メッセージ - ハガル - サライの女奴隷(創世記16:1-16)

ハガル - サライの女奴隷(創世記16:1-16)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2014-8-17 22:32

ハガル - サライの女奴隷(創世記16:1-16)
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前回の箇所で、主はアブラムの子孫を、空の星のように数多くすると仰せられ、燃える炉として現れてその約束の確かな事を示されたが、それでも、すぐに子が与えられる、というわけではなかった。
主ははっきりと「あなたから生まれる子がこの地を継ぐ」と仰せられたのに、中々子が与えられない。
サライはその事に焦りを感じたのか、女奴隷を自分の身代わりとして主人に子を産ませ、それを正妻の子としようという”当時の風習”を用いて、神の未だ成就されていない約束を「こじつけ」的に補完しようと提案した。アブラムは、サライのその提案に、乗ってしまった。
神の言葉に身勝手な解釈を施し、それを夫に薦めて、夫の方は、神より妻の声を優先させてしまう。
ここにアダムとエバの失敗と同じパターンを見る。このパターンは、後々、苦い根が長くつきまとうものだ。

サライは「たぶん」と言った。世では皆もやっているからと、軽く考え、それがいかに主の力を無視する行為か、また、実際ハガルが身ごもった時、自分がどんな惨めになるか、あまり考えていなかったかもしれない。
実際、女奴隷ハガルは、すぐに身ごもった。そしてハガルは、女主人であるサライを見下げるようになった。
サライは、女として、若さや子を宿す力など多くの面で、ハガルに劣っている事が、浮き彫りにされてしまい、ますます惨めになってしまった。彼女は、世の解決法に従って行動してしまった結果、世の価値基準に従って嘲られ、世の側から見下げられてしまったのだ。
自分由来の何かに頼る事を「肉のわざ」と言うが、彼女がそれに頼った結果、「ねたみ、敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い」という肉の実(ガラテヤ5:19-21)が見事、結ばれてしまったのだ。
御国の子らが、御国の方法を退け、世の方法・肉の方法に服従するなら、やがてはそれによって見下げられ嘲られてしまうものだ。世の子らは、世の事については、光の子らよりも抜けめがないからだ。(ルカ16:8)
サライは言った。『わたしが受けた害はあなたの責任です。わたしのつかえめをあなたのふところに与えたのに、彼女は自分のはらんだのを見て、わたしを見下げます。』(5節)
サライが考案して勧めておきながら、アブラムのせいにするのは不当と思うかもしれないが、確かに彼にも責任がある。妻が御言葉を「超」解釈して薦めてきたなら、主人たる者は、御言葉を根拠に妻をたしなめなくてはならないし、また、女奴隷が正妻を押しのけるような「管理不行き届き」は、容認すべきでない。
『 アブラムはサライに言った、「あなたのつかえめはあなたの手のうちにある。あなたの好きなように彼女にしなさい」。そしてサライが彼女を苦しめたので、彼女はサライの顔を避けて逃げた。』(6節)
アブラムが受胎を聞いた時は、彼には喜びだったかもしれない。しかし、肉に由来する幸いは、ほんのつかの間であり、結局、人間由来の思いつきは、そこにいる全ての人に、苦々しい思いをさせるだけなのだ。

ハガルは、シュル(エジプト方面)へ逃げていく途上、主の使いに見つけられ、声をかけられる。
「”サライの女奴隷ハガル”よ。あなたはどこから来て、どこへ行こうとしているのか。」
主の使いは、ハガルに「サライの女奴隷」と呼び、彼女の本来の立ち位置を思い起こさせたのだろう。
彼女は「”私の女主人サライ”のところから逃げている所です」と、身をわきまえた、正しい答えをした。
主の使いは、あなたの女主人の元に帰り身を低くしなさいと諭し、そればかりでなく「あなたの子孫は大いにふやす」と、祝福の約束まで与えられた。柔和な者、身を低くしへりくだる者は、地を相続する。
私達も、立つべき立ち位置はどこか、本来仕えるべきお方は誰かを、正しく受け入れ、告白するなら、祝福をいただける。しかし、アダムやカインのように、自分のよかれを主張し、他人を訴えるなら、呪われてしまう。
主は、生まれて来る子に、イシュマエル(「神は聞かれる」の意味)という名をつけるよう命じられた。
そしてハガルは、主を、「あなたはエル・ロイ(神は見ておられる)」と呼んだ。
荒野で学んだ彼女は、主の言葉どおり、本来あるべき立場・本来あるべき女奴隷としての態度に戻った。
戻った時、彼女は、この荒野での出来事を、アブラム達に報告しただろう。そして夫婦ともども、「エル・ロイ(神は見ておられる)」「イシュマエル(神は聞かれる)」という名を聞き、自分の身勝手を恥じ入っただろう。
結局の所、今回の騒動は、サライやアブラムの身勝手な判断と行動から出たのだが、その全てを超えて、主は生きておられる方、見ておられ、聞いておられるお方であると、ハガルを通して教えられたのだ。
肉的なやりくりに頼らず、ただ主に信頼し、過ち無く歩む皆さんでありますように!

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