メッセージ - 地上の歩み方と聖徒の歩み方(伝道者の書7:15-20)
礼拝説教メッセージ音声(音声のみ)
地上の歩み方と聖徒の歩み方(伝道者の書7:15-20):右クリックで保存
【概要】
知恵の追求と神との歩みについての教え
【聖書箇所】
伝道者の書7:15-20
ガラテヤ人への手紙5:16-17, 24
創世記17:1
【戒めの言葉】
この世の知恵に頼るのではなく、神の知恵を求めましょう。
【勧めの言葉】
神と共に歩み、御霊に導かれて生きる者となりましょう。
【***詳細***】
今日の箇所は伝道者の書7章15節から20節です。ソロモンはこの世の中で様々なことを見てきて、次のような結論に達しました。「あなたは正しすぎてはならない。知恵がありすぎてはならない。なぜあなたは自分を滅ぼそうとするのか。悪すぎてもいけない、愚かすぎてもいけない。」
一見すると、これは賢明な助言に聞こえるかもしれません。しかし、私たちクリスチャンにとって、これは神の望まれる生き方ではありません。
神は、アブラハムに「私はエル・シャダイである。あなたは私の前を歩み、全きものであれ」(創世記17:1)と言われました。また、イエス様も「あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全でありなさい」(マタイ5:48)と教えられました。
では、罪ある人間である私たちはどうすれば良いのでしょうか。それは、神と共に歩むことです。エノクもノアも「神と共に歩んだ」と聖書は記しています。神と共に歩む人は、全き者となることができるのです。
ガラテヤ人への手紙5章16-17節には「御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。なぜなら、肉の願うことは御霊に逆らい、御霊は肉に逆らうからです」とあります。
私たちクリスチャンは、御霊によって歩む者です。御霊に導かれて生きる時、私たちは神の知恵を得、神の聖さにあずかることができます。
ソロモンは「正しすぎてはならない、知恵がありすぎてはならない」と言いましたが、これは神の知恵ではなく、この世の知恵です。私たちは逆に、神の知恵を求め、神の御言葉をむさぼるように学ぶべきです。御言葉は私たちを霊的に健やかにし、成長させてくれます。
イエス・キリストこそが真の知恵です。ヨハネの福音書の冒頭で、イエス様は「ロゴス(言葉、理性)」と呼ばれています。このロゴスなるお方が私たちと共に住まわれることこそ、究極の知恵であり、私たちの命そのものなのです。
【結論】
私たちは、この世の中庸を行く知恵ではなく、神の知恵を求めましょう。イエス・キリストと共に歩み、御霊に導かれて生きる時、私たちは真の知恵を得、神の聖さにあずかることができます。永遠を見据えて、神の御前を歩む者となりましょう。