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メッセージ - イスラエルには女が一人もいないというのか(士師記14:1-4)

イスラエルには女が一人もいないというのか(士師記14:1-4)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 士師記
執筆 : 
pastor 2014-11-10 23:20

礼拝説教メッセージ音声:イスラエルには女が一人もいないというのか(士師記14:1-4):右クリックで保存

生まれる前から士師として選ばれていたサムソンは大人になり、士師として活躍できる年齢になった。
今までの士師は、主から与えられた力や知恵、統率力などを用いて、正攻法で戦ったものだったが、サムソンの場合の活動の始まりは、少々ややこしかった。
『サムソンはテムナに下って行き、ペリシテびとの娘で、テムナに住むひとりの女を見た。彼は帰ってきて父母に言った、「わたしはペリシテびとの娘で、テムナに住むひとりの女を見ました。彼女をめとってわたしの妻にしてください」。』(士師記14:1-2)
彼はあろうことか、神の民の敵の、ペリシテ人の女を見初め、それと結婚したいと申し出たのだ。

信仰の無い女と結婚する事は、神の国の家系にあっては、ご法度である。
聖書では、信仰なき女との結婚が、家族や国を破滅へと導いた記事が沢山あり、また、人類全体さえ破滅へと導いた記事さえある。(創世記6章)
信仰なき異邦の女との結婚が、いかに災いであるかをよく知っていたアブラハムは、自分の子はを決してカナン人の女からめとらせてはならない、と、固く誓わせたし、エズラも、異邦の女と結婚し始めたイスラエルに対して、断固とした対応を取った。

『父母は言った、「あなたが行って、割礼をうけないペリシテびとのうちから妻を迎えようとするのは、身内の娘たちのうちに、あるいはわたしたちのすべての民のうちに女がないためなのですか」。しかしサムソンは父に言った、「彼女をわたしにめとってください。彼女はわたしの心にかないますから」。』(士師記14:3)
イスラエルには、信仰者の女がたくさんいるであろうに、それを全部無視して、異邦の女を妻にしたいなどとは、全イスラエルの女性への冒涜であり、それは、女性の男性に対しても同じである。
サムソンの父も母も当然、彼を戒めたが、サムソンは父母の戒めも聞かなかった。

この3節の、「彼女はわたしの心にかないますから」は、直訳すると「彼女は私の目に喜びですから」となる。
私達も、「目に喜び」となるものに惹き寄せられて、いらぬ災いを招いてしまいやすい。
神の民が、神の目に適う事を捨てて、自分の「目」に好む事を選ぶ時、生み出されるものは呪いであり、滅びである。
エバは「目」に良いと映った禁断の実を食べて、人類全体を呪いへと導いてしまったし(創世記3章)、ノアの洪水の元凶も、神の子達が人の女の美しいのを「見て」、好き勝手に妻をめとった事が原因だった。(創世記6章)

『父母はこの事が主から出たものであることを知らなかった。サムソンはペリシテびとを攻めようと、おりをうかがっていたからである。そのころペリシテびとはイスラエルを治めていた。』(士師記14:4)
このように記されているが、果たして主は、イスラエルに益をもたらすために、敢えてサムソンに異邦の女を惹き寄せさせたのだろうか。
そうではないと思われる。なぜなら、次のように書いてあるからだ。
『だれでも誘惑に会う場合、「この誘惑は、神からきたものだ」と言ってはならない。神は悪の誘惑に陥るようなかたではなく、また自ら進んで人を誘惑することもなさらない。人が誘惑に陥るのは、それぞれ、欲に引かれ、さそわれるからである。欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生み出す。愛する兄弟たちよ。思い違いをしてはいけない。』(ヤコブ1:13-16)

主は、人が情欲に突っ走って、両親や兄弟姉妹が戒めても聞かないような場合、敢えてそのまま好きな道を行かせ、ひどい目に遭わせて戒められる。
主のすごい所は、単に戒めるだけに終わらず、そのような人の愚かささえ用いて、益と為し、それをきっかけとして、イスラエルに救いを与えられる所だ。
この後、サムソンはその女性の故にカナン人と敵対する事となり、サムソン本人としては、自分の身に振りかかる「女性問題」を対処しているつもりが、実はそれによって多くのカナン人を滅ぼし、イスラエルに益をもたらす事になる。
そういう意味で、サムソンと異邦の女との結婚は、まさに「主から出たもの」なのだ。

サムソンは正当に妻をめとって、その力を用いて正当に戦えば良いものを、自分の肉欲を満足させる方向で、自分の力を用いる。
しかし主は、その出来事をもって、「サムソンの懲らしめ」ばかりでなく、「イスラエルの救い」も、両立させてしまわれる。

『世と世にあるものとを、愛してはいけない。もし、世を愛する者があれば、父の愛は彼のうちにない。すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、持ち物の誇は、父から出たものではなく、世から出たものである。世と世の欲とは過ぎ去る。しかし、神の御旨を行う者は、永遠にながらえる。』(1ヨハネ2:15-17)
私達は、サムソンのような懲らしめや災いに遭う事は避け、最初から御胸に従順し、主と共に心地よく歩む者でありたい。

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