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メッセージ - 知恵と知識が無い故に滅びる(申命記32:26-35)

知恵と知識が無い故に滅びる(申命記32:26-35)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 申命記
執筆 : 
pastor 2014-5-2 23:08

礼拝説教メッセージ音声:知恵と知識が無い故に滅びる(申命記32:26-35):右クリックで保存

『わたしはまさに言おうとした、「彼らを遠く散らし、/彼らの事を人々が記憶しないようにしよう」。しかし、わたしは敵が誇るのを恐れる。あだびとはまちがえて言うであろう、/「われわれの手が勝ちをえたのだ。これはみな主がされたことではない。」』(申命記32:26)
主は、イスラエルの不従順はお許しにならないが、彼らを処罰するために用いられる敵が、奢り高ぶる事も、また許されない。
主は荒野で、かたくなな民を滅ぼそうと幾度もされたが、その度に、モーセは執り成した。
もし、イスラエルの民をこのまま絶ち滅ぼしてしまうなら、主はイスラエルを導くことが出来なかったのだ、と、敵は思うでしょう、それは主の栄光にはなりません、と。(出エジプト記32:12、民数記14:13-16、申命記9:28)

私達人間には、神に受け入れられるような良い点など、実は、一つも持ち合わせていない。義人は、一人もいない。(ローマ3:10-18)
モーセは、イスラエルの民にはこれこれの良い点があります、などと言って、イスラエルの人の何かを根拠に弁護する事は、一切せず、「主がどのようなお方であるか」「主の栄光とならない事は、どうかお止め下さい」という点から、執り成した。
主こそ唯一栄光をお受けになるべきお方であり、真理なるお方であり、私達はただ、罪に汚れた弱い私達を救って下さる主の憐れみにすがるだけなのだ。

『彼らは思慮の欠けた民、/そのうちには知識がない。もし、彼らに知恵があれば、これをさとり、/その身の終りをわきまえたであろうに。彼らの岩が彼らを売らず、/主が彼らをわたされなかったならば、/どうして、ひとりで千人を追い、/ふたりで万人を敗ることができたであろう。彼らの岩はわれらの岩に及ばない。われらの敵もこれを認めている。』(申命記32:28-31)

イスラエルは、生みの親で育ての親である主のお陰で勝利した、という実感が一切無くなり、「自分がこれらのことをしたのだ」と驕り高ぶり、主を捨て去り、災いにつぐ災いに打たれてしまった。
主を主とする知恵や知識が、無かったからである。
主は、そんなイスラエルに対し、幾度も預言者を遣わして、主に立ち返るように促したのに、彼らは取り合わず、預言者をばかにし、殺し、そうしてあらかじめ言われていた通りの呪いが降りかかり、敵に打たれ、世界中に散らされてしまった。

「知恵」をしっかりと身につけなかったがゆえに、滅んでいく人は、確かにいる。
今、私達がこうして在るのは、主のお陰であり、親や多くの人達のお陰である事、そして、その恩にはしっかり報いるべきだという「知恵」を、しっかり身につけていないなら、多くの人々に迷惑をかけた末、滅んでいくのだ。

『彼らのぶどうの木は、/ソドムのぶどうの木から出たもの、/またゴモラの野から出たもの、/そのぶどうは毒ぶどう、/そのふさは苦い。そのぶどう酒はへびの毒のよう、/まむしの恐ろしい毒のようである。』(申命記32:32-33)
神の民は、よく、ぶどうの木に例えられる。
『わたしはわが愛する者のために、そのぶどう畑についてのわが愛の歌をうたおう。わが愛する者は土肥えた小山の上に、一つのぶどう畑をもっていた。彼はそれを掘りおこし、石を除き、それに良いぶどうを植え、その中に物見やぐらを建て、またその中に酒ぶねを掘り、良いぶどうの結ぶのを待ち望んだ。ところが結んだものは野ぶどうであった。』(イザヤ5:1-2)
主は、乳と蜜の流れる地というぶどう畑に、イスラエルを甘いぶどうとして植え、石を除き、よく育つために必要な全てを整え、よく手入れし、甘く良い実を結ばせる事を待ち望んだのに、人が神に返した実は、酸いぶどうだった。
『それで、わたしが、ぶどう畑になそうとすることを、あなたがたに告げる。わたしはそのまがきを取り去って、食い荒されるにまかせ、そのかきをとりこわして、踏み荒されるにまかせる。わたしはこれを荒して、刈り込むことも、耕すこともせず、おどろと、いばらとを生えさせ、また雲に命じて、その上に雨を降らさない。万軍の主のぶどう畑はイスラエルの家であり、主が喜んでそこに植えられた物は、ユダの人々である。主はこれに公平を望まれたのに、見よ、流血。正義を望まれたのに、見よ、叫び。』(イザヤ5:5-7)

キリストが十字架上で、焼きつくされるような苦しみを味わい、「わたしは渇く」と言われた時、人々がイエス様に差し出したのも、酸いぶどう酒だった。
『彼らはわたしの食物に毒を入れ、わたしの渇いた時に酢を飲ませました。』(詩篇69:21)
イエス様は、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した」と言われた。
なぜなら、人が本来受けるべき呪い、処罰を一身に受けたからだ。
こうして、人が受けるべき全ての呪いを、イエス様は受け尽くし、イスラエルの罪も、全人類の罪の借金も、全て完済(成就)されたのだ。

『これはわたしのもとにたくわえられ、/わたしの倉に封じ込められているではないか。彼らの足がすべるとき、/わたしはあだを返し、報いをするであろう。彼らの災の日は近く、/彼らの破滅は、/すみやかに来るであろう。』(申命記32:34)

私達がもし、いつも赦されると思って、身勝手な罪を犯し放題に犯して、悔い改めを先延ばしにするなら、その都度、処罰の炭火を私達の頭上に積み上げているのだ。
だから私達は、本当に、処罰を免れるために、知恵と啓示の霊が与えられるよう祈るべきだ。
自分がどのような有り様なのかを、知るために。
そして、主をいかに悲ませているか、主が深いうめきによって執り成しておられるかが、分かるように。
私達自身も自分の罪を悲しむ感性と、それを取りのけたいと心底願う飢え渇きが与えられるように、祈るべきだ。

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