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メッセージ - 若さも青春もむなしい(伝道者の書11:7-10)

若さも青春もむなしい(伝道者の書11:7-10)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 伝道者の書
執筆 : 
pastor 2014-10-11 14:53

礼拝説教メッセージ音声(音声のみ)
若さも青春もむなしい(伝道者の書11:7-10):右クリックで保存

【概要】

この説教では、伝道者の書11章7節から10節と第二ペテロの書を通して、人生の儚さと虚しさ、そして真の救いの光であるイエス・キリストの御言葉の大切さについて説きます。

【聖書箇所】

・伝道者の書 11章7-10節

「光は快い。太陽を見ることは目のために良い。人は長く生きて楽しむが良い。しかし、闇の日も数多くあることを忘れてはならない。すべて起こることは皆むなしい。若い男よ、若いうちに楽しめ、若い日にあなたの心を喜ばせよ。あなたの心の赴くまま、あなたの目の望むままに歩め。しかし、これらすべてのことにおいて、あなたは神の裁きを受けることを知っておけ…」

・第二ペテロの書 3章10-14節

「しかし、主の日は盗人のようにやってくる。その日には、天は大きな響きを立てて消え失せ、天の晩鐘は焼け崩れ、地とその中の悪い行いは焼き尽くされる…」

【慰めの言葉】

どんなにこの世の栄華や快楽が一時的であっても、神の絶え間ない恵みと忍耐が私たちと共にあり、どんな試練も主の愛の中で癒されるという慰めがあります。

【励ましの言葉】

暗闇の日々が訪れても、私たちは必ず「世の光」であるイエス・キリストに立ち返り、その御言葉に従うことで、力と希望を新たにすることができます。

【戒めの言葉】

ソロモンが若い頃は神を敬い知恵も授かったのに、やがて世の虚栄に流され、最終的にむなしい人生に陥ったことを思い起こしましょう。私たちは、富や名声、享楽などに溺れることなく、常に神の御前に心を向けるべきです。

【勧めの言葉】

毎日の生活の中で、聖書の御言葉を灯火のように胸に抱き、その光で自らの内なる闇を照らし出すよう努めましょう。御言葉に忠実に従い、互いに励まし合いながら歩むことが、私たちに永遠の命への確かな道を示します。

【悔い改めの促しの言葉】

もし、過去に自己中心的な欲望や虚栄に走り、神から離れてしまったと感じるならば、今こそ心を入れ替え、真摯に悔い改め、再び主の御導きを求める時です。過去の過ちを認め、神の恵みに立ち返ることで、新たな希望と祝福が授けられることを信じましょう。

【***詳細***】

本日の御言葉は、伝道者の書11章7節から10節にある「光は快い。太陽を見ることは目のために良い」という箇所に始まります。ソロモンは、若き日々の享楽を肯定しつつも、人生には必ず闇の日が訪れるという現実をも強調しています。私たちは、日常の中で感じる一瞬の喜びや享楽に溺れることなく、常に「すべての行いは神の裁きを受ける」という厳粛な警告を胸に留めなければなりません。いかに美しい日差しも、一方では影となり、やがては消え去るように、この世の栄華もまた一時的でむなしいものに過ぎないのです。

しかし、第二ペテロの書3章10節からは、すべての造られたものがいつかは焼き尽くされ、新しい天と新しい地へと移り変わるという希望の約束が示されています。「主の日は盗人のようにやってくる」という言葉は、私たちの予測を超える神の計画と、その日が現実のものであることを迫真の面持ちで伝えているのです。天が大きな響きを立てて消え、天の晩鐘が焼け崩れるといった描写は、いかにこの現世の物事が儚く滅びゆくかを示しています。それと同時に、私たちがどんなに世俗的な成功や快楽を追い求めても、永遠に続くものではなく、むなしい結果に終わるという戒めが込められています。

ここで私たちが見失ってはならないのは、たとえこの世のすべてがむなしいものであっても、神の御心にのっとって歩むならば、必ずや永遠の命と救いが与えられるという真実です。イエス・キリストこそが「世の光」であり、その光が私たちの暗い心を照らし、真実の知恵と力を授けるのです。イエスが、自ら「私が世の光である」と宣言されたとき、彼は単に物理的な光を示しているのではなく、霊的な闇に閉ざされた心に希望と救いをもたらす絶対の真実を語っておられました。盲目であった者がイエスの御手によって見えるようになったように、私たちもまた、内にある霊的な盲目を打ち破り、真実の光に導かれることが求められているのです。

ソロモンは若い頃、神を心から敬い、知恵と栄光に恵まれました。しかし、時の流れとともにその心は世の虚栄に引きずられ、偶像崇拝や不義な快楽の道に走ってしまいました。その結果、彼が追い求めた富や権力、名声、それに華やかな生活は、晩年にはむなしいものへと変わってしまったのです。これは、私たちが日々選択の岐路に立たされたとき、どれほど一時の快楽に惑わされる危険があるかを示す重い戒めです。同時に、神はそのような過ちを悔い改める者に対して、忍耐と寛大な救いの手を差し伸べてくださることもまた、聖書は教えています。

さらに、第二ペテロは「主の忍耐は救いである」と語り、どんな迫害や試練の中にあっても、神が与える忍耐こそが私たちに真の救いと力を与えると強調しています。迫害に耐え、困難な状況の中であっても、私たち一人一人が神の御言葉を信じ、正しい歩みを続けるならば、神はその忍耐力と知恵をもって私たちを支え、あらゆる苦難を乗り越える力を与えてくださるのです。私たちは自らの力では到底及ばない大いなる試練に直面するかもしれませんが、主の恵みの中にあれば、真実の光が常に道を照らしてくださいます。

また、御言葉は私たちに、光としてのイエスを掲げ、その光で悪しきものすべてを打ち砕くようにと呼びかけています。たとえ敵がどれほど多く、力強くとも、正しい信仰と真実の言葉があれば、悪は必ず自ら滅んでいくのです。イエス・キリストの御名の下に、互いに励まし合い、御言葉を絶えず伝えることによって、私たちは闇に飲み込まれることなく、永遠の救いへと歩むことができるのです。

このように、伝道者の書と第二ペテロの書が教えるのは、世の栄華や快楽は一時的であり、最終的にはむなしいものであるという厳しい現実と、それに対抗する真実の光、すなわちイエス・キリストが与える永遠の希望です。私たちは日々、神の御言葉を心に刻み、過ぎ去るこの世のものに心を奪われず、常に永遠の命へと向かう歩みを続けなければなりません。悔い改めと戒めを忘れず、互いに励まし合いながら、主の忍耐と恵みを受けて、この短い地上生活の中で確かな光を輝かせる者となるよう努めましょう。

【結論】

この世の享楽や栄華に酔いしれることなく、私たちは常に「世の光」であるイエス・キリストの御言葉に導かれて歩むべきです。日々の生活の中で悔い改め、戒めに耳を傾けながら、神の恵みと忍耐にすがり、永遠の命への確かな道を進んでいくことを、心より願います。アーメン。

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