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メッセージ - サウルの成り立ち(1サムエル記9:1-16)

サウルの成り立ち(1サムエル記9:1-16)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1サムエル記
執筆 : 
pastor 2015-2-26 23:50

 礼拝説教メッセージ音声:サウルの成り立ち(1サムエル記9:1-16):右クリックで保存

イスラエルは主の御心に反して王を求めたが、主は、彼らが求めるがままに、イスラエルに王を与える。

『さて、ベニヤミンの人で、キシという名の裕福な人があった。キシはアビエルの子、アビエルはゼロルの子、ゼロルはベコラテの子、ベコラテはアピヤの子、アピヤはベニヤミンびとである。キシにはサウルという名の子があった。若くて麗しく、イスラエルの人々のうちに彼よりも麗しい人はなく、民のだれよりも肩から上、背が高かった。』(1サムエル記9:1)
このサウルが、主が定めたイスラエルの最初の王である。
 
サウルの名は「尋ねられる」「面会を求められる」という意味である。
彼は「若くて麗しく、イスラエルの人々のうちに彼よりも麗しい人はなく、民のだれよりも肩から上、背が高」かった、ばかりでなく、裕福な家出身であり、場の空気をよく読む、思いやりのある人だった。
まさに、人々から「求められる」という名前の通りの者であった。
人を思いやるのは良いことであるが、神よりも人を思いやるとしたら、災いの性質であり、それが後の彼にとって罠となってしまう。
 
『サウルの父キシの数頭のろばがいなくなった。そこでキシは、その子サウルに言った、「しもべをひとり連れて、立って行き、ろばを捜してきなさい」。そこでふたりはエフライムの山地を通りすぎ、シャリシャの地を通り過ぎたけれども見当らず、シャリムの地を通り過ぎたけれどもおらず、ベニヤミンの地を通り過ぎたけれども見当らなかった。彼らがツフの地にきた時、サウルは連れてきたしもべに言った、「さあ、帰ろう。父は、ろばのことよりも、われわれのことを心配するだろう」。』(1サムエル記9:3-5)
彼がベニヤミンの地を出て、サムエルの所へ行ったのは、王として任職を受ける気があったからでは毛頭無く、ただ、父のろばがいなくなったので、探しに行くよう頼まれたからだった。
彼は一人のしもべと一緒に遠くまで探しに来たのだが、なかなか見つからず、あまり手間取って父を心配させるのも悪いので、帰ろうと言い出す。
『ところが、しもべは言った、「この町には神の人がおられます。尊い人で、その言われることはみなそのとおりになります。その所へ行きましょう。われわれの出てきた旅のことについて何か示されるでしょう」。』(1サムエル記9:6)
 
この町に神の人がいる、という事をサウルは知らなかったのか、それとも、知っていても伺おうという気が起きなかったのか、分からないが、とにかく、自分の問題を神に伺おうと提案したのは、サウルではなく、名も無きしもべのほうだった。
この、主に聞くという事が、頭の中から抜け落ちているような性質は、私達も改めなくてはならないものであり、人を導く王であるなら、なおさらである。
しかしサウルはその後、部下に勧められて初めて御心を求めるような性質を改めず、また、御心を超えて勝手に行動してしまったりした。(1サムエル記13章、15章)
彼のそのような性質を取り除かない事は、せっかく与えられた王権が剥奪されてしまう元となってしまう。
 
このように、神の導きを求める事を、自分からせず、人に勧めれれてから、はじめてするような信仰者は、自立していない信仰者である。
人から勧められない限りは、自分からは礼拝には行かない、自分からは祈らない、自分からは賛美しない、勧める人がいなくなると、しなくなる。
初心の時ならいざ知らず、いつまでもそのようなキリスト者であるなら、災いが絶えないものだ。
 
『サウルはしもべに言った、「しかし行くのであれば、その人に何を贈ろうか。袋のパンはもはや、なくなり、神の人に持っていく贈り物がない。何かありますか」。しもべは、またサウルに答えた、「わたしの手に四分の一シケルの銀があります。わたしはこれを、神の人に与えて、われわれの道を示してもらいましょう」。・・・サウルはそのしもべに言った、「それは良い。さあ、行こう」。こうして彼らは、神の人のいるその町へ行った。』(1サムエル記9:7-10)
サウルは、御心を伺うときに贈り物をする事を気にした。
人を思いやる事、神の働き人を敬うのは良いことであるが、神よりも、人を思いやる事を優先させるとしたら、順番違いである。
 
『こうして彼らは町に上っていった。そして町の中に、はいろうとした時、サムエルは高き所に上るため彼らのほうに向かって出てきた。さてサウルが来る一日前に、主はサムエルの耳に告げて言われた、「あすの今ごろ、あなたの所に、ベニヤミンの地から、ひとりの人をつかわすであろう。あなたはその人に油を注いで、わたしの民イスラエルの君としなさい。彼はわたしの民をペリシテびとの手から救い出すであろう。わたしの民の叫びがわたしに届き、わたしがその悩みを顧みるからである」。』(1サムエル記9:14-)
 
サムエルには主からあらかじめベニヤミン人と出会う事、そして、その者に油をそそいで王とすべき事が命じられていた。
この時点、サウルはこれから王となり、イスラエルを正しく治めペリシテ人から救い、サウルの家は王家として確立されていく、はずだった。
ところが聖書で記されている後の歴史は、違う。
彼の家は王家としては続かず、王権は剥奪されてダビデの家へと移ってしまう。
なぜなら彼は、神よりも人を恐れ、御言葉よりも自分のよかれを押し通す性質を、手放さなかったからだ。
 
私達の内に、サウルの性質は無いだろうか。
人に勧められなければ礼拝に行かない、人に見られていなければ祈りをしない、人に促されなければ賛美しない、というようなサウルの性質は早急に手放し、自ら進んで喜んで礼拝を捧げ、王として栄えていくダビデの性質を身に着けていく皆さんでありますように!
イエス様のお名前によって祝福します!

 

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