メッセージ - 立て、そして清めよ(ヨシュア記7:10-15)
礼拝説教メッセージ音声:立て、そして清めよ(ヨシュア記7:10-15):右クリックで保存
『主はヨシュアに言われた、「立ちなさい。あなたはどうして、そのようにひれ伏しているのか。』(ヨシュア記7:10)
困難に当たった時は、主の御前にひれ伏し、悔い改め、導きを求める事は、キリスト者であるなら必須の事である。
しかし、御言葉から何も教わる事なしに、ただ、何時間も泣いたり叫んだりして、それですっきりして、また以前と全く変わらぬ行動をするとしたら、無益である。
主が私達に求めておられる事は、何十時間も悔い改め文句をぶつぶつと告白したりする事よりも、立って、為すべきことをきっちりと為し、取り除くべき悪を自分達の中から除き去るという、実際的な行動だ。
『イスラエルは罪を犯し、わたしが彼らに命じておいた契約を破った。彼らは奉納物を取り、盗み、かつ偽って、それを自分の所有物のうちに入れた。それでイスラエルの人々は敵に当ることができず、敵に背をむけた。彼らも滅ぼされるべきものとなったからである。あなたがたが、その滅ぼされるべきものを、あなたがたのうちから滅ぼし去るのでなければ、わたしはもはやあなたがたとは共にいないであろう。』(ヨシュア記7:11-12)
主の御前に聖絶すべきものを抱え込んでいるならば、決して敵の前に立つことは出来ず、いつまでも、堂々巡りの敗北と失敗をするものである。
皆さんは、「主が共におられる」という感覚があるだろうか。
どうしても敵に勝てない、主の祝福の御言葉からは程遠く感じる、主に祈り求めているのに中々答えが無い、そういった事は、ないだろうか。
そのような場合は、疑うべきである。
聖絶すべきものを、ずっと大層に抱え込んではいなかったか、と。
『立って、民を清めて言いなさい、『あなたがたは身を清めて、あすのために備えなさい。イスラエルの神、主はこう仰せられる、「イスラエルよ、あなたがたのうちに、滅ぼされるべきものがある。その滅ぼされるべきものを、あなたがたのうちから除き去るまでは、敵に当ることはできないであろう」。』(ヨシュア記7:13)
主は、再び、言われる。「立て」と。清めよ、と。
そして、除き去るべきものを、除き去れ、と。
『それゆえ、あすの朝、あなたがたは部族ごとに進み出なければならない。そして主がくじを当てられる部族は、氏族ごとに進みいで、主がくじを当てられる氏族は、家族ごとに進みいで、主がくじを当てられる家族は、男ひとりびとり進み出なければならない。そしてその滅ぼされるべきものを持っていて、くじを当てられた者は、その持ち物全部と共に、火で焼かれなければならない。主の契約を破りイスラエルのうちに愚かなことを行ったからである』」。』(ヨシュア記7:14-15)
私達も滅ぼし尽くすべきものを主から具体的に示していただき、そしてそれが明らかにされたなら、自らの中から滅却するべきである。
皆さんにとっての、聖絶すべきものは、何であろうか。
不品行だろうか、汚れだろうか、好色だろうか、偶像礼拝、魔術だろうか、敵意だろうか、争い、そねみ、憤りだろうか、党派心だろうか、分裂、分派だろうか、ねたみだろうか、酩酊、遊興だろうか。(ガラテヤ5:19-21)
主は、皆さんの中から、そのようなものと、それに属するものを、主イエスにあって、実際的に棄却する事を、求めておられる。
もし、そのような聖絶すべきものを抱え込んでいるとしたなら、本人だけでなく、家族も、ひいては、属している宿営全体が、迷惑をこうむってしまう事になる。
主は求めておられる。
手放せ、と。聖絶のものに、なるな、と。
そうしたものを投げやるなら、速やかに勝利が回復し、祝福の扉は開かれ、滞っていた天的な祝福の手続きは、速やかに流れるのだ。