メッセージ - 指導者ヨシュアの最初の指示(ヨシュア記1:10-18)
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主はヨシュアに再三、強く、雄々しくあるようにと励ましたが、彼はそれを受けて、早速、指導者として”初の”アクションを起こした。
『そこで、ヨシュアは民のつかさたちに命じて言った。「宿営の中を巡って、民に命じて、『糧食の準備をしなさい。三日のうちに、あなたがたはこのヨルダン川を渡って、あなたがたの神、主があなたがたに与えて所有させようとしておられる地を占領するために、進んで行こうとしているのだから。』と言いなさい。」』(ヨシュア記1:10-11)
主は、アブラハムの時以来、何百年もの前から、このカナン人の地を与える事を約束しておられたが、もう、その地はすぐそこに迫っている。
そして、もうあと数日もすれば、そこに突入する所に来ている。
ヨシュアは民のつかさたちに、食料を整え、いつでも出立できるよう、必要な備えをしておくよう命じたが、その地に突入する際には、真っ先に進み行かなくてはならない人々がいた。
『ヨシュアは、ルベン人、ガド人、およびマナセの半部族に、こう言った。「主のしもべモーセがあなたがたに命じて、『あなたがたの神、主は、あなたがたに安住の地を与え、あなたがたにこの地を与える。』と言ったことばを思い出しなさい。
あなたがたの妻子と家畜とは、モーセがあなたがたに与えたヨルダン川のこちら側の地に、とどまらなければならない。しかし、あなたがたのうちの勇士は、みな編隊を組んで、あなたがたの同族よりも先に渡って、彼らを助けなければならない。主が、あなたがたと同様、あなたがたの同族にも安住の地を与え、彼らもまた、あなたがたの神、主が与えようとしておられる地を所有するようになったなら、あなたがたは、主のしもべモーセがあなたがたに与えたヨルダン川のこちら側、日の上る方にある、あなたがたの所有地に帰って、それを所有することができる。」』(ヨシュア記1:12-15)
かつてルベン人、ガド人、およびマナセの半部族は、ヨルダン川の東側で既に勝ち得ている領土を、先んじて与えてください、という事を、モーセに願っていた。
彼らの当初の願いは、「もし、あなたの恵みを得られますなら、どうぞこの地をしもべらの領地にして、われわれにヨルダンを渡らせないでください。」(民数記32:4)という、自己中心的なものだったが、それをモーセに咎められたため、その要望を変えた。
すなわち、自分達は相続地を先にいただく代わりに、他の部族が戦いに出る時は、一緒になって、それも、先頭に立って戦い、全部族が相続地を受ける時までは帰らない、と。(民数記32:16-19)
今、ヨシュアは、彼らがかつてモーセにしたその約束を、果たすように命じたのだ。
この時も、ヨシュアは、もしかしたら恐れがあったかもしれない。
果たしてこの民は、自分のこの初の命令を、聞くだろうか、と。
果たして彼らは、ヨシュアに答えた。
『彼らはヨシュアに答えて言った。「あなたが私たちに命じたことは、何でも行ないます。また、あなたが遣わす所、どこへでもまいります。私たちは、モーセに聞き従ったように、あなたに聞き従います。ただ、あなたの神、主が、モーセとともにおられたように、あなたとともにおられますように。あなたの命令に逆らい、あなたが私たちに命じるどんなことばにも聞き従わない者があれば、その者は殺されなければなりません。ただ強く、雄々しくあってください。」』(ヨシュア記1:16-18)
ヨシュアには、期待以上の答えだったろう。
彼らは、自分達はモーセに聞き従ったように、ヨシュアの命令にも、何でも聞き従う、と。
もし命令に逆らう者があれば、その者は殺されなければならない、と。
しかも、「主が共におられますように」という祝福をしてくれたばかりでなく、主が再三、励まして下さったのと全く同じ言葉、「強く、雄々しくあるように」という言葉まで、返って来たのだ。
これでヨシュアは、指導者としての自信を得、自分に与えられた主のミッションを心置きなく遂行できる、と、安心しただろう。
ヨシュアには元々、恐れなど無かったのかもしれないが、そうだとしても、あるいはその逆で大いに恐れていたとしても、主は、その働き人には、必ず必要な励ましと、勇気の源となるしるしと、部下を統率する権威とを、与えてくださるのだ。