メッセージ - 女が死よりも苦々しいと言う人の特徴(伝道者の書7:26-29)
礼拝説教メッセージ音声(音声のみ)
女が死よりも苦々しいと言う人の特徴(伝道者の書7:26-29):右クリックで保存
【概要】
伝道者の書7章26-29節を基に、ソロモンの女性観と人間の理屈について説く。
【聖書箇所】
伝道者の書7:26-29、箴言31:1-3、31:28-31、第二コリント10:4-6
【戒めの言葉】
人間の理屈に頼らず、神の知恵を求めるべき。
【勧めの言葉】
夫婦は互いに一人の伴侶を大切にし、神を恐れる関係を築くべき。
【***詳細***】
今日の箇所は伝道者の書7章26節から29節です。ソロモンは「私は女が死よりも苦々しいことに気がついた。女は罠であり、その心は網、その手はかせである」と述べています。
ソロモンがこのように女性を見たのは、彼自身の経験に基づいています。ソロモンは700人の妻と300人の側女、合計1000人もの女性を持ちました。エジプトやモアブの女性など、様々な国の女性を政策や欲望のために集めました。その結果、神の国を思うよりも偶像礼拝に走る女性たちに囲まれることになったのです。
ソロモンは「神に喜ばれるものは女から逃れるが、罪を犯すものは女に捕らえられる」と言っています。結局、ソロモン自身も罪に捕らえられ、晩年には偶像の宮を建て、子供を生贄に捧げるような邪教の神殿さえイスラエルに建ててしまいました。
ソロモンは知恵を与えられましたが、さらに知恵を求めて人間の悪行や愚かさを学ぼうとしました。しかし、人間は弱く、染まりやすいものです。ソロモンも女性を極めようとして、かえって罪に染まってしまったのです。
私たちは力を異性に費やすべきではありません。箴言31章では、レムエルの母が「あなたの力を女に費やすな」と忠告しています。代わりに、夫婦は互いに一人の伴侶を大切にし、尊重し合うべきです。
エペソ書では、夫は妻を命がけで愛し、妻は夫に従うよう教えています。これが理想的な夫婦像です。一人の夫と一人の妻が互いを支え合い、敬い、守り合うことで、幸せな家庭が築かれるのです。
ソロモンは「神は人を正しいものに作られたが、人は多くの理屈を探し求めた」と述べています。人間は神の言葉に対して理屈をつけ、罪を増やしてしまいました。エデンの園でも、アダムとエバは神の戒めに理屈をつけて罪を犯しました。
私たちは理屈や謀りごとを捕らえて、キリストに従わせるべきです。第二コリント10章に「私たちは様々の理論と、神の知識に逆らって立つあらゆる高ぶりを打ち砕き、すべての思いをとりこにしてキリストに従わせ」とあります。
人間を見ることをやめ、異性を見つめることもやめましょう。代わりに、唯一の完全な男であるイエス・キリストに目を向けるのです。キリストを見つめることで、私たちもキリストの姿に少しずつ変えられていくのです。
【結論】
神の言葉に従い、理屈ではなく信仰によって生きる。夫婦は互いに愛し合い、キリストを見つめて歩む。