メッセージ - 収穫感謝祭 どんな実りを結ばせるか(ガラテヤ5:16-23)
収穫感謝祭 どんな実りを結ばせるか(ガラテヤ5:16-23)
第一礼拝・礼拝全体音声:右クリックで保存
賛美集会音声:右クリックで保存
第二礼拝・礼拝音声(韓国語通訳有한국어예배):右クリックで保存
週報/メッセージ(説教)概要:右クリックで保存
本日は収穫感謝祭、主が与えて下さった実りを主に感謝し、喜び祝う日である。
店頭には、実に色々な作物が並んでいた。畑から採れたものの中には、とてもつやつやした美しい実りもあるが、そうでないものもある。おりに叶った時と場所に、それに見合った種類の種を蒔き、水をやり、よく手入れするなら、豊かな良いものが実を結び、適切な時に収穫するなら、良き収穫物が手に入る。
しかし、あさってな時と場所に、見合わない種を蒔いても、成長しないし、水やりや手入れを怠っても、良い実りは結ばない。また、適切な時期に収穫しないなら、せっかく結んだ良い実も、だめになってしまう。
そしてそもそも、種を蒔かないなら、何の実りも期待出来ない。今年皆さんは、どんな実りを結んだだろうか。
そして私達は、どうすれば、主に喜ばれる良い実を豊かに結ばせられるのだろうか。
私達が主に喜ばれる良い実を結ばせるためには、肉にではなく、霊に蒔く事である。
「自分の肉にまく者は、肉から滅びを刈り取り、霊にまく者は、霊から永遠のいのちを刈り取る」(ガラ6:8)
「肉」とは、神を除外した、人間の生来の考えや力、罪に傾く性質の全般を言い、肉体が死ねば滅びるが、「霊」とは、神を知覚し交わる事の出来るいのちであり、それは肉体が死んでも存続する永遠のものである。
生来の人は、霊という”いのち”は死んでいるが、キリストを信じた人はそれが息吹き、働くようになり出す。
キリスト者は日々、霊に従って歩むか、肉に従って歩むかという決断に迫られているが、その都度「霊を選択する」という「種まき」をし続けるなら、御霊が結ぶあらゆる良き実にあずかる事が出来る。
ローマ8:1を、ギリシヤ語原典(TR)から訳すと、「こういうわけで、今や、肉に従ってでなく御霊に従って歩むキリスト・イエスにある者は、罪に定められることがない。」となる。だから、「イエスは主です」と告白した人が未来永劫罪に定められることは無い、という事ではなく、肉に従う事を継続的に拒否し、日々御霊に従って歩む事を継続的に選ぶキリスト者は、罪に定められる事が無いのだ。
モーセも、申命記で繰り返し強調した事は、約束の地に入る事よりも、むしろそこに入った後のほうが重要で、主の命令に聞き、守り行う事をキープせよ、という事だった。そのような人は、御霊の実を結んでいく。
御霊の実には「愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、柔和、自制」がある。(ガラテヤ5:23)
これらの良き実は、肉の頑張りでは決して、逆立ちしても、結ぶ事は出来ない。しかし、霊に従って歩み続けるなら、その人はいのちの御霊の法則の支配下に入っており、坂道を自転車で下るがごとくラクにこれらの実を結んで行き、また現実社会においても、その人に対して祝福の良き産物が豊かに生じる。
しかし、肉に従って歩み続けるなら、その人の人生は茨とあざみを生じ、その行き着く先は、死である。
物事は、私達自身の頑張りによるのではない。私達の意思決定権という実印を、御霊に渡すか、それとも肉に渡すか、という事である。
実印を善い人に渡すなら、その人は知らない内に良いビジネスをして、資産を増やし、いつのまにかこちらの評判も、良くなっていくが、もし悪い人に渡すなら、知らない間に借金だらけになり、いつのまにか色々な人から憎まれるようになっているのと同じ様に、私達も「意志」という実印を、御霊に渡し続けているなら、知らない内に御霊が私達を造り変え、素行も、評判もどんどん良くなって行くが、いつも肉に渡し続けているなら、肉はいつも滅びへと導き、いつの間にか、素行も評判もどんどん悪くなって行く。
皆さんは今年、どのような実を自分自身に対し、また周りに対して結ばせたであろうか。
もし振り返って見て、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のもの(ガラ5:20-21)が目立つなら、肉によって歩んでいたという事であり、御霊の歩みへと矯正すべきであるし、そのような人から支配されてはならず、むしろ御霊にあって戒め支配するべきだ。
もし振り返って見て、 愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、柔和、自制の良き実が結んだ、という自覚があるなら、その御霊による歩みをキープし、また、そのような人がいたら見習うべきである。
『わたしは命じる、御霊によって歩きなさい。そうすれば決して肉の欲を満たすことはない。』(ガラ5:16-18)
御霊によって歩み、人生が愛と喜びと平安によって満ち溢れ、その性質がますます寛容に、親切に、善意に溢れ、誠実な人、柔和な人、自制心のある人として、ますます尊敬されていく皆さんでありますように!