メッセージ - 主に栄光を返したペリシテ人(1サムエル記6:1-12)

主に栄光を返したペリシテ人(1サムエル記6:1-12)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1サムエル記
執筆 : 
pastor 2015-2-18 23:50

礼拝説教メッセージ音声:主に栄光を返したペリシテ人(1サムエル記6:1-12):右クリックで保存

『主の箱は七か月の間ペリシテびとの地にあった。』(1サムエル記6:1)

ここは、主の箱はペリシテ人の「野」にあったとも訳す事ができる。
七ヶ月の間に少なくとも2回は移動させた、という事は、災いはそれだけ誰の目にも明確で、主の箱を「町」に置けなかったのだろう。

『ペリシテびとは、祭司や占い師を呼んで言った、「イスラエルの神の箱をどうしましょうか。どのようにして、それをもとの所へ送り返せばよいか告げてください」。彼らは言った、「イスラエルの神の箱を送り返す時には、それをむなしく返してはならない。必ず彼にとがの供え物をもって償いをしなければならない。そうすれば、あなたがたはいやされ、また彼の手がなぜあなたがたを離れないかを知ることができるであろう」。』(1サムエル記6:2-3)
主の「聖」に対して不実を犯した場合は、償いをしなくてはならない事は、確かに律法に記されている。(レビ記5:15-16)
ペリシテ人がイスラエルの律法を調べたのか、それとも、ただで返す事は失礼に値すると考えたのか、ともかく彼らは、降りかかった災いの故に、主に対する恐れ敬いが芽生えた事は確かだ。

『人々は言った、「われわれが償うとがの供え物には何をしましょうか」。彼らは答えた、「ペリシテびとの君たちの数にしたがって、金の腫物五つと金のねずみ五つである。あなたがたすべてと、君たちに臨んだ災は一つだからである。それゆえ、あなたがたの腫物の像と、地を荒すねずみの像を造り、イスラエルの神に栄光を帰するならば、たぶん彼は、あなたがた、およびあなたがたの神々と、あなたがたの地に、その手を加えることを軽くされるであろう。』(1サムエル記6:4-5)
ペリシテ人達は、腫物だけでなく、ねずみによってもかなりの災いを受けたようだ。
彼らは、自分たちはこれらのものによって災いを受けました、その事はイスラエルの神・主がなされた事であり、ここにあなたの栄光を表します、と、主に敬意を表するなら、この災いは軽くされるだろう、と考えたのだ。

『なにゆえ、あなたがたはエジプトびととパロがその心をかたくなにしたように、自分の心をかたくなにするのか。神が彼らを悩ましたので、彼らは民を行かせ、民は去ったではないか。』(1サムエル記6:6)
主がエジプトに対して為した災いはかなり昔であるが、当時、主が為された事は、イスラエル周辺諸国にとどろき渡った。
そのイスラエルの神・主は、今も健在である、と、彼らは恐れており、この主に対して頑なになってはならないと警告している。

『それゆえ今、新しい車一両を造り、まだくびきを付けたことのない乳牛二頭をとり、その牛を車につなぎ、そのおのおのの子牛を乳牛から離して家に連れ帰り、主の箱をとって、それをその車に載せ、あなたがたがとがの供え物として彼に償う金の作り物を一つの箱におさめてそのかたわらに置き、それを送って去らせなさい。』(1サムエル記6:7-8)
普通、くびきをつけた事のない牛に、くびきをつけるなら、牛はそれを振りほどくはずだ。
牛にとって、くびきは不快なものであり、それを初めてされたなら、抗するはずだ。
また、子に乳を飲ませている母牛が、子を置き去りにして行く、という事も、自然の摂理に反する。
その、通常ではあり得ない行動を牛が取るり、神の箱をイスラエルへと運んで行くとすれば、これは主が為さった事だと知る事が出来る、というのだ。

『人々はそのようにした。すなわち、彼らは二頭の乳牛をとって、これを車につなぎ、そのおのおのの子牛を家に閉じこめ、主の箱、および金のねずみと、腫物の像をおさめた箱とを車に載せた。すると雌牛はまっすぐにベテシメシの方向へ、ひとすじに大路を歩み、鳴きながら進んでいって、右にも左にも曲らなかった。ペリシテびとの君たちは、ベテシメシの境までそのあとについていった。』(1サムエル記6:10-12)
乳牛が鳴きながら子から離れて行き、イスラエルへの道を、くびきを負いながら進んで行くのを、彼らは見て驚いただろう。

まさにイスラエルの神は、生きて働いておられる。
この神は、自分達の神々を倒し、ひれ伏させ、腫物やねずみによって自分達を打ち、行く所どこも死の恐怖に怯えさせた。
そして、自分達がこの神である主に栄光を帰すために、償いの備えをしたなら、主はあり得ない形でその栄光を受け取られた様も、彼らは見た。
あのペリシテ人でさえ、主に打たれ懲らしめられたなら、主を恐れたのだ。
私達も主からの懲らしめを受けたなら、速やかに悔い改めて主に栄光を帰すべきである。

しかし、喉元過ぎれば熱さを忘れるの言葉通り、彼らはその恐れと尊敬を持続させず、相変わらずダゴンの神を礼拝し続け、そして神の民・イスラエルを打つのをやめなかった。
だから彼らは結局、主の民を懲らしめる器としてしか用いられず、ペリシテ人という”民族”は現在、残っていない。アレクサンドロス大王の支配下で滅んでしまったのだ。
私達も、ひと度主から懲らしめを受け、主を畏れ敬う者となっておりながら、その主への恐れ敬いを持続させないなら、ただ良くない事にのみ用いられ、そして滅んでしまうのだ。
私達は主への恐れをキープし、祝福を受け続ける者でありたい

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