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メッセージ - 死んだ獅子から蜜が出る(士師記14:5-9)

死んだ獅子から蜜が出る(士師記14:5-9)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 士師記
執筆 : 
pastor 2014-11-13 0:25

礼拝説教メッセージ音声:死んだ獅子から蜜が出る(士師記14:5-9):右クリックで保存

サムソンは、異邦の女と結婚したいと言い出したり、それをたしなめる父母に従わなかったりと、色々と問題のある士師だったにもかかわらず、主は彼を士師として用いられた。それはまことに、主の憐れみである。

私達も神に選ばれ、キリストにあって召しだされた者であるというのに、サムソンに負けず劣らず、色々問題を起こす事もあるが、それにも関わらず、主の霊が取り上げられず、主の御用に用いられているのは、まことに主の憐れみである。

サムソンの特徴は、主の霊が激しく臨んだ時、尋常ならざる力を発揮する所である。
『かくてサムソンは父母と共にテムナに下って行った。彼がテムナのぶどう畑に着くと、一頭の若いししがほえたけって彼に向かってきた。時に主の霊が激しく彼に臨んだので、彼はあたかも子やぎを裂くようにそのししを裂いたが、手にはなんの武器も持っていなかった。しかしサムソンはそのしたことを父にも母にも告げなかった。』(士師記14:5-6)
ライオンが吼え猛りながら迫ってくる。普通の人は死ぬしか無い状況だが、彼に主の霊が激しく臨む時、あたかも子やぎを裂くように、素手で獅子を裂いた。

このような事が初めてなら、彼自身、驚いたであろうし、主に感謝して悪い行いを改めるべき所であろうが、彼はその直後、どうしたか。
『サムソンは下って行って女と話し合ったが、女はサムソンの心にかなった。』(士師記14:7)
せっかく主からの特別な賜物が与えられ、いのちの危機からも救い出されたというのに、彼は異邦の女から離れず、かえって、彼女をめとろうとするようになる。

『日がたって後、サムソンは彼女をめとろうとして帰ったが、道を転じて、かのししのしかばねを見ると、ししのからだに、はちの群れと、蜜があった。彼はそれをかきあつめ、手にとって歩きながら食べ、父母のもとに帰って、彼らに与えたので、彼らもそれを食べた。しかし、ししのからだからその蜜をかきあつめたことは彼らに告げなかった。』(士師記14:8-9)
獅子を手で引き裂いた事も尋常ではないが、その裂かれた獅子の体に、なんと、蜂が集まっていて、そこには沢山の蜜があった。
一体これらの出来事は、どう捉えて良いのだろうか。
御言葉の解き明かしは、御言葉から、である。

獅子は、聖書の他の箇所ではユダ族を、あるいは、ユダ族から出たキリストを意味している。
『すると、長老のひとりがわたしに言った、「泣くな。見よ、ユダ族のしし、ダビデの若枝であるかたが、勝利を得たので、その巻物を開き七つの封印を解くことができる」。わたしはまた、御座と四つの生き物との間、長老たちの間に、ほふられたとみえる小羊が立っているのを見た。それに七つの角と七つの目とがあった。これらの目は、全世界につかわされた、神の七つの霊である。小羊は進み出て、御座にいますかたの右の手から、巻物を受けとった。』(黙示録5:5-7)

このユダ族の獅子、ダビデの若枝であるキリストは、人類の誰も解くことの出来ない七つの封印を解き、封じられていたなぞを一つ一つ解いて行く事が出来るお方である。
彼は勝利した。
何によってか? それはなんと「ほふられる事によって」である。(黙示録5章)

サムソンに向かってきた獅子は、本来、彼を食いつくすはずだった。
しかしサムソンによって、いとも簡単に引き裂かれてしまった。
人を食いつくすはずの獅子が、人によって、いとも簡単にほふられる。
私達の主・キリストも、本来なら、罪を犯した人間を裁き滅ぼすはずお方なのに、人のところに来た時、なんと、人によっていとも簡単に十字架でほふられてしまった。

そして、サムソンによってほふられた獅子の死体には、蜜蜂がそこを住み家とし、蜜を大量に集めている。
蜂たちは、花の所に行って蜜を集め、巣に戻って蜜を溜めて行くが、キリスト者もまた蜂のようなところがある。
それぞれ使わされている場所において、シャロンの花であるキリスト(雅歌2:1)から甘い御言葉の蜜を集め、十字架上でほふられた小羊キリストの御体(教会)に持ち帰り、共に御言葉の甘さを分かち合い、その麗しさを溜めて行く。
この、サムソンにほふられた獅子は、まさにキリストを現していないだろうか。

サムソンは、死んだ獅子から蜜をかき集めて食べ、父母にも分与した。
父母は、その蜜がどこから来たのかを知らなかったが、私達もキリストを信じたなら御言葉の蜜によって養われ、家族にもその甘さは伝わる。
家族の人は、なぜその人が甘い蜜を持っているのか、その由来を知らないが、本人はキリストが由来であると知っている。

聖書は、旧約も新約も全てキリストを現し、彼の栄光で満ちている。
『それから彼らに対して言われた、「わたしが以前あなたがたと一緒にいた時分に話して聞かせた言葉は、こうであった。すなわち、モーセの律法と預言書と詩篇とに、わたしについて書いてあることは、必ずことごとく成就する」。』(ルカ24:44)
日々、十字架のキリストの元に巣作りし、聖徒と共に御言葉の蜜を集め、歩んでいく皆さんでありますように!
イエス様のお名前によって祝福します!

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