メッセージ - サマリヤの女 - 生ける命の水を得るために(ヨハネ4:15)

サマリヤの女 - 生ける命の水を得るために(ヨハネ4:15)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2014-9-28 19:57

サマリヤの女 - 生ける命の水を得るために(ヨハネ4:15)
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今回は、イエス様がサマリヤを通られた時、ヤコブの井戸で出会った一人の女について見て行きたい。
彼女は正午頃、井戸に水を汲みに来ていた。砂漠がちなパレスチナ地方で正午頃は、暑く過酷な時間で、誰も好き好んでそんな時間に出歩かないものだが、彼女がその時間に行き来したのには、事情があった。
彼女はかつて、5人の男と結婚してことごとく失敗し、今、6人目の男と同棲している。その”負の実績”故に、誰かと出会う事を避けるため、わざわざその時間に、同棲相手のために水を汲みに行っていたのだ。
いつまで続くとも知れぬ、そのような日々の中、彼女はいつも通り、昼の暑い時間に井戸に来たのだが、その日は、気まずい事に、一人のユダヤ人の男性が座っていた。しかしそれは、実は、イエス様だった。
彼は、彼女に声をかける。水を飲ませてください、と。それは意外な事だった。ユダヤ人とサマリヤ人は、選民と異邦人、尊い民と卑しい民、付き合いは無い筈なのに、彼のほうから、関係を求めて来たのだ。
イエス様は、救いからは程遠いような私達・異邦人にも、声をかけて下さる。飲ませてくれないか、と。

「もしあなたが神の賜物のことを知り、また、『水を飲ませてくれ』と言った者が、だれであるか知っていたならば、あなたの方から願い出て、その人から生ける水をもらったことであろう」。(10節)
彼女は怪訝に思った。この男は汲む物は持たず、井戸は深い。どうやって汲むというのか。また彼は、イスラエル民族の父祖・ヤコブが自分達に与えてくれた水よりも優れた、「生ける水」を与えてくれる、という。
ヤコブの井戸は、水はもう湧き出さず、時折降る雨水を溜めるだけのものだったようであるが、人は、いかに大きな井戸を掘り、いかに多く貯めようと奔走するが、それは結局、壊れた水溜めである(エレミヤ2:13)。
この女が、結婚や安定、異性という「水」によって、渇きを癒やそうとしていたように、人は色々な「水」で渇きを癒やそうとするが、世の水は、飲めばまた渇くし、第一天から恵みの雨が降らなければ水は溜まらない。
イエス様は言われる。『しかし、わたしが与える水を飲む者は、いつまでも、かわくことがないばかりか、わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠の命に至る水が、わきあがるであろう」。』(14節)
この女も、ひどく渇いていた。過去、失敗して来た自分自身に、人目を憚って暑い日差しの中、毎日汲みに来なければならない毎日に。今一緒にいる男との将来への不安に。そこで『女はイエスに言った、「主よ、わたしがかわくことがなく、また、ここにくみにこなくてもよいように、その水をわたしに下さい。」』(15節)

主イエス様に助けを求める事こそ、全ての問題解決の糸口であり、イエス様に”飲ませる”事である。
イエス様が十字架上で「わたしは渇く」と言われた時、人は、酸いぶどう酒を飲ませた。主がそれを受けた時、「完了した」と言って息を引き取られた。(19:30) 私達も、自分の人生の酸いぶどう酒を、十字架のイエス様に飲ませる時、それは十字架上で完了し、私達には、復活のいのちの水がほとばしり出るのだ。
主は、彼女の問題の本質へと、直球を投げた。「あなたの夫を呼びに行って、ここに連れてきなさい」。
イエス様が彼女の問題の本質を言い当てた(18節)ように、主は私達の問題の本質も、全てご存知である。
異性、結婚、金銀、仕事など世のものに潤いを求めて飲めば飲む程、人は渇いて行く。まことの泉なる主から目を反らし、あくまで世の「水」を求め続けるなら、渇きは癒やされず、ますます渇き、それを手に入れるため奔走する過程で、さらに失敗や恥、人への迷惑という”負の実績”も積み上げて行く。
しかし、それら全て負の実績をイエス様に持って行くなら、彼にあって神の栄光を現すものに大逆転する。

彼女は、水汲みをして来た水がめをそのままそこに置いて、町に行き人々に伝えに行った。自分の全てを言い当てたイエス様を。もはや彼女が過去に負った”負の遺産”はイエス様の栄光を現すネタへと変わり、世の何物も満たすことの出来なかった渇きは、主イエス様にあって癒されたのだった。
彼女は、キリストと呼ばれるメシヤがこられ、その方が私達に一切の事を知らせて下さる事を知り、普段から期待していた(25節)。だからこそ、主は、あの井戸の所に来て、彼女を待っていて下さったのだ。
私達も、イエス様に救いを求め、期待すべきである。自分の水がめからイエス様に飲ませ、その重い水がめはイエス様の足元へと下ろすべきである。その時、私達は救いの泉から喜びながら水を汲み、全て負の遺産は主の栄光を現すものと変えられ、世に出て行き、語り継げて行くのだ。(イザヤ12:3)

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