• カテゴリ ヨシュア記 の最新配信
  • RSS
  • RDF
  • ATOM

メッセージ - イスラエルの中で主に守られたギブオン人達(ヨシュア記9:16-27)

イスラエルの中で主に守られたギブオン人達(ヨシュア記9:16-27)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » ヨシュア記
執筆 : 
pastor 2014-7-9 23:46

礼拝説教メッセージ音声:イスラエルの中で主に守られたギブオン人達(ヨシュア記9:16-27):右クリックで保存

イスラエルの人達は、盟約を結んで3日後、実はこの者達は、盟約を結んではならないカナンのギブオン人であった事が分かった。
『長たちは皆、全会衆に言った、「われわれはイスラエルの神、主をさして彼らに誓った。それゆえ今、彼らに触れてはならない。われわれは、こうして彼らを生かしておこう。そうすれば、われわれが彼らに立てた誓いのゆえに、怒りがわれわれに臨むことはないであろう」。長たちはまた人々に「彼らを生かしておこう」と言ったので、彼らはついに、全会衆のために、たきぎを切り、水をくむものとなった。長たちが彼らに言ったとおりである。』(ヨシュア記9:19-21)

欺かれたとはいえ、イスラエルは彼らに手を出さない、と、主の御前に誓いを立ててしまった故に、彼らは手を出せなかった。
主の前で立てた誓いを翻して主の怒りが降る事を、恐れたからである。

『ヨシュアは彼らを呼び寄せて言った、「あなたがたは、われわれのうちに住みながら、なぜ『われわれはあなたがたからは遠く離れている』と言って、われわれをだましたのか。それであなたがたは今のろわれ、奴隷となってわたしの神の家のために、たきぎを切り、水をくむものが、絶えずあなたがたのうちから出るであろう」。』(ヨシュア記9:22-23)
カナン人からすれば、奴隷となる事は「呪い」に見えるかもしれない。
しかし、彼らの命は救われ、神の民の中に住む事が出来、そして、真の神の家に仕える事ができるのは、むしろ、幸いではなかろうか。

欺いてまで盟約を結んだ理由を、ギブオン人達は以下のように説明している。
「あなたの神、主がそのしもべモーセに、この地をことごとくあなたがたに与え、この地に住む民をことごとくあなたがたの前から滅ぼし去るようにと、お命じになったことを、しもべどもは明らかに伝え聞きましたので、あなたがたのゆえに、命が危いと、われわれは非常に恐れて、このことをしたのです。われわれは、今、あなたの手のうちにあります。われわれにあなたがして良いと思い、正しいと思うことをしてください。」(24-25節)

彼らは確かに「うそ」をついてイスラエルの中に入ってきた、しかし彼らがそれをしたのは、主への恐れがあったからだ。
そして彼らは、自分達の生殺与奪の権を、ヨシュア達にゆだねた。
『そこでヨシュアは、彼らにそのようにし、彼らをイスラエルの人々の手から救って殺させなかった。しかし、ヨシュアは、その日、彼らを、会衆のため、また主の祭壇のため、主が選ばれる場所で、たきぎを切り、水をくむ者とした。これは今日までつづいている。」(26-27節)

ギブオン人は確かに、最初は「うそ」でイスラエルの中に入ってきた。
しかし彼らは、少なくとも、以前の不品行や偶像礼拝などは、捨て去ったはずだ。もしイスラエルの会衆の中で、相変わらず不品行や偶像礼拝など主の忌み嫌われる事を続けたとしたなら、誰であれ、イスラエルから即刻絶たれると律法にあるからだ。
そして彼らは日々、神の家のために、イスラエルの会衆のために奉仕をし続けた結果、良い方向へと造り変えられて行ったようだ。

主は後の時代、正当にギブオン人達の側に立って、イスラエルをさばいている。
『ダビデの世に、年また年と三年、ききんがあったので、ダビデが主に尋ねたところ、主は言われた、「サウルとその家とに、血を流した罪がある。それはかつて彼がギベオンびとを殺したためである。」そこで王はギベオンびとを召しよせた。ギベオンびとはイスラエルの子孫ではなく、アモリびとの残りであって、イスラエルの人々は彼らと誓いを立てて、その命を助けた。ところがサウルはイスラエルとユダの人々のために熱心であったので、彼らを殺そうとしたのである。』(2サムエル21:1)

神は、ヨシュアの時代に結ばれた誓いをずっと覚えておられ、手前勝手な熱心によって盟約違反をしたサウル王をさばき、ギブオン人をかばった。
主に対して忠実な者は、ギブオン人であれ、誰であれ、主はかばって下さり、その忠実な人を害した者は、いかにイスラエルの王であっても、主は害する。

『ダビデはギベオンびとに言った、「わたしはあなたがたのために、何をすればよいのですか。どんな償いをすれば、あなたがたは主の嗣業を祝福するのですか」。』(2サムエル21:3)
ダビデ王は、このききんの原因が、ギブオン人による、主に対する叫びが元であったと判明したので、「どんな償いをすれば、あなたがたは主の嗣業を祝福するのですか」と、丁重にギブオン人に聞いている。
『ギベオンびとは彼に言った、「これはわれわれと、サウルまたはその家との間の金銀の問題ではありません。またイスラエルのうちのひとりでも、われわれが殺そうというのでもありません」。・・・「われわれを滅ぼした人、われわれを滅ぼしてイスラエルの領域のどこにもおらせないようにと、たくらんだ人、その人の子孫七人を引き渡してください。われわれは主の山にあるギベオンで、彼らを主の前に木にかけましょう」。王は言った、「引き渡しましょう」。』(2サムエル記21:4-6)

ギブオン人達は、金銀のつぐないを求めるではなく、命に対して命を取る事を求めるのでもなく、「主の山にあるギベオンで、彼らを主の前に木にかけましょう」と、あくまで「主」の問題である事を言っている。
ここに、彼らの主に対する信仰が、いかにイスラエルの中で培われたかを見ることができる。
だから、この時代に至るまで彼らはイスラエルの中で守られ、主から、正当なさばきを行使していただけたのだ。

キリスト者の中にも、はじめは「うそ」をついて、教会の集まりへと入ってくる人はいる。
表向きは信仰を装っておきながら、実は、外国人と会話がしたいとか、教会の中の女性が目当てだとか。
しかし、最初の動機がどうあれ、教会のために、聖徒のために奉仕をしていく内に、きよい性質へと造り変えられ、真に救われて行く人は多い。
重要なのは以前の事ではなく、主の交わりの中において、いかに以前の邪悪な性質を捨て去り、いかに主への奉仕を忠実に行ったか、である。

トラックバック

トラックバックpingアドレス トラックバックpin送信先urlを取得する
メインメニュー
礼拝ライブ中継

礼拝ライブ中継!

礼拝ライブ中継!

過去の礼拝映像も視聴できます

メッセージ
このページを紹介!

 
 
 
礼拝週報
メッセージ音声
携帯メールで毎日メッセージを購読!無料!

以下コードを読み込み、空メールを送信すれば登録できます。

パソコン/ウィルコム/スマートフォンで受信:以下にメールアドレスを入力下さい。

メルマガ購読・解除
日々のバイブルメッセージ
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ
Podcast

以下画像をitunesへドラッグすれば、更新が自動的にPodcast配信されるようになります。

※2020/1/1より以前に登録された方は、再度、以下Podcast画像をitunesへドラッグする必要があります。

 主日礼拝ポッドキャスト

定期祈祷会ポッドキャスト

その他音声 ポッドキャスト

検索
Copyright ©Yokohama Voice of Christ Church 横浜天声キリスト教会
All Rights Reserved.
 〒231-0058 神奈川県横浜市中区弥生町2-17 ストークタワー大通公園?-201
TEL/FAX:045-326-6211

ephes_03-tensei@ yahoo.co.jp
© 2022 Powered by XOOPS Cube 2.1
Welcome Guest