メッセージ - なまけていると天井が落ちる(伝道者の書10:16-20)
礼拝説教メッセージ音声(音声のみ)
なまけていると天井が落ちる(伝道者の書10:16-20):右クリックで保存
【概要】
怠惰の危険性と神の御言葉に従う大切さを説く説教
【聖書箇所】
伝道者の書10章16-20節
箴言24章30-34節
【戒めの言葉】
霊的な怠慢は人生を崩壊させる危険があります。
【勧めの言葉】
神の御言葉に従い、霊的な武具を身につけ、日々霊的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
【***詳細***】
今日の箇所は、伝道者の書10章16節から20節です。
まず16節と17節を見てみましょう。「災いなことよ。あなたの王が子供であって、あなたの主だちが朝から食事をする国は。幸いなことよ。あなたの王が貴族の出であって、あなたの主だちが酔うためではなく、力をつけるために定まった時に食事をする国は。」
これは、未熟な指導者と成熟した指導者の対比です。私たちの人生においても同じことが言えます。自分の欲望のままに生きる未熟な「王」のような生き方は災いをもたらします。一方、神の御言葉に従い、適切な時に適切なことを行う成熟した「王」のような生き方は幸いをもたらします。
18節には「怠けていると天井が落ち、手をこまねいていると雨漏りがする」とあります。これは霊的な怠慢の危険性を警告しています。私たちが霊的なメンテナンスを怠ると、私たちの人生という「家」は崩壊の危機に瀕します。
箴言24章30-34節も同様の警告を与えています。「私はナマケモノの畑と、知恵に欠けている者のぶどう畑のそばを通った。すると、イバラが一面に生え、イラクサが地面を覆い、その石垣は崩れていた。」
霊的に怠けていると、私たちの心は苦々しさや怒りで覆われ、悪魔の攻撃に対する防御壁も崩れてしまいます。そして「あなたの貧しさは浮浪者のように、あなたの乏しさは武装した人のようにやってくる」のです。
ではどうすればよいのでしょうか。エペソ6章の霊的な武具を身につけることが重要です。信仰の大楯、救いのかぶと、御霊の剣である神の言葉を用いて、悪魔の策略に立ち向かうのです。
伝道者の書10章20節は「王を呪おうと密かに思ってはならない。寝室でも富む者を呪ってはならない。なぜなら、空の鳥がその声を運び、翼のあるものがそのことを告げるからだ」と警告しています。私たちの思いは神に知られています。寝室の中であっても、真の王であられる神を軽んじてはいけません。
【結論】
私たちは霊的な怠慢を避け、日々神の御言葉に従って歩む必要があります。御言葉を蓄え、聖霊に導かれて生きることで、私たちの人生は神に喜ばれるものとなります。怠惰は災いをもたらしますが、神への従順は祝福をもたらします。今日から、霊的なメンテナンスを怠らず、神の御言葉に立つ決意をしましょう。