メッセージ - 富と誉れを自分の楽しみに使う人(伝道者の書6:1-7)
礼拝説教メッセージ音声(音声のみ)
富と誉れを自分の楽しみに使う人(伝道者の書6:1-7):右クリックで保存
【概要】
永遠の命の重要性と、富や名誉よりも神の言葉に従うことの大切さを説く説教。
【聖書箇所】
伝道者の書 6:1-7
【戒めの言葉】
富や名誉、子孫を得ても、それらを神のために用いなければ虚しい。
【励ましの言葉】
イエス・キリストを信じ、御言葉に従って生きることで、永遠の命を得られる。
【***詳細***】
今日、私たちが恵みをいただく御言葉は、伝道者の書の6章1節から7節です。
「私は日の下でもう一つの悪があるのを見た。それは人の上に重くのしかかっている。神が富と財宝と誉れとを与え、彼の望むもので何一つ欠けたものがない人がいる。しかし神はこの人がそれを楽しむことを許さず、他国人がそれを楽しむようにされる。これはむなしいことで、それは悪い病だ。」(伝道者の書6:1-2)
ソロモンは、富と財宝と誉れを得ても、それを楽しむことができなければ何にもならないと言っています。彼自身、望むものをすべて手に入れましたが、それでもむなしさを感じていました。ソロモンの財宝は外国人の手に渡り、異教の神殿を建てるのに使われてしまいました。
「もし人が百人の子供を持ち、多くの年月を生き、彼の年が多くなっても、彼が幸いで満たされることなく、墓にも葬られなかったなら、私は言う。死産の子の方が彼よりはましだと。」(伝道者の書6:3)
これは厳しい言葉ですが、真理です。たとえ多くの子孫を持ち、長寿を全うしても、神なき人生は虚しいのです。死産の子のほうがましだと言われるのは、その子が少なくとも罪を犯さなかったからです。
私たちは永遠を生きるものです。永遠に主とともに喜び楽しむか、それとも永遠に炎で焼かれて苦しむかのどちらかなのです。イエス・キリストを信じてこのお方を得た人は永遠の命を得ますが、このイエス・キリストを捨て去って自分の好き勝手に生きる者は、永遠の火の中で焼かれ続けます。
「人の労苦はみな、自分の口のためである。しかし、その食欲は決して満たされない。」(伝道者の書6:7)
これは、パンだけで生きようとする人の虚しさ、愚かさを表しています。イエスは言われました。「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つの言葉によって生きる」と。私たちは単に食欲を満たすために生きているのではありません。イエス・キリストによって生きているのです。
悪魔は私たちを誘惑しようとしますが、イエスが示されたように、私たちも御言葉によって対抗することができます。自分の考えや論理ではなく、御言葉の剣を用いることで、悪魔は逃げ去っていくのです。
ソロモンは自分の楽しみのために知恵を用いてしまい、愚かに陥ってしまいました。私たちは御言葉から離れてはなりません。人間の欲望や快楽に対して弱いものであることを知り、しっかりと御言葉にとどまるべきです。
【結論】
私たちは、この世の富や名誉、子孫を得ることよりも、永遠の命を得ることを第一に考えるべきです。そのためには、イエス・キリストを信じ、御言葉に従って生きることが大切です。神の栄光のために与えられたものを用い、永遠の誉れを手に入れる者となりましょう。