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メッセージ - ラケルの子達への祝福(申命記33:12-17)

ラケルの子達への祝福(申命記33:12-17)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 申命記
執筆 : 
pastor 2014-5-12 23:21

礼拝説教メッセージ音声:ラケルの子達への祝福(申命記33:12-17):右クリックで保存

今回は、ラケルの二人の子、ベニヤミンと、ヨセフへの祝福である。

『ベニヤミンについては言った、/「主に愛される者、/彼は安らかに主のそばにおり、/主は終日、彼を守り、/その肩の間にすまいを営まれるであろう」。』(申命記33:12)
ベニヤミンへの祝福は、主に愛され、守られ、良い所にすまいを得る事であるが、ベニヤミン族の歴史を見ると、その祝福はなるほどと思えてくる。

この部族は、エルサレムのすぐ北に相続地を得、戦闘能力に非常に長け、強くなったが、その祝福にいい気になってしまったのか、士師記の時代には、ソドムやゴモラにも勝るとも劣らない邪悪な集団となってしまった。
それで、ベニヤミン以外のイスラエル全部族が、四十万の軍隊を招集し、討伐に向かったのだが、ベニヤミン族はそれに対し、わずか二万六千七百人で立ち向かい、それで二度も勝利をおさめたのだ。(士師記20章)
しかし、いかに祝福され強くなろうとも、御心に反した歩みをしているなら、長くは続かない。
三度目の戦いの時、ベニヤミンは慢心し、おびきだされ、徹底的に打ち尽くされ、ベニヤミン族で生き残ったのは、わずか600人だけとなった。
そのように、ひと度は絶滅の危機に陥ったにもかかわらず、この部族は生き残り、再び増え、後にはユダ部族と共に末永く生きながらえている。
主は、その愛する民が誤った道に入り、主の道を捨て去るなら、その民を徹底的に懲らしめるが、しかしそれで悔い改め、立ち返るなら、主は再び憐れみを注いで下さるのだ。

『ヨセフについては言った、/「どうぞ主が彼の地を祝福されるように。上なる天の賜物と露、/下に横たわる淵の賜物、日によって産する尊い賜物、/月によって生ずる尊い賜物、いにしえの山々の産する賜物、/とこしえの丘の尊い賜物、地とそれに満ちる尊い賜物、/しばの中におられた者の恵みが、/ヨセフの頭に臨み、/その兄弟たちの君たる者の頭の頂にくだるように。』(申命記33:13-16)
モーセは、ヨセフに対しても、素晴らしい祝福を宣言している。
ヨセフの二人の子であるエフライム・マナセの二部族に与えられた所は、実に広大で肥沃な土地である。

『彼の牛のういごは威厳があり、/その角は野牛の角のよう、/これをもって国々の民をことごとく突き倒し、/地のはてにまで及ぶ。このような者はエフライムに幾万とあり、/またこのような者はマナセに幾千とある」。』(申命記33:17)
ヤコブは死を目前にした時、ヨセフの長子マナセよりも、弟エフライムのほうに右手を置いて祝福した。
そして後には、エフライム部族は、北イスラエル王国を代表する象徴的な部族となった。(エフライムの名前の意味は「実りが多い」)

ソロモン王の時代、ソロモン王は次第に、主に対して不従順な者となって行ったため、それを懲らしめるために、主は、エフライム人・ネバテの子ヤロブアムを選び、彼にイスラエル10部族を治めるという預言を与えられた。
『わたしがあなたを選び、あなたはすべて心の望むところを治めて、イスラエルの上に王となるであろう。もし、あなたが、わたしの命じるすべての事を聞いて、わたしの道に歩み、わたしの目にかなう事を行い、わたしのしもべダビデがしたように、わたしの定めと戒めとを守るならば、わたしはあなたと共にいて、わたしがダビデのために建てたように、あなたのために堅固な家を建てて、イスラエルをあなたに与えよう。わたしはこのためにダビデの子孫を苦しめる。しかし永久にではない。』(1列王記11:37-39)

主はなんと、エフライム人ヤロブアムに対し、ダビデのように長く続く堅固な家を立てる、という約束を与えられたのだ。
歴史に「もし」は禁句だが、もし、彼が主の命令に聞き従って、主の目にかなう事を行っていたのなら、ヤロブアムの名は、ダビデに次ぐ栄光の名前になっていた事だろう。

しかし、実際はそうではなかった。
彼は人を恐れ、金の子牛像を、彼に祝福を与えた神に取り替えて、身勝手に祭司を任命し、勝手に定めた月日に礼拝をささげさせるという罪を行った。(1列王記12章)
主は預言者を遣わし、しるしをもって彼に警告を与えたのに、それでも彼は悪い道から立ち返る事をせず、ついには、彼の子の代には謀反が起こり、ヤロブアムの家は、一族郎党皆殺しにされてしまった。
永遠に堅固な家が立てられるどころか、わずか二代で根絶やしとされ、ヤロブアムの名はその後、呪いの代名詞となってしまったのだ。

このように、元々は、主から素晴らしい祝福や預言をいただいているのに、その後、主の御声を軽んじ、御言葉に反して身勝手に生きるなら、主は、本来与えようとしていた祝福を取り上げて、それでも悔い改めないなら、徹底的に滅ぼされるのだ。
一体、幾人の人達が、主から素晴らしい祝福や預言をいただいておきながら、不従順によって祝福を逃し、歴史の闇へと消えていった者達がいたのだろうか。
ダビデは、罪が指摘された時、”たまたま”素直に受け入れて、悔い改める性質だったが故に、あれだけの栄光の名が与えられたのだろう。
私達も、主から罪が指摘された時、戒めを受けた時は、素直にそれを受け入れ、悔い改めて立ち返る性質をしっかり身につけ、祝福を逃すことがないようにしたい。

黙示録七章には、神の印が押されたイスラエル12部族が登場するのだが、エフライム部族は、ヤコブやモーセから素晴らしい祝福を受けていたにもかかわらず、そこからは除外されてしまっており、代わりに、モーセの祝福からは除外されていたはずのシメオン部族が、そこに復帰して、名を連ねている。
確かに、親の祝福や、牧師の祝福は、大切である。しかし、その人が祝福を受けるかどうかは、最終的には、本人次第なのだ。

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