メッセージ - 鳩 - 御言葉を口に咥え全地へ羽ばたく性質(創世記8:11)
鳩 - 御言葉を口に咥え全地へ羽ばたく性質(創世記8:11)
第一礼拝・礼拝全体音声:右クリックで保存
賛美集会音声:右クリックで保存
第二礼拝・礼拝音声(韓国語通訳有한국어예배):右クリックで保存
週報/メッセージ(説教)概要:右クリックで保存
今日は、今年最後の主日礼拝となる。今年最初の主日礼拝で示されたのは、意外にも「鳩」についてだったが、一年を振り返るに、まさに、創世記に登場する「鳩」の性質を体現した一年だった。
ノアの洪水の時、全地は裁きの水によって覆われ、圧倒的な死と絶望の上に浮かんでいた箱舟に、希望の光を届けたのは、鳩だった。鳩は、そのくちばしに、オリーブの若枝を咥え、箱舟のノアの所に戻ってきた事によって、平和と希望が、いのちが、少しずつ戻ってきた事を、箱舟の皆に伝えたのだ。
この天声は今年、横浜という垣根を超え、茨城や静岡、埼玉にある教会や家庭、施設など、色々な地の色々な聖徒たちへ、御言葉というオリーブの若枝を届ける機会が多かった。
私達がくわえて届けるべきオリーブの若枝とは、御言葉である。御言葉を、信仰を混ぜて宣言するなら、それはいのちとなり、いのちとなった御言葉が進む所・入る所には、いのちが増し加わり、その所の人が、いかに死で覆われていようとも、いのちに飲み込まれ、いかに闇に覆われていようとも、光が広がって行く。
御言葉は、まさに生きていて、力があり、それを蓄える人、反芻する人は、ますます力を得、造り変えられ、清められる。これによって良く養われた人は、ますますいのちを届ける鳩として用いられて行く。
今年はまた、聖徒たち一人ひとりの御言葉の領域が、格段に広がった一年であった。
一人ひとりが、信仰を混ぜて御言葉を宣言する事によって、ある人は病を追い出し、ある人は悪霊を追い出し、求めていた道が示され、死をいのちで飲み込んで行った。
毎年クリスマスイブ礼拝では、聖徒達一人ひとりに御言葉宣言をしていただいているが、今年は、宣言した御言葉の中に各々の信仰がじっくりと練りこまれ、いのちが熟成し、去年以上に芳醇な香りを放っていた。
この一年、御言葉をしっかり口に咥えた人、すなわち御言葉を覚え、それをよく噛み締め味わった人は、例外なく、いのちが増し加わってガラリと変わった。
しかし、御言葉というオリーブをくわえない人、すなわち、御言葉を覚えようとも、味わおうとしない人は、変えられる事は無く、清められる事も無く、いのちを届ける働き人として用いられる事も、一切無い。
ノアは最初、カラスを働き手として解き放ったが、カラスはノアが望んだようには動かず、放たれたのを良い事に、気ままに箱舟の周辺を行ったり戻ったりを繰り返すだけで、主人であるノアの腕中には戻らなかった。
キリスト者と言われている人の中にも、カラスのように、気ままに教会と世を行ったり来たりを繰り返し、主イエスの御腕の中に戻らず、教会にも、主イエスに対しても、何の益をもたらさないような人もいる。
時には、外で見つけた屍肉をついばんでは、それを箱舟の中に持ち帰って、箱舟を汚すような事さえする。
御言葉のオリーブを咥えさせてもすぐ吐き出し、屍肉を持って来るような者は、どんどん追い出されて行く。
この天声は日ごと、御言葉と、御言葉なるお方・イエスキリストを、いつも宣言して来た。それ故、御言葉の養いを受けようとしない人、御言葉を咥えない人、世と箱舟をただ行き来するカラスのような性質の人は、どんどん天声には居られなくなって行く。御言葉は光であり、偽りを暴き、闇を拭い去り、汚れを清めていくため、偽りを愛する人、闇の中に隠れていたい人、汚れを好む人には、不都合だからだ。
だから天声は、今まで御言葉に留まり主イエスキリストを宣言して来た事を、ますます、するべきだ。
この一年、広がって行った働きもあれば、閉ざされて行った働きもあった。
御言葉の種を蒔いても、それを根付かせず、いのちを実らせないような土地からは、主は、その種蒔く働き人をそこから取り上げ、別の、もっと豊かに実を結ぶ地へと、導かれる。もったいないからだ。
それ故、私達自身が吐き出されないために、常に御言葉にとどまり、また御言葉を蒔く働き人であるべきだ。
この天声は、設立当初から、働き人を養成する教会としてのビジョンが与えられている。
光を愛する人、偽りや闇を捨て去りたい人、御言葉のとりこになった人たちは、ますます天声に居たくなり、どんどん造り変えられ、成長して行くだろう。だから気を引き締め、ますます御言葉に留まるべきである。
御言葉を口から話さず、それをよく咀嚼し、味わい、それによって命が養われ、そして、私達の主人であるイエス様の御心のままに、平和の鳩として福音をくちばしに咥え、死とのろいに満ちた全地へとはばたいて届けに行く皆さんでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!