メッセージ - 主との兄弟関係(ヘブル2:10-13)
礼拝説教メッセージ音声:主との兄弟関係(ヘブル2:10-13):右クリックで保存
韓国語通訳有 한국어예배
(以下概要は、2/9水曜礼拝メッセージ前半部)
主イエス様は、人を罪と死から救い出すために降りて来られた。
人となり数々の苦しみを受けられ、十字架の死にいたるまで、忠実に御父に従われた。
キリストが十字架に磔にされたのは実に、人を死から勝利へ導くため、罪を処罰し、栄光へと導くためであり(10節)、一人一人を聖なる者とされるためである。(12節)
私達がイエス様と兄弟の関係になるには、順番がある。
まず人は、イエス様と対面し、イエス様を知る所から始めなくてはならない。
ヨハネ13:12-17においては、イエス様と弟子達の関係は、先生と生徒、主人と僕の関係であった。
先生は生徒に模範を示し、人はそれに従わなくてはならない。(15節)
主が示された事はその時理解できないかもしれないが、その通りにしていれば、じき、主の御思いが分かるようになってくる。
その時「師と弟子」という関係ではあるが、なんと主は、弟子の足を洗ってくださる。
なぜなら主は、弟子達をこの上なく愛しておられる(13:1)からである。
先生と生徒という関係から一歩進むと「友」という関係になる。(ヨハネ15:11-17)
僕は主人の思いを知る事は出来ないが、友の関係は、お互いの心の内を知る事が出来る。
主と「友」の関係となるには、「わたしの命じる事を行うならば、あなたがたは友である」(14節)
イエス様が命じられる事とは「わたしがあなたがたを愛したように、あなた方も互いに愛し合いなさい。」(12節)である。
主人と僕の関係だった頃は、わけもわからず、ただ命じられる事を守り行うだけであったが、守り行っている内に、御心が分かるようになってくる。
そして友の関係になれば、ただ命じられて行うというのではなく、友である主の望んでおられる事を汲み取り、心からその事をしたい、と思うようになるのである。
そしてそういう者は、豊かに実を結ぶ事が出来るようになり、父の名によって求めるものは、何でも与えられるようになる。
さらに優れた関係は「兄弟」の関係である。(ヨハネ20:17)
兄弟という関係は、同じ血、同じ肉、同じ源を持っている。
兄弟の関係になるには、ヨハネ15章と20章の間の出来事、すなわち十字架の経験が必要である。
私達は、アダムから産まれたそのままのいのちでは、御国を受け継ぐ事が出来ない。
死んだのに動いているゾンビのようなもので、ただ赴くまま、破壊活動したり兄弟姉妹を喰い合ったりするだけである。
ゾンビとしては一度死に、イエス様にあった新しい永遠のいのちに生まれ直す必要がある。
そうすれば、イエス様の兄弟となる事が出来るのである。
主にある新しいいのちは、主イエス様と同じ、聖なる栄光のいのちである。
万物は御子のために創られた。その御子と同じいのちとは、どれほど栄光に富んでいるだろうか。
この聖なる栄光のいのちを、さらに知って行く皆さんでありますように。
主イエスの名によって祝福します!
横浜天声キリスト教会 copyright 2011