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メッセージ - 突然の貴賓扱いを受けたサウル、と私達(1サムエル記9:17-27)

突然の貴賓扱いを受けたサウル、と私達(1サムエル記9:17-27)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1サムエル記
執筆 : 
pastor 2015-2-27 23:29

礼拝説教メッセージ音声:突然の貴賓扱いを受けたサウル、と私達(1サムエル記9:17-27):右クリックで保存

『そのときサウルは、門の中でサムエルに近づいて言った、「先見者の家はどこですか。どうか教えてください」。サムエルはサウルに答えた、「わたしがその先見者です。わたしの前に行って、高き所に上りなさい。あなたがたは、きょう、わたしと一緒に食事しなさい。わたしはあすの朝あなたを帰らせ、あなたの心にあることをみな示しましょう。

三日前に、いなくなったあなたのろばは、もはや見つかったので心にかけなくてもよろしい。しかしイスラエルのすべての望ましきものはだれのものですか。それはあなたのもの、あなたの父の家のすべての人のものではありませんか」。』(1サムエル記9:18-20)

サウルは先見者サムエルとこの時初対面のはずが、なんと彼は、きょう、あなたと一緒に食事をすることになっている、と意外な事を言った。
そればかりでなく、サウルが父のろばを三日前から探し歩いていた事も、そして既にそれは見つかっているという、サウルさえ知らない事さえも、知っていたのだ。
さらに驚くことに、イスラエル全体は、あなたを望んでいる、と言うのだ。
サウルは面食らっただろう。
聖なる方の助言をちょっと伺おう、といったつもりで来たのに、相手は自分の何もかもを、それも自分の知らない事までも知っており、しかも、一緒に食事をすることになっている、というのだから。

この状況は、私達と主との出会いにも似ている。
取税人ザアカイは、聖なるお方イエスをひと目見ようと木に登ったのに、イエス様のほうから近づいて来られ、自分の名前を呼び、「今日はあなたの家に泊まる事になっている」と声をかけられた。
ザアカイは自分の名前で声をかけられた時、悟ったのだろう。
自分がしてきた、あらゆる悪事も。それ故人々から憎まれ、蔑まれている事も。そして、そのような状況から自分は救われたいと、密かに願っていたその事も。
この聖なる方は、そんな自分を全部知っており、しかもその上で「今日はあなたの家に泊まる事になっている」とまで言われた。
それでザアカイは、一瞬にしてこのお方に心を捕えられ、それまでの行いを悔い改め、新しい聖なる生き方をすると決心したのだ。

私達も人生のある時、サウルのように、ザアカイのように、聖なるお方に呼び止められたのではなかろうか。
自分の事を何もかも知り尽くし、その上で、わたしはあなたと食事を共にしたい、あなたの内に宿りたい、と、誘われたのではなかろうか。
そして主から、あなたはこれから全く違った歩みをしなさい、王族の祭司として、聖なる国民として、相応しく歩みなさい、と、勧められたのではなかろうか。

『サウルは答えた、「わたしはイスラエルのうちの最も小さい部族のベニヤミンびとであって、わたしの一族はまたベニヤミンのどの一族よりも卑しいものではありませんか。どうしてあなたは、そのようなことをわたしに言われるのですか」。』(1サムエル記9:21)
サウルとしては、晴天の霹靂だったろう。
自分はイスラエルという集団の中では、もっとも弱い、小さい、つまらない者なのに、なぜそのように言うのですか、と。
私達もまったく同じだ。
イエス様、なぜ、こんな弱い、小さい罪人に呼びかけて下さったのですか、と。
主の選びは、そのようである。
主は、この世の力ある者・知恵ある者をはずかしめるため、あえて弱く無に等しい人を、選ばれるのだ。(1コリント1章)

『サムエルはサウルとそのしもべを導いて、へやにはいり、招かれた三十人ほどのうちの上座にすわらせた。そしてサムエルは料理人に言った、「あなたに渡して、取りのけておくようにと言っておいた分を持ってきなさい」。料理人は、ももとその上の部分を取り上げて、それをサウルの前に置いた。そしてサムエルは言った、「ごらんなさい。取っておいた物が、あなたの前に置かれています。召しあがってください。あなたが客人たちと一緒に食事ができるように、この時まで、あなたのために取っておいたものです」。こうしてサウルはその日サムエルと一緒に食事をした。
そして彼らが高き所を下って町にはいった時、サウルのために屋上に床が設けられ、彼はその上に身を横たえて寝た。』(1サムエル記9:22-25)

サウル達は、この突然の貴賓扱いに、とまどっただろう。
聖なる方から宴会に招かれ、上座へと導かれ、最上のごちそうを頂いて貴賓扱いを受けたのだから。
私達もまさしく、イエス様から最上のごちそうを用意された宴会に招かれ、王侯に属するような貴賓扱いを受けたようなものだ。

父なる神は、御子イエス・キリストを、和解のいけにえとしてほふり、共にこの食卓に与からせようと、私達を招いておられる。その事を、王子の結婚の披露宴を設けた王のたとえ(マタイ22:1-14)で示された。
『そのとき、王はしもべたちに言った。『宴会の用意はできているが、招待しておいた人たちは、それにふさわしくなかった。だから、大通りに行って、出会った者をみな宴会に招きなさい。』それで、しもべたちは、通りに出て行って、良い人でも悪い人でも出会った者をみな集めたので、宴会場は客でいっぱいになった。』(マタイ22:8-10)
今や、この天の大宴会には、良い人も悪い人も、あまねく招かれ、その招待に応じる人は、だれでも宴会場に入る特権があるのだ。

しかし、礼服を身に着けずに宴会場に入った者が、外の暗闇に追い出され、泣いて歯ぎしりしてしまう事もまた、書いてある。
せっかくキリストが命を裂いてまで与えて下さった贖いの衣を、敢えて身につけず、天の宴会のごちそうだけ頂こうとするような者は、外の暗闇に追い出されてしまうのだ。
サウルは後に、せっかく与えられた特権を軽んじ続けたため、王族から追い出されてしまう事となる。

『そして夜明けになって、サムエルは屋上のサウルに呼ばわって言った、「起きなさい。あなたをお送りします」。サウルは起き上がった。そしてサウルとサムエルのふたりは、共に外に出た。彼らが町はずれに下った時、サムエルはサウルに言った、「あなたのしもべに先に行くように言いなさい。しもべが先に行ったら、あなたは、しばらくここに立ちとどまってください。神の言葉を知らせましょう」。』(1サムエル記9:26-27)
サウルとしては、ろばが見つかったのなら、もうここには用なしのはずであるが、予見者サムエルのほうが、サウルに用があるというのだ。

私達も、主に何か願い事を叶えて頂いたなら、もう用済み、ではない。
主イエス様の側が、いつでも、私達に用があるのだ。
『あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべきみ光に招き入れて下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである。』(1ペテロ2:9)
主は私達に、いつも、この与えられた特権に相応しく歩みなさい、と言われているのだ。

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