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メッセージ - 霊的優先順位を外したサウル(1サムエル記14:16-23)

霊的優先順位を外したサウル(1サムエル記14:16-23)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1サムエル記
執筆 : 
pastor 2015-3-18 23:50

礼拝説教メッセージ音声:霊的優先順位を外したサウル(1サムエル記14:16-23):右クリックで保存

『ベニヤミンのギベアにいたサウルの番兵たちが見ると、ペリシテびとの群衆はくずれて右往左往していた。』(1サムエル記14:16)

ペリシテの中に、神からの恐れが入り、陣営は大混乱に陥った。そのとっかかりを作ったのは、ヨナタンと道具持ちの二人である。

主は、彼らの信仰に基づいた行動を、大いに用いられたのだ。

 

主は、ご自分の心に適う者、御声に聞き従い、それを、守り行う人を求められる。

サウルはひと度、それに失敗したが、主は、一人の代表者の不信仰によって神の民全体を見捨てる事をせず、その中の一人の信仰者の行動を汲み取ってそれを用い、イスラエル全体に救いをもたらされる。

 

『その時サウルは、共にいる民に言った、「人数を調べて、われわれのうちのだれが出て行ったかを見よ」。人数を調べたところ、ヨナタンとその武器を執る者とがそこにいなかった。サウルはアヒヤに言った、「エポデをここに持ってきなさい」。その時、アヒヤはイスラエルの人々の前でエポデを身に着けていたからである。サウルが祭司に語っている間にも、ペリシテびとの陣営の騒ぎはますます大きくなったので、サウルは祭司に言った、「手を引きなさい」。』(1サムエル記14:17-19)

サウルが、敵の状況が変わったのを見て起こした行動は、実に、霊的優先順位を外したものである点に、私達は着目すべきである。

 

彼が真っ先に求めたのは、「誰がこの事をしたのか?」であり、騒乱している敵を前に、自軍600人の人員点呼を取らせるという行動に出た。

物事が有利に起こった時、あるいは不利になった時、真っ先に「それは誰か」を探る事は、ナンセンスである。

 

サウルは、人を見た。「人を恐れると、わなに陥る、主に信頼する者は安らかである。」(箴言29:25)

この後もサウルは「御心が示されなくなってしまったのは、誰のせいか」を追求し、そうして最大の功労者であるヨナタンの命を、落とそうとしてしまう。

社会や政治の場において、何か危急の事が起きた時、一刻も早く対処するではなく「誰彼追求」をして、かえって物事を悪くしてしまうような人がいるが、私達はそうした「誰彼追求」を、霊的現場において、していないだろうか。それはサウルの、失敗する道である。

 

サウルがそうして人員を調べさせた結果、出て行ったのは、ヨナタンと道具持ちである事が分かった。

それで、彼が次に彼が行った事は、ヨナタンを助けに行くではなく、この機に乗じて奇襲を仕掛けに行くでもなく、祭司にエポデ(主の御心を伺うための道具)を持って来させ、このまま攻めに行くべきか、行かないべきかを伺う事だった。

 

サウルは、祭司がずっと一緒にいた、にもかかわらず、御心を伺う事をしたのは、もしかしたらここが初めてだったのかもしれない。

あるいは、御心を求めても何の答えも無かったか、それとも、答えはあっても、その通り行動していなかったかであろう。

なぜなら、もし御心を伺ってその通り行動していたとしたなら、何も、ヨナタンに先んじられる事なく、サウルはもっと別の有益な結果を残していたであろうから。

 

サウルが御心を求めている間、敵陣の混乱はますます大きくなったので、サウルは祭司に「手を引きなさい」と遮り、戦いの場へと急行した。

さて、サウルがした事を順番に並べると、一番最初は「これは誰のせいか」を求めた事、次に、御心を伺わせた事、しかし、状況が変わったのを見て途中で止めさせ、ようやく戦場へと駆けつけた事だった。

全くもって、優先順位が逆である。

 

ヨナタンには、御心を伺う祭司が、一緒にいただろうか? 彼は祭司なしに自分の信仰だけで出て行った。

彼は、敵が右往左往しているのを見てから戦場へ出て行っただろうか? いや、彼は戦況が圧倒的不利な状態で、敵前へと出て行ったのだ。

彼は、人を求めただろうか。いや、彼には、自分と信仰の行動を共にする人一人さええれば、道具持ちの若者一人で充分だった。

 

ヨナタンは主に伺う以前に、主が何かをして下さるだろう、という信仰と期待だけを握り締めて、行ったのだ。

彼の信仰と期待はそれだけ確信があったが、私達は、信仰に自信が無い時は当然、主に伺うべきである。

しかし、サウルのように、御心を伺っている最中にそれを差し止めたり、御心が与えられるのが「待ちきれず」に行動を起こしてしまうのは、失敗の道である。

 

『こうしてサウルおよび共にいる民は皆、集まって戦いに出た。ペリシテびとはつるぎをもって同志打ちしたので、非常に大きな混乱となった。また先にペリシテびとと共にいて、彼らと共に陣営にきていたヘブルびとたちも、翻ってサウルおよびヨナタンと共にいるイスラエルびとにつくようになった。またエフライムの山地に身を隠していたイスラエルびとたちも皆、ペリシテびとが逃げると聞いて、彼らもまた戦いに出て、それを追撃した。こうして主はその日イスラエルを救われた。』(1サムエル記14:20-23)

結局、この戦いは、ヨナタンの信仰の行いの、一人勝ちであった。

私達も、ヨナタンのように、信仰によって行動するなら、遣わされている仕事場において、戦いの場において、そしてこの日本において、勝利のきっかけの重要パーソンとなれるのだ。

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