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メッセージ - いのちを担保に罪を楽しむ性質(士師記16:10-14)

いのちを担保に罪を楽しむ性質(士師記16:10-14)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 士師記
執筆 : 
pastor 2014-11-20 20:01

礼拝説教メッセージ音声:いのちを担保に罪を楽しむ性質(士師記16:10-14):右クリックで保存

サムソンの力の秘密を聞き出す事に失敗したデリラは、サムソンに訴える。

『あなたはわたしを欺いて、うそを言いました。どうしたらあなたを縛ることができるか、どうぞ今わたしに聞かせてください。』(士師記16:10)

悪魔に属する誘惑者は、神の民を誘惑する事に失敗すると、「お前は欺いた」「ウソを言った」などと、自分は棚に上げて訴えるものである。
彼女は、サムソンを陥れようという実績を、一度積んだのだから、彼は彼女にこたえる必要は一切無いし、むしろ、「誘惑するな!」と一喝するべきなのに、彼は彼女に嫌われたくないがう故に、あやふやな返事をする。
私達も、本来ハッキリ言うべき場面で、嫌われたくないがために、箸にも棒にもかからない返事をして、あやふやな関係を引き伸ばす所があるとしたら、正さなくてはならない。

『サムソンは女に言った、「もし人々がまだ用いたことのない新しい綱をもって、わたしを縛るなら、弱くなってほかの人のようになるでしょう」。そこでデリラは新しい綱をとり、それをもって彼を縛り、そして彼に言った、「サムソンよ、ペリシテびとがあなたに迫っています」。時に人々は奥のへやに忍んでいたが、サムソンはその綱を糸のように腕から断ち落した。』(士師記16:11-12)
サムソンは「もし人々が・・・わたしを縛るなら」と言ったが、その「人々」とは、ペリシテの人々を除いて、一体誰だろう。
やはり彼は、ぎりぎりの所で彼女との駆け引きを楽しんでいるようである。
異性に限らず、酒や煙草、ギャンブルなど、摂り過ぎると滅びてしまう事は分かっていても、やめられない。
あっちも手放さず、こちらも手放さず、滅びに至らないぎりぎり所を楽しもう、という人は、ほぼ、それで滅びると言っていいだろう。

『そこでデリラはサムソンに言った、「あなたは今まで、わたしを欺いて、うそを言いましたが、どうしたらあなたを縛ることができるか、わたしに聞かせてください」。彼は女に言った、「あなたがもし、わたしの髪の毛七ふさを機の縦糸と一緒に織って、くぎでそれを留めておくならば、わたしは弱くなってほかの人のようになるでしょう」。
そこで彼が眠ったとき、デリラはサムソンの髪の毛、七ふさをとって、それを機の縦糸に織り込み、くぎでそれを留めておいて、彼に言った、「サムソンよ、ペリシテびとがあなたに迫っています」。しかしサムソンは目をさまして、くぎと機と縦糸とを引き抜いた。』(士師記16:13-14)
サムソンはついに、彼の力の源、すなわち、神様に捧げられた「ナジル人」のしるしである「髪の毛」に言及した。
彼はナジル人としての戒めを既に色々破ってはいるが、かろうじて力が保たれているのは、この、ナジル人のしるしである「髪の毛」だけは決して手放さなかったからだ。

私達も、「主に捧げられた者」である事のアイデンティティだけは、決して、悪しき者へ手放してはならない。
その譲ってはならないアイデンティティとは、「イエス・キリストを主とする」事である。
私達の心の王座には、ただ主イエスに座していただく事。その王の座に、デリラのような、他のものに譲ってはならないし、肉薄させてもならない。
ヒゼキヤ王は、一難去って油断が生じた時、バビロンからの使者の挨拶に気を良くしてしまい、宮殿や神殿の宝物倉や武器庫を全て彼らに晒してしまった。
それでイザヤは、それらの大切な宝物は全部バビロンへ運び去られてしまう事を預言した。(イザヤ39章)

サムソンのように、いのちを担保にして罪を楽しむ者は多く、そのパターンにひと度はまってしまったら、抜け出すのは中々大変である。
私達はどのようにして、そこから身を守れば良いだろうか?

パウロは勧めている。
『だから、「彼らの間から出て行き、/彼らと分離せよ、と主は言われる。そして、汚れたものに触れてはならない。触れなければ、わたしはあなたがたを受けいれよう。そしてわたしは、あなたがたの父となり、/あなたがたは、/わたしのむすこ、むすめとなるであろう。全能の主が、こう言われる」。』(同17-18節)

まずは、誘惑になるような人や物から離れる事である。
ヨセフは、ポティファルの妻が性的誘惑を仕掛けて来た時、そんな言葉は聞き入れず、一緒にいる事もしなかったし、二人きりの時に強引に迫ってきたら、彼は上着を捨てて逃げた。そのように、逃げるが勝ちである。(創世記39章)

人は、外的な攻撃にはよく抵抗できるものだが、気持ち良くさせる誘惑に対しては、弱いものであり、誘惑に身を晒してギリギリ一線を超えない程度に楽しむ人は、滅びのパターンに陥っている。
たばこや酒、ドラッグなどにはまってしまった人は、皆、そうだった。
だから、誘惑するものには近づかない事。それが最善である。

女性で失敗したソロモンも、言っている。
『遊女のくちびるは蜜をしたたらせ、その言葉は油よりもなめらかである。しかしついには、彼女はにがよもぎのように苦く、もろ刃のつるぎのように鋭くなる。その足は死に下り、その歩みは陰府(よみ)の道におもむく。彼女はいのちの道に心をとめず、その道は人を迷わすが、彼女はそれを知らない。』(箴言5:3-6)
姦淫の誘惑は、蜜のように甘く、それはどんな勇者でも、簡単に陰府に送り込んでしまう諸刃の剣であり、その最後は、苦よもぎのように苦い。

サムソンも、ペリシテの屈強な男たち千人がかりでも屈服させられなかったのに、たった一人の女によって、いとも簡単に屈服させられ、そして、苦々しい最後を遂げてる事になってしまう。
『わが子よ、何を言おうか。わが胎の子よ、何を言おうか。わたしが願をかけて得た子よ、何をいおうか。あなたの力を女についやすな、王をも滅ぼすものに、あなたの道を任せるな。』(箴言31:2-3)

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