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メッセージ - アシェル、ナフタリ、ダン、そしてヨシュアに割り当てられた相続地(ヨシュア記19:24-51)

アシェル、ナフタリ、ダン、そしてヨシュアに割り当てられた相続地(ヨシュア記19:24-51)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » ヨシュア記
執筆 : 
pastor 2014-8-8 19:42

礼拝説教メッセージ音声:アシェル、ナフタリ、ダン、そしてヨシュアに割り当てられた相続地(ヨシュア記19:24-51):右クリックで保存

五番目に相続地を”くじ”によって受けたのは、アシェル族であった。
『第五に、アセルの子孫の部族のために、その家族にしたがって、くじを引いた。・・・それから、その境はラマに曲り、堅固な町ツロに至る。』(ヨシュア記19:24-29)
このアシェル族について、ヤコブは次のように預言している。
『アセルはその食物がゆたかで、/王の美味をいだすであろう。』(創世記49:20)
彼らの食物は豊かで、王の美味を生み出す、これはどういう事だろう。

彼らの相続地の中には、海沿いに堅固な町”ツロ”があり(29節)、この町は、海洋貿易によって多くの富がもたらされる所で、「食物は豊かで、王の美味を生み出す」にふさわしい所であった。
しかし、ダビデの時代には、その地はフェニキヤ人の国となってしまっている。ダビデはこのツロの王ヒラムと同盟を結び、ソロモンの時代には、神殿建設のために必要な材木を取り寄せるよう要請した。(1列王記5章)
アシェル族は、ツロを一旦占領したのに奪還されてしまったのか、あるいは、最初から占領できていなかったのか、とにかく、ツロは本来アシェルが占領して、彼らが神の神殿のために必要な資材を提供すべき地であったはずのに、その役回りを、異邦の王ヒラムに取って代わられてしまったようである。
せっかく良き地が与えられたのに、除き去るべき敵を徹底して除き去らずに、かえってその場所が奪われてしまい、栄誉ある仕事の役回りも、他に奪われてしまって残念である。

『第六に、ナフタリの子孫のために、その家族にしたがって、くじを引いた。』(ヨシュア記19:32)
ヤコブはナフタリについて、次のように預言している。『ナフタリは放たれた雌じか、/彼は美しい子じかを生むであろう。』(創世記49:21)
この「子じか」には、「歌」や「ことば」の意味もあり、「彼は美しい歌(ことば)を生む」とも訳せる。
ナフタリの地、それは、イエス様が住まわれた所であり、宣教を開始した所でもある。(マタイ4:12-17)
ヤコブはナフタリを、美しい歌、美しい言葉を生み出す地として祝福し、モーセも、恵みと祝福に満ちた地として祝福した。
それは彼らは、メシヤのおとずれを、ナフタリに見ていたからなのかもしれない。

『第七に、ダンの子孫の部族のために、その家族にしたがって、くじを引いた。その嗣業の領域には、ゾラ、エシタオル、イルシメシ、・・・メヤルコン、ラッコン、およびヨッパと相対する地域があった。』(ヨシュア記19:40-46)
ダン族の相続地は、エフライムとユダの相続地の間、海沿いに得たが、聖書地図をよく見てみると、ダンの相続地は、海沿いのその場所と、北側とに2箇所ある事に気づく。
彼らは、くじで割り当てを受けた部族にしては珍しく、北方へと攻め入って、領地を獲得したからだ。
『ダンの子孫の領域は、彼らのために小さかったので、ダンの子孫は、上って行き、レセムを攻めてそれを取り、つるぎにかけて撃ち滅ぼし、それを獲てそこに住み、先祖ダンの名にしたがって、レセムをダンと名づけた。これがダンの子孫の部族の、その家族にしたがって獲た嗣業であって、その町々と、それに属する村々とである。』(ヨシュア記19:47-48)
士師記をみると、ダン族は、さらに積極的に他に攻め行っていっているが、後には、ならず者が暴力に任せて他を奪うような、邪悪な性質となってしまった。(士師記18章)
ヤコブが預言した通りである。
『ダンはおのれの民をさばくであろう、/イスラエルのほかの部族のように。ダンは道のかたわらのへび、/道のほとりのまむし。馬のかかとをかんで、/乗る者をうしろに落すであろう。』(創世記49:16-17)

『こうして国の各地域を嗣業として分け与えることを終ったとき、イスラエルの人々は、自分たちのうちに、一つの嗣業を、ヌンの子ヨシュアに与えた。すなわち、主の命に従って、彼が求めた町を与えたが、それはエフライムの山地にあるテムナテ・セラであって、彼はその町を建てなおして、そこに住んだ。』(ヨシュア記19:49-50)
全イスラエルへの相続地の割り当ては、こうして終了した。
しかしその最後に、ヨシュアへの相続が与えられている。
テムナテ・セラの名前の意味は、有り余るほどの部分、という意味である。主ご自身が、彼に報いて、有り余る程に与えて下さったのだ。

ヨシュアが求めたのは「山地」であるが、信仰の偉人たちは、どうやら山地が好きなようだ。
カレブも「あの山地を下さい」と願ってヘブロンを得たし、そのヘブロンは、アブラハムが甥のロトと分かれた後に定住した地である。
ロトはアブラハムと別れた後、低地の潤った所、ソドムという不品行で栄えた都へと住居を移してしまい、そのうち、アブラハムと共に歩んだ時に得た財は全て失って、後には身一つで命からがら山地へと逃げる事になってしまった。
私達も、この終わりの時代には、ソドムのような邪悪さによって潤った低地に住むのではなく、むしろ、信仰者が住む山地に住居を構えるものでありたい。

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