メッセージ - おくびょう者、恩知らずな者、信じない者の受ける分(士師記8:10-17)
おくびょう者、恩知らずな者、信じない者の受ける分(士師記8:10-17)
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- 礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 士師記
- 執筆 :
- pastor 2014-10-11 1:04
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『さてゼバとザルムンナは軍勢おおよそ一万五千人を率いて、カルコルにいた。これは皆、東方の民の全軍のうち生き残ったもので、戦死した者は、つるぎを帯びているものが十二万人あった。ギデオンはノバとヨグベハの東の隊商の道を上って、敵軍の油断しているところを撃った。ゼバとザルムンナは逃げたが、ギデオンは追撃して、ミデアンのふたりの王ゼバとザルムンナを捕え、その軍勢をことごとく撃ち敗った。』(士師記8:10-12)
敵であるミデヤン人達十三万五千のうち、十分の九は既に討ち取られ、生き残った二人の王と、その手勢一万五千を、ギデオン達三百人が追撃した。
彼らには、「主が敵を渡してくださった」という確信があった。
それでギデオン達は疲れてはいても、また、仲間からの心ない仕打ちを受けても、なお信仰を奮い立たせ、そうして見事、二人の王を生け捕りにし、ゆうゆうと引き上げた。
主の戦いを戦っているギデオン達に食料を与えず、むしろ蔑みを返したスコテやペヌエルの人々は、まさか勝利するとは、思ってもいなかっただろう。
『こうしてヨアシの子ギデオンはヘレスの坂をとおって戦いから帰り、スコテの若者ひとりを捕えて、尋ねたところ、彼はスコテのつかさたち及び長老たち七十七人の名をギデオンのために書きしるした。ギデオンはスコテの人々のところへ行って言った、「あなたがたがかつて『ゼバとザルムンナはすでにあなたの手のうちにあるのか。われわれはどうしてあなたの疲れた人々にパンを与えねばならないのか』と言って、わたしをののしったそのゼバとザルムンナを見なさい」。
そして彼は、その町の長老たちを捕え、野のいばらと、おどろとを取り、それをもってスコテの人々を懲らし、またペヌエルのやぐらを打ちこわして町の人々を殺した。』(士師記8:13-17)
ギデオンは彼らにあらかじめ言っていた通りの事を、スコテやペヌエルの住人に実行した。
これを、やりすぎではないか、と思うかもしれない。
しかしスコテやペヌエルの住人は、ヨルダン川の西側でイスラエルの皆が力をあわせてミデヤン人と戦っているのに一切戦わず、逃げて行くミデヤン人達に、みすみす自分達の領土を通過させ、東側へと逃げて行く事を黙認し、かつ、休まないで追撃しているギデオン達を、さげすんだわけである。
それを、主の民イスラエルへの反逆と言わずして、何と言うだろう。
ミデヤン人のような横暴で脅し奪う者に対してはヘラヘラしてただされるがまま、その反面、自分達に良くしてくれる親や兄弟姉妹に対しては、やたら威張り散らして蔑むような、恩知らずやおくびょう者、信じない者が受ける分は、火と硫黄の燃えている池である。(黙示録21:8)
イエス様も、このような者達に対して言われた。
『のろわれた者どもよ、わたしを離れて、悪魔とその使たちとのために用意されている永遠の火にはいってしまえ。あなたがたは、わたしが空腹のときに食べさせず、かわいていたときに飲ませず、旅人であったときに宿を貸さず、裸であったときに着せず、また病気のときや、獄にいたときに、わたしを尋ねてくれなかったからである。』
そのとき、彼らもまた答えて言うであろう、『主よ、いつ、あなたが空腹であり、かわいておられ、旅人であり、裸であり、病気であり、獄におられたのを見て、わたしたちはお世話をしませんでしたか』。そのとき、彼は答えて言うであろう、『あなたがたによく言っておく。これらの最も小さい者のひとりにしなかったのは、すなわち、わたしにしなかったのである。』 』(マタイ25:41-47)
主はやがて来られる。
そして、それぞれに相応しい報いを与えられるのだ。
『まちがってはいけない、神は侮られるようなかたではない。人は自分のまいたものを、刈り取ることになる。すなわち、自分の肉にまく者は、肉から滅びを刈り取り、霊にまく者は、霊から永遠のいのちを刈り取るであろう。わたしたちは、善を行うことに、うみ疲れてはならない。たゆまないでいると、時が来れば刈り取るようになる。だから、機会のあるごとに、だれに対しても、とくに信仰の仲間に対して、善を行おうではないか。』(ガラテヤ6:7-10)