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メッセージ - 公に王となったサウル(1サムエル記10:14-27)

公に王となったサウル(1サムエル記10:14-27)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1サムエル記
執筆 : 
pastor 2015-3-5 2:59

礼拝説教メッセージ音声:公に王となったサウル(1サムエル記10:14-27):右クリックで保存

『サウルのおじが、サウルとそのしもべとに言った、「あなたがたは、どこへ行ったのか」。サウルは言った、「ろばを捜しにいったのですが、どこにもいないので、サムエルのもとに行きました」。サウルのおじは言った、「サムエルが、どんなことを言ったか、どうぞ話してください」。サウルはおじに言った、「ろばが見つかったと、はっきり、わたしたちに言いました」。しかしサムエルが言った王国のことについて、おじには何も告げなかった。』(1サムエル記10:14-16)


サウルはそれまで、父の家畜の面倒を見るだけの者だったのが、いきなり、イスラエル全体の面倒を見る王へと、主が任命されたのだ。
あまりの突拍子無さ故に、サムエルが言った事を、中々言い出せなかったのだろう。
私達にも、そのようなふしが、あるかもしれない。
私達もキリストにあっては、サウルのように、聖霊の油が注がれ、新しい者に造り変えられ、王族の祭司とされ、聖なる国民とされた。
『あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。』(1ペテロ2:9)
この素晴らしい特権が与えられておきながら、その事を家族に黙っていて、相変わらず以前のような生き方をするようなキリスト者がいるとするなら、それは速やかに改めなくてはならない。

主からの「召命」を受け、それが確かに主から出た事であるという「しるし」を受け、「聖霊」も与えられたのであるのなら、いかなる事であっても、主が示して下さった道を歩むべきであり、また、他に対してもそれを明示していくべきである。
いかに主からの召命を「聞かなかった事」にしようとしても、それは隠すことは出来ず、いかに今までどおりの生活を続けようとしたところで、それは維持できなくなり、主の召された通りに歩まなくては、どうにもならなくなってしまうのだ。

サムエルはイスラエル全体を召集して、イスラエルに新しく王が誕生した事を、公然と示した。
『「それゆえ今、あなたがたは、部族にしたがい、また氏族にしたがって、主の前に出なさい」。こうしてサムエルがイスラエルのすべての部族を呼び寄せた時、ベニヤミンの部族が、くじに当った。またベニヤミンの部族をその氏族にしたがって呼び寄せた時、マテリの氏族が、くじに当り、マテリの氏族を人ごとに呼び寄せた時、キシの子サウルが、くじに当った。』(1サムエル記10:19-21)

サウルは王である事の召命を「個人的に」受けてはいたが、今度は「くじ」によって公に、彼が王である事を明らかにされた。
くじで王を選出する、というのは、常識では考えられないかもしれない。しかし当時のイスラエルでは、主の御名の元に投げられる「くじ」は、主の御心そのものを示すものであり(民数記26:55-56、34:13、箴言16:33)、くじの結果は100発100中の、御心を示すものだった。
実際、ヨシュアの時代には、聖絶のものを隠し持っている者を、イスラエル六十万の中からピンポイントで示したし、またこの時も、サウルを多くの群衆の中からピンポイントで示した。
ちなみに、くじが聖書で最後に用いられたのは、12使徒の補欠を補う時であり、その直後、ペンテコステの出来事で聖霊がしもべにもはしためにも注がれるようになったために、もはやくじで決める事はなくなり、主の働き人たちは、聖霊の導きによって主の働きを進めて行くようになって行った。

『しかし人々が彼を捜した時、見つからなかった。そこでまた主に「その人はここにきているのですか」と問うと、主は言われた、「彼は荷物の間に隠れている」。』(1サムエル記10:21-22)
サウルが王である事は、既に何度も主が示した事で、サウルはもはや隠れている場合ではないはずであるが、彼は隠れた。
しかし主は、その彼が隠れている場所さえピンポイントで示した。

主がヨナに、ニネベへ行って預言するよう命じた時、彼はその任務から逃げ、人混みにまぎれて、船の奥底に隠れたが、主はそれを露わにて引き出し、彼に与えた任務を遂行させた。
主が任命したからには、逃げ隠れしても、引きずり出されてしまうのだ。
私達も、王である祭司、聖なる国民という地位を頂いて、召し出して下さった方の御業をのべ伝えるという任務が与えられておきながら、逃げ隠れしたり、聞かなかったふりをしたり、今までどおり生活を続けようとしても、引きずり出されて、その任務へと戻されてしまうのだ。

『人々は走って行って、彼をそこから連れてきた。彼は民の中に立ったが、肩から上は、民のどの人よりも高かった。サムエルはすべての民に言った、「主が選ばれた人をごらんなさい。民のうちに彼のような人はないではありませんか」。民はみな「王万歳」と叫んだ。その時サムエルは王国のならわしを民に語り、それを書にしるして、主の前におさめた。こうしてサムエルはすべての民をそれぞれ家に帰らせた。』(1サムエル記10:23-25)
彼は美しくて背が高く、人受けする外見であったため、人々から、王と認められやすい人だった。
人々は王を望み、そののぞみどおりに王が与えられたというのに、それでも反対者が出た。
『サウルもまたギベアにある彼の家に帰った。そして神にその心を動かされた勇士たちも彼と共に行った。しかし、よこしまな人々は「この男がどうしてわれわれを救うことができよう」と言って、彼を軽んじ、贈り物をしなかった。しかしサウルは黙っていた。』(1サムエル記10:26-27)

神が示され、任命された王である。
それを拒否するような者は、本来許してはならないものだが、サウルはこの時、黙っていた。まだ王として未熟であり、権力を遂行する勇気も自覚も無かったからであろう。
未熟であるが故に、あるいは無知である故に、御胸どおりに行えないのであるなら、主は憐れみ深く、赦して下さり、さらにフォローさえして下さる。
しかし、そのようなフォローを受け続け、主がたしかにその道を守り、祝福しておられる事を沢山体験しておきながら、それでもなお意図的に主の御胸に反し続けるなら、それは許されない事であ。

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