともに、注ぎの備え物となっても、私は喜びます。」(フィリピン人への手紙2:17)とパウロは言いました。彼は、自分の労苦が他者の信仰を育むことを喜びとしました。
私たちも、キリストにあって働くことは、命を育む働きであり、永遠の価値を持つものです。ソロモンは、「人には食べたり飲んだりし、自分の老苦に満足を見出すより他に何も良いことがない。」(伝道者の書2:24)と言いましたが、キリストにあって飲み食いすることは、命の喜びに満ちたものです。
イエス様は、「私はあなた方に自分で労苦しなかったものを刈り取らせるためにあなた方を使わせました。」(ヨハネ4:38)とおっしゃいました。私たちは、イエス様が成してくださった良き業を受け継ぎ、他者に譲り渡すことができます。
【結論】
ソロモンのように、神様抜きでの労苦は虚しいものです。しかし、キリストにあって働くことは、命を育む働きであり、永遠の価値を持つものです。私たちは、キリストを中心にして働き、後継者たちに良きものを譲り渡すことを喜びとしましょう。アーメン。